池袋には歴史のあるシブい居酒屋がいくつもあります。特に戦後の闇市から始まった飲み屋横丁はディープな魅力満載。今回は池袋に残された横丁「美久仁小路」の名店「ずぼら」をご紹介します。
池袋駅からサンシャイン60通りを進み、途中で右に行くと、美久仁小路という小さな横丁があります。戦後の闇市から始まった飲み屋横丁は、次々と廃止され、あと2つを残すのみ。その一つですね。
ずぼらは美久仁小路にある一番古い居酒屋です。 夜の営業がはじまる17時には、9席しかないカウンターはすぐに満席になります。
2階3階もありますが、ぜひ1階のカウンターを体験してみてください。これほど居心地のいいカウンターは他にはないと思いますよ。
ずぼらといえば、魚がうまい。「あん肝」はとにかく絶品。美しい「まぐろ刺」や「かつをたたき」、「生がき」なんかも高級居酒屋並みの品質です。
誰もが注文する「串カツ」もおすすめ。それから僕が大好きな「煮込み」。この味は他にはないですね。癒される味わいです。
横丁も年々減って今や絶滅の危機に瀕しています。美久仁小路は昔の大ヒット曲にも登場する有名な横丁。人生横丁も出てくるのですが、こちらはもう取り壊されています。
というわけで、池袋で飲むことがあったら、一度は美久仁小路に行ってみてください。横丁は各地にありますが、もうずいぶんと数が少なくなっています。なくなる前に行かないときっと後悔しますよ。