明治創業の老舗蕎麦処の京の名物が詰まった養老鍋で、ほっこり温まる。
明治創業の老舗の蕎麦処 河道屋養老は、本家河道屋から暖簾分けを許された蕎麦処。
聖護院の西門前にある京情緒あふれる重厚な建物は、築140年ほどのもので、白川の農家から移築されたそうです。
門をくぐり、お庭を眺めながら、石畳を歩きます。
明かりが灯されたお庭が幻想的で、建物につくまでのアプローチもワクワクしてしまいます。
玄関で靴を脱いで上がります。
事前予約したところ、お庭に面した個室にご案内いただきました。
お部屋もちょうどよい暖かさに温められていて、おもてなしの心が感じられます。
お蕎麦屋さんなので、お蕎麦のメニューもありますが、今の季節、ぜひ召し上がって頂きたいのが養老鍋。
九条ネギや菊菜などの京野菜や、有名店の生麩・湯葉・ひろうすといった京名物、そして地鶏に海老などがたっぷりと入った上品な味わいのお鍋です。
〆は、お蕎麦ときしめんを素材の旨みが凝縮したお出汁で頂きます。
体の芯からぽかぽかと温まりました。
立派な佇まいのお屋敷で、お庭を眺めながらゆっくりお鍋を頂いていると、贅沢な気分になれますね。
京都名物がいっぱい詰まった養老鍋、今の季節、とってもおススメです。