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市民も観光客も必見!札幌のラーメン新時代を拓くおすすめ9軒
市民も観光客も必見!札幌のラーメン新時代を拓くおすすめ9軒

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最終更新日 : 2016/05/12

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山本剛志
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 ラーメンが大きな人気を集める北海道札幌市。「札幌ラーメンって味噌ラーメンでしょ?」とよく聞かれる。もちろん味噌ラーメンの名店も数多いが、味噌に限らない幅広いラーメンの魅力を味わえるのが、札幌の素晴らしさ。

 特にここ数年、新しいスタイルのラーメン店が市内各地に登場している。今回は2013年以降に開店した中から、注目の9店舗を紹介させていただきます。

1.和出汁の味わいがレバパテと共に広まる「雨は、やさしく@白石区」

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 大谷地で創業後、2014年に現在地へ移転。駅から離れた場所だが、札幌市民の支持をしっかりと集めている。「味噌」「醤油」「塩」の三味を基本に、「和えつけ麺」や「生ハムかけそば」といった独特な創作麺や、限定メニューも並べている。

 一番人気の「味噌」。スープは煮干、昆布、椎茸などで取った和出汁をベースにしていて、動物系素材は不使用。澄んだ味わいを邪魔しない程度の味噌味で飽きが来ない丁寧な味。スープの上に鶏の白肝を使った「パテ」が乗っているのが個性的。スープに徐々に溶けだして、味の変化を楽しめるだけでなく、パテをそのまま食べても美味しい。メンマの代わりに、揚げたゴボウと味付けゴボウが乗っていて、食感や油分のアクセントを、麺を啜る間に楽しめる。

 「醤油」も、和出汁の中に醤油ダレの味がじんわりと広がって、いわゆる「札幌ラーメン」の枠には収まらないもの。レバーが苦手な人には、三味の「ぬきそば」も用意している。

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2.名店が名店を越えていく!「麺処 まるはBEYOND@中の島」

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 2013年に中の島で開店。店主の父は「麺処まるは」というラーメン店を開き、札幌に様々なラーメンを伝えてきたが、病気により急逝。息子さんが新たな店で父の味を受け継ぎながら、新たな味にも挑んでいる。

 まず食べてほしいのが「中華そば醤油」。すっきりした見た目の澄んだスープには、奥に自然な旨みが感じられ、後を引きながら雑味がない。京都の人気製麺所「麺屋棣鄂」の中細ストレート麺がスープに馴染みながら、決して麺だけが主張しないようになっている。「中華そば塩」「背脂みそ」も、それぞれにファンを持つ人気メニュー。

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3.厳選した鶏を味わえるランチラーメン!「Q@大通」

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 2014年6月に開店した、北2条沿いの小さい入口から地下に入る店。店内はジャズが流れる大人の空間で。夜は焼鳥をメインにした店になるが、ランチには鶏を使った「清湯」「白湯」の2種類のラーメンを提供している。

 「清湯(醤油)」は、澄んだスープで鶏の旨みがたっぷり感じられる。リズムよく啜れるストレート中太麺は、国産小麦をブレンドしていて力強いが、固いだけでないスープと馴染んでいる。しっとりした鶏チャーシューも抜群。

 「白湯(塩)」は鶏白湯のジャンルに属するスープだが、油脂に頼らない鶏の旨みが感じられ、しつこさはないがを丁寧に引き出しながら、よくある鶏白湯の味で終わらない深みを楽しめる。

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4.澄んだスープの醤油味が2種類「らーめん心繋@南郷7丁目」

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 東京の人気店で修業して2013年に開店したラーメン店。札幌では珍しく、「らーめん」「生姜醤油」「みそ」「濃厚」「つけめん」といったメニュー構成。

 「らーめん」のすっきりしたスープは、煮干の旨みを感じさせつつ、出し過ぎずにじんわりした深い味になっている。シコシコした麺もスープに馴染んでいる。部位を変えた2枚のチャーシューも含め、今の東京の人気店にも通じるスタイリッシュな一杯。

 「生姜醤油」も、同じ澄んだ醤油色のスープ。しかし生姜をしっかり効かせている所に違いがあり、麺をどんどん啜らせる勢いが高まっている。

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5.明るい雰囲気でいただく煮干そば!「中華そば カリフォルニア@菊水」

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 2015年6月に開店したこちらは、菊水の住宅街に佇む白い壁が特徴の明るい店。カフェかパスタ屋のような雰囲気。ご主人は東京の「柴崎亭」で修業して独立。「中華そば」と「煮干そば」、2種類の醤油味を提供している。

 「煮干そば」は、化学調味料を使わずに煮干だけでとったスープが、酸味を活かしながら突出させていない。平ザルで整えられた細ストレート麺は、東京の製麺所から空輸されていて、滑らかな麺が丼の中で美しく映えている。完成度の高い一杯がワンコインで提供されているのも驚きだ。

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6.四川に買い出しに行く本格派担担麺!「175℃~Deno担担麺@大通」

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 東京のラーメン店でラーメンや担担麺を学んだご主人が2013年に独立。ビルの中の狭い通路に行列を作っている。担担麺専門店で、「汁あり」と「汁なし」それぞれに「痺れない」「痺れる」「すごく痺れる」がある。ご主人はしばしば四川まで出向き、仕入れに行っているという入れ込みよう。

 「汁なし担担麺(痺れる)」は、汁なしと言いつつタレもそれなりに入っている。辛さの中には山椒の痺れが舌に積み重なっていく。平打ち麺が生み出す、固すぎずプルプルした啜り心地が独特。札幌駅近くに2号店と3号店も開店し、個性ある担担麺のファンはますます増えている。

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7.久留米ラーメンが札幌で食べられる!「ラーメン 八卦@北区新川」

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 福岡県久留米市の老舗店での勤務経験を活かし、2013年に開店した「八卦」。鶏スープであっさりさせた「醤油・塩」と、「麦味噌ラーメン」も提供しているが、ここで食べてほしいのは「とんこつラーメン」

 白濁しているが豚骨自体の旨みに溢れていて、ドロドロの油っぽさではない。それでも豚油がスープの中に馴染んでいるので、力強いラーメンになっている。麺は久留米ラーメンらしい、中細ストレート麺。

 ラーメンの上には、久留米ラーメン特有の「カリカリ」が乗っている。背脂を揚げているので口に入れればこってり感が加速される。


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店名:ラーメン 八卦
住所:北海道札幌市北区新川3条11丁目10-21
電話番号:090-5732-5350
公式サイト:http://www.8ke.jp/

8.札幌ラーメンを知る男が繰り出す新たな札幌ラーメン!「札幌直伝屋@すすきの」

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 札幌一の繁華街「すすきの」に2015年開店。札幌ラーメンに詳しく、メディアでもコンシェルジュとして活躍する大石氏がオーナーとなり、札幌ラーメンの魅力を伝えたいという思いで開店させた。

 「味噌」は札幌独特の中華鍋で煽ってアツアツに仕上げる調理スタイルを踏襲しつつ、旨みを重ねた「白湯」を丁寧な手順で「清湯」にしたスープを使用。焦がしたネギの香りが漂い、味噌の旨みも存分に感じられる。味噌ダレには道産のジャガイモを隠し味にしているとの事。

 「醤油」も、その香ばしさが楽しめるアツアツのスープ。麺は道産小麦を使いその甘みを楽しめる白い縮れ麺が基本だが、札幌定番の黄色い縮れ麺も、数量限定で選択可能。


紹介しているお店はこちら!
店名:らーめん札幌直伝屋
住所:北海道札幌市中央区南4条西5丁目6-3
電話番号:011-211-1792
店舗Facebook;https://www.facebook.com/jikidennya/
店舗twitter:https://twitter.com/jikidenya_ramen

9.世界最北端の「二郎」を食べよう!「ラーメン二郎 札幌店」

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 札幌市内では2010年くらいから「二郎インスパイア系」が広まってきていたが、札幌駅の徒歩圏内に「ラーメン二郎」が2013年に開店。北海道日高町出身の店主が、「二郎三田本店」での修業後、北海道に二郎の味を伝えたいという事で出店した。

 二郎といえば「小」と「大」のメニュー構成だが、札幌二郎ではその他に「普通」というサイズも用意している。「普通」は「小の半分」よりも小さく、一般的なラーメン店の量だから「普通」らしい。

 写真は「小(ニンニク入り)」。野菜増ししなくてもこのボリューム。豚肉の旨みをたっぷりと湛えた濁りあるスープと、ちゃんと茹でられた自家製麺をたっぷり啜って、分厚い「豚」も食べごたえ満点。「二郎」の魅力をしっかり伝える一杯が、札幌のラーメンシーンにも影響を与えている。


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店名:ラーメン二郎 札幌店
住所:北海道札幌市北区北6条西8丁目8-11

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特集:全国のマニアがガチセレクト!今注目のラーメン屋まとめ
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※本記事は、2016/04/28に公開されています。メシコレで配信している記事は、グルメブロガーの実体験に基づいたコンテンツです。尚、記事の内容は情報の正確性を保証するものではございませんので、最新の情報は直接店舗にご確認ください。

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