喫茶店で立ち飲み、尼崎「スタンディング酒場 SAWA」
なかなかこっち方面は来ないなぁ・・・
JR尼崎駅の北側は、大型商業施設もあって来ることはあるんだけど、南側はこんな雰囲気になっているのか・・・思ったよりも、静かな感じなのね。
今回は、そんな中にある立ち飲み屋に行くぞ。
駅南側のロータリーに出ると、西側に数軒居酒屋が見える。その中にある1軒、
「スタンディング酒場 SAWA」に行こうと思うんだけど・・・
「!」
その場所には、 喫茶店が・・・
「一番搾り」のフラッグがなければ、間違いなく通り過ぎてたぞ。「珈琲館ボン」か・・・ま、「珈琲館ボン」は「珈琲館ボン」で、なかなか大人な雰囲気を醸し出す重厚な面構えで魅力的なんだよね。
実はここ、午前から昼間の時間は「珈琲館ボン」として営業、そして、夕方17時から、「スタンディング酒場SAWA」として営業しているのだ(「珈琲館ボン」は今は少しお休みをしている模様)。
昼夜でお店が変わるスタイルはちょこちょこ見かけるけど、この店いいなぁと思ったのは、外観に劣らず、店内の雰囲気がウッド調で懐かしさも醸し出されているわけ。椅子・テーブルを全部とっぱらって、ちょっとした立ち飲み用の丸テーブルを立てただけで、アイリッシュパブですな。く~渋い。
いや~それにしても、ギャップが面白いな。
レコード、壁にかかるポストカードなどがいちいちお洒落で、パブな雰囲気によく溶け込んでいるんだけど、カウンターには焼酎や梅酒の一升瓶がずらっとならぶ。それに、カウンターの中の棚には、こだわりの日本酒の張り紙もあるんだよね。
そして、何よりもギャップに追い打ちをかけるのが、酒好きにドンピシャな肴メニューだ。それを堪能しないわけにはいかない。
じゃあ、生ビール(350円)をもらって、お造り盛り合わせ(500円)をオーダー。
お造り盛り合わせは、3種盛(300円)もあるんだけど、今回はどーんと5種盛を食べるかな。5種盛で500円とは泣ける。造りは、するめいか、あじ、たこぶつ、まぐろ・・・ん、この炙りは戻りかつおかしら。脂がのって、しっとり美味しいわー
満足な盛り合わせですなぁ~
こりゃ、日本酒いっとかなあかんな。
張り紙に書かれている、福島は榮川酒造の純米酒「榮川(えいせん)」(450円)を。
地元にこだわり、会津産の米を使用している。グラスに注ぐと、うっすら黄色がかっている。酸がしっかり目ながら、嫌味が全くなく後も引かないな。全体的にはふわっと米の香りもして、柔らかい口当たりで美味い。
こういうの頼むタイプやねん。
生湯葉の刺身(300円)を。生湯葉は、ひんやり冷やしてあって、この上にこんもりたっぷり目にとびっこをトッピング。生湯葉は、ホント何もかけずにこのまま食べても、大豆の味が濃くてグー。
とびっこのちょっとした塩味との相性も抜群だ。
あかん、酒が足りん・・・
もう1杯いこ。
「仙禽」でおなじみ栃木のせんきんから、「霧降(きりふり)」 特別純米無濾過生原酒(450円)。
精米歩合が60%であることは公開されているんだけど、余計な前知識にとらわれる事なく、この仕上がった日本酒を味わってほしいという考え方から、原料米や酒度が非公開になっている。
生原酒ならではの甘味やどっしり感はあるんだけど、最初に優しい甘味が来て、後を追うようにいい酸がくるのね。これも、後味よろしく、さわやかな口当たりで締まるお酒だ。
あれ、今度は肴がなくなったな・・・じゃ、もう一品だけ。
最後は、徳島産の煎りぎんなん(250円)を。
しばらく待っていると、「お待たせしました~めっちゃくちゃ熱いので・・・」のあとに、「頑張って食べてください」ときたので、しっかり頑張って食べます!
銀杏好きやわぁ。銀杏って、他の居酒屋でも出すところは結構あるけど、ブランド系の粒の大きいのが出てくると、実は、密かにテンションが上がっている。
とても、居心地がよく安くて美味しいもんが楽しめるいいお店でしたな。
他にどんな肴があるのかなぁと気になった人に、行った日のメニュー画像を参考までにアップしておくね。
その日その日に、何があるかは行ってからのお楽しみ!
気になる人は是非~
営業時間:17:00~23:00 日祝休
紹介しているお店はこちら!
- スタンディング酒場SAWA
- バー JR東海道本線 尼崎駅 徒歩3分
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