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決定版!120軒がひしめく激戦区・池袋に君臨する激ウマラーメン店6選
決定版!120軒がひしめく激戦区・池袋に君臨する激ウマラーメン店6選

決定版!120軒がひしめく激戦区・池袋に君臨する激ウマラーメン店6選

最終更新日 : 2017/08/01

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田中 一明
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日本最大の人口集積地である東京都。その中でも、新宿、渋谷、池袋の3つの地区は、東京都心の機能分散を図るため、今より半世紀以上前(1958年)にいち早く「副都心」に指定され、それ以外の地区とは別格の発展を遂げてきた。

新宿は日本を代表するビジネス街へと成長を遂げ、渋谷は若者の流行の発信源として注目を浴びるなど、3地区はそれぞれ独自の発展を遂げてきたが、中でも池袋は、埼玉方面への玄関口という性格上、都内に勤める人々が、帰路の途中でお手軽に腹を満たすことができる一般大衆向け飲食店の一大集積地となった。

一般大衆向けの飲食店の代表格はラーメン店。そんな歴史的な経緯もあり、池袋は都内の他の地区に先駆けてラーメン激戦区の地位を確立させ、数多くの全国的名店を輩出してきた。

2016年現在、池袋におけるラーメン店の数は120軒余に及ぶが、これは、ラーメンがあまり普及していない県のラーメン店の総数と同程度。1つの地区で県レベルのラーメン店をカバーする、驚異的なラーメン激戦区ぶりだ。

店の数だけではない。同地に拠点を置く店舗は、熾烈な競争に晒されることもあり、総じてクオリティが高い。『東池袋大勝軒』、『BASSOドリルマン』、『瞠』、『屯ちん』、『ラーメン二郎池袋店』など、功成り名を遂げた実力店が所狭しと立ち並ぶサマは、圧巻の一言に尽きる。

今回は、そんな超・激戦区である池袋においても、私が「ここは間違いない!」と太鼓判を押す店を、厳選して紹介させていただきたい。

1.海外でも話題の実力店『麺家三士池袋総本店』が遂に池袋に上陸!

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※[編集部追記]こちらのお店は閉店しました。

オープンは本年6月と、池袋の中では新しい店舗。池袋以外には横浜に拠点を置き、台湾、グアム、シンガポールなど、海外にも積極的に出店している。

『三士』の屋号は、倒幕の志士である西郷隆盛、木戸孝允、大久保利通へのリスペクトを込めたもの。

手掛けるメニューは、「白の三士」「赤の三士」「黒の三士」など。池袋が、豚骨ラーメン初心者も足を運ぶ人口集積地であることを考慮し、豚骨スープには、ビビッドなうま味を含んだタレを加え、食べ手を選ばない分かりやすい味わいを徹底的に志向。

そのスープのみをふんだんに用いた「白の三士」をベースに、ラー油等の香辛料を加えた「赤の三士」、山椒と黒ゴマを加えた「黒の三士」を提供する。

中でも特に、私がおススメしたいのは「黒の三士」。甘辛いタレとスパイシーな山椒とが、口の中でクロスオーバー。コク豊かな豚骨スープも、刺激的な山椒の風味とマッチし、他店にはない味の構築に成功している。

スープに合わせる麺も、スープのクオリティを最大限に引き出す自家製だ。

2.2000年代前半の覇者『俺の空』の2号店。並ぶことなく、あのラーメンが堪能できる!

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2001年6月、高田馬場にオープンした『俺の空』。同店は、2002年末に地上波で放送された全国ラーメンランキング特集で第1位の栄冠に輝き、当時の日本で最も長い行列を作る店、店側が配布する整理券がなければ入店できない店として、一躍脚光を浴びるに至った。

そんな同店が池袋に2号店をオープンさせたのが、今から10年前の2006年。店名変更など、紆余曲折を経て2007年に『俺の空池袋店』として営業を開始し、現在に至る。今では、以前のような行列も落ち着き、特にこちらの『池袋店』は、ほぼ待ち時間なしでメニューにあり付くことができる。

基本メニューは、創業当時から提供され続けている「掛け豚そば」。

具は、刻みタマネギ、青ネギ、ノリのみと、余計な贅肉をそぎ落としたミニマリズムなビジュアルと、スープからほんのりと立ち上る豚の芳香が、同メニューの特徴だ。

うま味を極力抑えながら豚のコクを引き立てる甘辛い醤油ダレも、10数年前に誕生したとは思えないほど新しい。

文化的に成熟し星の数ほどのラーメンが溢れかえる今だからこそ、改めて同店の基本の1杯を堪能し、今一度、原点に立ち戻ってみるのも悪くないだろう。

紹介しているお店はこちら!

3.博多っ子も舌を巻く超本格派豚骨専門店『博多一幸舎』が池袋東口店に爆誕!

決定版!120軒がひしめく激戦区・池袋に君臨する激ウマラーメン店6選

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博多豚骨ラーメン専門店に関しては、『赤のれん』『一風堂』『秀ちゃんラーメン』『一蘭』など、本拠地である博多に本店を構えながら東京に支店を展開し、都内においても、人気店として定着している店舗がいくつか存在する。

御紹介する『一幸舎』も、そんな店舗のひとつ。

2014年12月、世田谷区経堂に都内第1号店を出店。数ある博多のビッグネームの中では、都内進出が最も遅れたが、東京におもねることのない本場仕込みの味が、評判を呼んでいる。

こちらの『池袋東口店』のオープンは2015年8月と、開店してからまだ日は浅いが、大量の豚頭、豚の背骨などを徹底的に炊き上げたスープは、丼が目の前に供された瞬間、豚の芳香が宙を舞う、紛うことなき本物。

隠し味としてカエシに魚介成分を織り込み、動物系オンリーでは実現が困難な奥深い味わいを実現した点も、高評価に値する。

「たかが、チェーン店ではないか」と侮ることなかれ。

数多のラーメンマニアが、こぞって舌を巻く至高の味わいは、間違いなく、激戦区池袋の中でもトップクラスだ。

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4.千葉の頂点に君臨する背脂チャッチャ系の実力店『なりたけ』が池袋で食べられる!

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津田沼、本八幡など、千葉県内に数店舗を擁し、同県を代表する背脂チャッチャ系ラーメンの名門として勇名を馳せてきた『こってりらーめんなりたけ』。

そんな千葉の覇者『なりたけ』が、2010年、県境の江戸川を越え、錦糸町駅前に店を出したときは、都内に住む「セアブラニスト(背脂ラーメンが大好きな人たち)」から、大いに歓迎を受けたものだが、その後、2015年1月に、池袋に都内2号店を出したことを知る者は、必ずしも多くない。

一般的に『なりたけ』と聞いて思い浮かぶテリトリーが、千葉県や同県に近い都内城東地区であることが、池袋店の知名度が高くない理由の一端かも知れないが、いずれにせよ、そのおかげで、他の『なりたけ』のように、行列に並ばずにラーメンを食べることができる。一言で申し上げれば、典型的な穴場店だ。

同店においても、一番人気メニューは「みそらーめん」。

頬が落ちるような圧倒的なうま味を蓄えた味噌の訴求力も健在だが、特筆すべきは、凶暴なまでのスープのしょっぱさ!啜るたびに血圧の上昇がありありと実感できる塩分濃度の高さは、完全に若者向けに特化。他の『なりたけ』とも一線を画する異次元の領域。

トッピングに「バター」をチョイスすれば、バターのまろやかなうま味が背脂の上品な甘みと呼応し、満足度が更にアップする。

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5.『カラシビ味噌らー麺鬼金棒池袋店』は、神田の人気店『鬼金棒』の味を若者向けにアレンジ!

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神田を代表する超人気店『鬼金棒』。

『鬼金棒』と言えば、まだ花山椒の痺れる辛味に馴染みが薄かった日本の激辛ラーメンシーンに、「麻味(舌が痺れる類の辛味)」という概念をもたらした、先駆者的な存在。

今ではすっかり馴染み深い言葉と化した「カラシビ」も、『鬼金棒』の存在がなければ、ここまで日の目を見ることはなかったのかも知れない。

そんな、激辛ラーメン界の英雄が2号店として選んだ場所が、東京屈指のラーメン激戦区である池袋。

看板メニューである「カラシビ味噌らー麺」は、数多くの後発品があふれ返る現在においてもなお、辛味を下支えするスープ、麺のスペックの高さにおいて他を大きく凌駕する。

地域性に応じて、味に調整を加えることも忘れない。

例えば、『池袋店』においては、動物系スープの素材に豚骨のみを用いることで、鶏ガラも併用する『神田店』よりもガツン度が高い、若者向けの味を実現。香辛料のみならずベースのスープにまで行き届いた心づかいが、揺るぎない人気の秘訣だ。

画像は、特に若者からの人気が高い「パクチーカラシビ味噌らー麺」。

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6.東十条の超人気店『麺処ほん田』の一番弟子が辣腕を振るう『麺処篠はら』の1杯を是非!

決定版!120軒がひしめく激戦区・池袋に君臨する激ウマラーメン店6選

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昨年10月にオープンし、瞬く間に人気店に上り詰めた同店の店主は、東十条の実力店『麺処ほん田』の出身。しかも、大宮の人気店『ほん田niji』の店長まで勤め上げた、ラーメンの作り手の経歴としては非の打ちどころのないサラブレッドだ。

数々のオリジナリティ豊かな期間限定麺の創作で名を馳せた『ほん田niji』店長時代の経験を存分に活かし、限定メニューも精力的に提供するが、ここで紹介したいのは、看板メニューである「特製醤油そば」。

動物系スープには、定番である鶏ガラ、豚骨のほか、丸鶏や牛骨まで動員。

魚介スープにも、煮干し、コンブに加え、取扱いに卓越した技量が必要な貝類や鯛など、レギュラーメニューとは思えないほど多種多様な素材が用いられている。

啜ると、スープに含まれるこれらの素材が、入れ代わり立ち代わり顔を出し、食べ手を飽きさせることがない。とりわけ、香りが強い牛と貝を同時に使用しながら、一体性のある味わいを創出できている点には、脱帽するほかない。

修業先とは異なる独自の味で、着実に固定客を獲得している同店。池袋駅からは若干距離があるが、一度は足を運び、淡麗系の「今」を感じ取ってもらいたい。

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※本記事は、2016/08/04に公開されています。メシコレで配信している記事は、グルメブロガーの実体験に基づいたコンテンツです。尚、記事の内容は情報の正確性を保証するものではございませんので、最新の情報は直接店舗にご確認ください。

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