うどん県と名乗る香川県、その香川県庁の食堂に潜入してうどんを食べてきました !!!
香川県庁舎東館(旧本館)は、「日本を代表する建築家丹下健三氏の初期の傑作と評され、ファサード(正面からの姿)は日本の伝統である梁を当時の建築技術の限界での細さで表現した1950年代の代表建築の一つとされ、公共建築百選にも選ばれている。」そうです。
建物一階部分の壁画「和敬清寂」は猪熊弦一郎氏によるもの。
猪熊弦一郎氏は、日本のあるべき民主主義は茶の精神であり、茶の精神は和敬清寂にあり、とこの壁画で表している」のだそうです。
食堂は東館から奥に入っていった、21階建ての県内二位の超高層ビル県庁舎本館の2階にあります。
ちなみに、この本館がロケ地になった映画などもあります。
コチラが21階建ての本庁舎2階にある「うどん県庁 本庁食堂」です。
せっかくのうどん県二位の超高層ビルですので、どうせなら見晴らしの良い高層階に食堂があったら良いのになぁ~と思ったら、21階に「喫茶21」という軽食を食べられる喫茶店があるようです。
しかし残念ながらうどんはやって無いようです。
ちなみに、某うどん県副知事がいらっしゃる副知事室は11階にあるようです。
県庁閉庁日の土・日・祝はお休みで、平日のお昼だけ11:00~14:00の3時間のみの営業で、利用するには結構ハードルが高い食堂です ^^;
もちろん、うどん県庁の職員や県庁利用者だけでなく誰でも気軽に利用できますよ。
平成9年にオープンした本庁食堂は、大きなガラス張りで南向きの明るい店内で、席数は266席、1日平均700人のお客さんがこの食堂を利用しているそうです。
コチラのカフェテリアのメニューは常時約70品をラインナップしていて、日替わりのオカズコーナーでは本日の主菜が350円と300円の2種類を用意、副菜も2種類を用意していて、他にもサラダやおにぎり、丼物のコーナーまで色々とあります。
そしてコチラがお目当ての「うどんコーナー」です。
うどんメニューも豊富ですね~ あっ!讃岐の冬の風物詩「しっぽくうどん」もあります!
ちなみに、一月の第一週の限定メニューは、限定100食/日 「年明けうどん(梅干しの赤にエビ、とろろ昆布がのってます)」 小280円・大380円 とうどん県らしいものまで !!!
本庁食堂では、さすがにうどんの自家製麺はやっておられず、高松市内の有名うどん店(製麺所)の 「松下製麺所」 さんから生麺を取り寄せていて、生麺を食堂で茹であげる本格的さぬきうどんが食べられる食堂なんです。
薬味のネギや天かすも自分で好きなだけのせるセルフスタイルです。
おや!「生醤油うどん専用醤油」なるものもあって本格的ですね~
もちろん天ぷらやコロッケのコーナーもあって、セルフで好きなだけとる事が出来ます。
さすがうどん県! セルフでいただく「おでんコーナー」まで備えています !!!
これに熱燗コーナーがあればいう事無いのですが・・・・・・(☆_@;)☆ \(`-´メ)
どうやらアルコール類は置いてないようです。
大きなガラス張りで南向きの明るいホール。
いただいたのはあつあつの「しっぽくうどん」(小)350円 ずいぶんとリーズナブルです。
大根、ニンジン、ゴボウ、サトイモ、鶏肉、焼き豆腐まで入っていて具沢山。
「しっぽくうどん」は、吹く風が冷たくなりはじめる秋口から冬にかけてのうどんの食べ方で、讃岐の秋冬の代表的な郷土料理です。
数種類の季節の野菜などやその土地でとれたものを出汁とともに煮込む方法で、茹でたうどんの上から、煮た野菜の具をかけたものです。
うどんはつるつるもちもちとしてとても美味しい!
根菜類から出る旨味がイリコ風味のお出汁と相まって、ほっこりと身体が温まる一杯です。