日本一の高さを誇るシンボルタワーの足元にある、古びた居酒屋
東京メトロ半蔵門線の押上駅から歩いて5分程のところにあります。
住宅街の中にあるため、看板が無ければそこが居酒屋さんだとは誰も気が付かないことでしょう。
お店のオープンは1984年の6月なので、今年で創業32年ですね。
焼台からの煙で煤けた看板が、その刻まれた時間を感じさせます。
店内は1階がカウンター8席に6人掛けのテーブル席が1卓。2階にもテーブル席があり、20人ほどが入れます。
焼台に立つご主人はとても気さくな方で、常にカウンターのお客さんに気を遣いつつ冗談を飛ばしております。
初めてのお客さんでも安心して行けるお店です。
まずは馬刺しから
調理はご主人1人でやられていますので、お料理が出て来るのに多少時間がかかる場合があります。
それなので、注文は最初にまとめてするとわりとスムーズに出て来ます。
その最初の注文で絶対に頼むべき一品が、この馬刺し!!
まず、ほとんどのお客さんが頼みます。
厚く切られた馬肉はヒレとロースの二種類。見た目からしてボリュームがあります。
ニンニク醤油も良いですが、ごま油に塩とニンニクもおススメですよ。
「牛にこみ」と「なんこつホイル焼き」は必食!!
この二つも人気のお料理です。
「牛にこみ」は牛のホルモンがメインなのですが、新鮮で下ごしらえが丁寧な為、ホルモンの独特なクセがありません。
また、良くに込まれていますので、とても柔らかいです。
味は薄味なのでスープまで飲み干せます。
また、「なんこつホイル焼き」は時間をかけなんこつを微塵に叩いており、まるで挽肉のようです。
味付けは日本酒と塩と胡椒のみ。
食べる時、レモンを搾っていただきますが、シンプルな中に複雑な味わいがあります。
お醤油を少し垂らしても美味しくいただけますよ。
焼き物は「牛レバたれ焼き」と「鳥ももステーキ」でどうだ。
数ある焼き物メニューの中で必ず注文して欲しいのが、この「牛レバたれ焼き」ですね。
厚切りにされた新鮮な牛レバーを甘味のあるニンニクダレで焼いています。
絶妙な火加減で焼かれた牛レバーは旨味が濃厚で、ついつい食べる者を唸らせます。
また、他のメニューに隠れがちな「鳥ももステーキ」もおススメです。
分厚い鳥もも肉はボリュームもあり、とってもジューシー!!
鶏料理専門店並のクオリティーの高さです。
でも、これで580円は安すぎます。 (※値段は平成28年5月現在)
豊富なドリンク
飲物は、ビール、レモンハイ、日本酒、焼酎、ワイン等が揃います。
ただ、お客さんの多くは、ビールや酎ハイ系を中心に飲んでいるようですね。
いかにも下町らしい”ラムネハイ”というのもありますよ。
仔牛ローストビーフも見逃せない!!
大きな塊肉を備長炭でじっくり焼き上げる「仔牛ローストビーフ」!!
焼き上がった肉をお皿に移すと、思わずお客さんの間から歓声が上がります。
ただし、時間がかかりますので余裕を持って注文しましょう。
このお店は昔からの人気店で平日でも並ぶケースが多々あります。
口開けを狙って行かれても入れないことも多いので、できれば予約をして行かれるのがベストです。