東京の最大観光地の一つである浅草。
近年では、日本人のみならず、外国人観光客にも大人気の観光スポットです。休日は言わずもがなですが、平日でもその賑わいは止まる所を知りません。
観光疲れしてちょっと休みたい。
そうは思っても人でいっぱいでゆっくりできそうにない。
という事ありませんか?ついでに美味しいパンが食べられたらなおHAPPY。
今回はそんな時にピッタリな、小さくてもこだわり満載のカフェをご紹介しましょう。
場所は浅草のお隣、田原町。田原町駅からは1、2分。浅草からでも10分ほどの所にお店はあります。
「FEBRUARY CAFE」。
オープンは2012年6月。冬でも春でもない、春の訪れを感じさせる2月という月にちなんで、春を粛々と待ちわびるように美味しいコーヒーを飲んでもらいたい、という願いを込めてつけられた店名です。
白を基調とした趣ある外装は、もうずいぶん前からあるような風格。小洒落たフランスっぽいカフェではなく、土地柄らしい緩やかさを感じます。早速引き戸をスライドさせて、中に入ってみました。
店内に入ると、倉庫の一角を思わせる、漆喰の内装です。カウンターには大きなエスプレッソマシーンが、置かれていて、コーヒーにもこだわりを持っているのがわかります。
一見、冷たさを感じるような店内ですが、手作り感のある内装が温かさを醸し出していて、ゆっくりと落ち着けそうな雰囲気でした。
お会計は前金制。フードは後から店員さんがテーブルまで運んできてくださいます。レジに掲げられているメニューを見ると、数はさほど多くはありません。
でも、ここのウリはなんといっても、軽食のパンにパン好きが愛してやまない、「ペリカン」のパンを使用している事!!これだけでテンションがあがります。やっぱり最初はシンプルに、とトーストをオーダーしました。
それがこちら。
朝パンセット。飲み物にトーストというシンプルな、11時30分までのセットです。ちなみにもう一つ、チーズが乗せられたチーズトーストもありました。
5枚切りぐらいの厚めのトーストは、やや焼きの浅い色白さん。そこにバターがちょこん、と乗せられていました。トーストの熱で溶けたバターをたっぷりとパンに塗ってパクリ。
おお、やっぱり美味しい♪
トーストはサクッと歯切れよく、ほんのりと甘味があって、そこにバターの塩気と旨味がベストマッチ!単純だけど、何度でも食べたくなる、癖になるようなトーストでした。
こちらは11時30分から販売される、数量限定のランチセット。タマゴサンドと日によって、ニンジンサラダかポテトサラダの2種セット。この日はニンジンサラダでした。
サンドイッチなのに、パンは4枚切りぐらいの分厚さ!大盤振る舞いです。そしてそこに、これまたたっぷりのフィリングが挟まれていて、一個でお腹いっぱいになってしまいそうなぐらいのボリュームです。
トーストと違って、生のペリカンのパンは、その厚さもあって、しっとり&もっちり♪パンの甘味がさらに感じられました。
タマゴサラダはゆで卵をマヨネーズで和えたタイプ。マヨネーズたっぷりですが、意外とクドさを感じませんでした。家庭で食べる、懐かしい味わいのタマゴサンドで、美味しかったです。
一方のニンジンサラダは千切りにした人参とハムをマヨネーズで和えたもの。シャキシャキとした食感ともっちりとしたパンの食感の違いがすごくよかったです。
セットについてくるヨーグルトにはバナナ入り。酸味があまりない食べやすいヨーグルトで、デザートにぴったりでした。
大好きなクロックムッシュもあったので、もちろん実食!こちらは8枚切りのパンを2枚使用。間にべシャメルソース、ハム。上部にはべシャメル、チーズが贅沢に使われていて、王道スタイルのクロックムッシュです。ホワイトソースは牛乳のみで作られているせいか、量の割にはあっさりとしていて、優しい味わいに仕上がっていました。寒い時期に食べると、ホッと和めるようなクロックムッシュでした。
どのメニューもペリカンのパンの特徴をよく生かしていて、美味しく仕上がっていました。フィリングも大事ですが、パン料理はパンが美味しいとまた一段と美味しくなりますよね。
他にもこんなメニューがあるので、まだしばらく通い詰めてしまいそうです。
ゆったりと時が流れる店内で、美味しいパンを食べながら、日々のリフレッシュをしてみてはいかがでしょうか?