池袋といえば、人気のチェーン店がしのぎを削るエリア。駅周辺は馴染みの看板が立ち並びますが、そんな池袋にもしっかりと根付く大衆個人系飲み屋は数多くあります。常連さんを中心に賑わうそれぞれのお店。箱はチェーンほど大きくなくとも、飲兵衛にとっては大事な存在です。
今回はそんな池袋の大衆飲み屋のなかからディープな酒場を4軒チョイスしてご紹介します。この紹介の流れの通りにハシゴすれば、池袋の違った一面が見えてくるかも?
1.池袋を代表する老舗酒場、駅の両側にある「ふくろ」
池袋で大衆酒場を飲み歩かれている人は、一度は飲んだことがあるであろう街のランドマーク的なお店「ふくろ」。
駅の東西両方に店舗があり、西口駅前のお店が本店。朝からやっているお店で、早くから飲みたい人たちの喉を潤しています。本店はメディアに紹介されることも多く大変人気でときには座れないことも。本店の長いカウンターで賑やかに飲むのもよいですが、落ち着いて飲みたいときはサンシャイン側の美久小路店がおすすめです。
古い建物ですが、よく手入れがされていて心地いい。コの字のカウンターに座ってしっぽり飲めば、気分はすっかり昭和の飲兵衛です。
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2.名物角打ちでワンクッション、古き良き酒屋を楽しむ「桝本屋酒店」
池袋は山手線のターミナル駅周辺で一番角打ちの多い街です。6軒近くあるのですが、角打ち初心者の方ならば、まずはここ「桝本屋酒店」をオススメします。
北口からすぐのネオン輝く商店街に、かなり渋い店構えで営業しています。入り口右側が酒屋コーナーで、左側がずずずっと細長いカウンターが続く立ち飲みスペースとなっています。
瓶ビールを飲むひとが多いですが、ここはビヤタンで一杯売りしてくれる日本酒をぜひ飲みましょう。これぞ角打ちといわんばかりの、もっきり一杯を楽しめます。おつまみは乾き物がありますが、ここは食べずにくいっとお酒だけを楽しむ人のほうが多いです。
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- 桝本屋酒店
- 居酒屋 東京メトロ丸ノ内線 池袋駅 12番口 徒歩1分
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3.この街で豚もつを食べるといえば、例えばここ「男体山」
ビックカメラのすぐ隣りにありながら、酒場好きでもなければ気付くことなく通りすぎてしまうようなお店。でも、ここのもつ焼きはとっても美味しいです。
一階は常連さんが楽しむお一人様用のカウンター。目の前でつぎつぎ焼かれていくもつ焼きを眺めながら、大将と世間話をして飲むのもまたよいもの。人数が多かったり、落ち着いて飲みたければ二階席へ。
典型的な大衆酒場の二階といった構造で、小上がりとカウンターとテーブル席がコンパクトにまとめられています。盛り合わせの串を頼んで、あとはサッポロラガーやキンミヤベースのホッピーを飲んでおけば満足間違いなし。
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4.独特な煮込みが美味しい!駅前に構える馴染みのもつ焼き酒場「三福」
もつ焼屋ですが、刺身も置いているなんでもあるよ!なお店。鉄串で焼かれるもつ焼きはもちろん美味しいのですが、ここでぜひ食べて欲しいのはもつ煮込みです。透き通った塩煮込みで、丁寧にアクをとっているまるですまし汁のような見た目。味ももつ肉独特のクセは少なく、非常にあっさりしている印象です。豆腐のみを頼むこともでき、こちらは湯豆腐感覚で楽しめます。
お店の方の雰囲気は近すぎず遠すぎずの距離感がちょうどいい。早い時間からやっているので明るいときに軽く千円ちょっとで飲もうかなーという方はぜひこのお店を思い出してください。
特別、超すごい!というわけではないのですが、大衆酒場ってこれくらいが一番通いたくなるものだと思います。