皆さんがランチに出せる金額の上限ってどれくらいでしょうか?
ウチならやっぱり、1,000円ですか……それを超えると「うっ!」と呻きながら、ちょっと贅沢して良いのか30秒くらい頭の中で会議が始まってしまいます。
と、そんなことを言いつつ、今回ご紹介したいのは1,100円の天丼ランチ。
どうしても紹介したいのは100円分の愛がそこにはあるからなんです。
朝採れ野菜たっぷりの天丼が美味い!
こちらの海老天丼は新鮮な海老はもちろん美味しいのですが、むしろ注目して欲しいのは、それ以外の具材。
能勢の農家から仕入れた朝採れの野菜を、注文が入ってから目の前で一つ一つ丁寧に揚げてくださいます。
しかも、その野菜はその季節折々のものをきちんと選んでいるので、例えば春だと筍や菜の花が入っていたり、秋になるとお芋が入ったりします。
衣は全体的に薄め、タレは甘めですが天ぷらそのものの味を邪魔しないようにこちらも控えめにかけられているんですが、丼を提供するときに「タレが少なかったら言ってくださいね」とご主人が声かけしてくださったり、その辺りの気遣いも本当に素敵です。
あ、男性向けには「ご飯大盛り」もサービスでやってくださいます。
クオリティの高い小鉢に愛を感じます
実はこちらのランチタイムの天丼には、天ぷらを揚げている間にサラダと小鉢が提供されます。
これが……ものすごくクオリティが高いんです。
サラダは自家製のタマネギドレッシングがかけられているんですが、甘味と酸味のバランスのよいドレッシングで、食べやすいもの。個人的には、このドレッシングを販売して欲しいくらい。
そして、小鉢は3皿。こちらも行くたびに違ったものを提供して頂けるので、今日は何がでるんだろ? と楽しみになってしまいます。
この日は右側の酒粕豆腐が絶品でした。
言ってしまえば一口の料理なんですが、北新地にお店を出している店主の矜持の現れと言いますか、一品一品を大事に調理されていることが分かります。
ランチの「お得」は人それぞれですが、ランチタイムの「料理」を大事にするお店は愛を感じます。そんなお店は、夜に行ってもきっと素敵な時間を過ごせるはず。
食後にはこれまた自家製のシャーベットがお口直しにと提供されるのですが、こんな所も素敵なところ。
今回は海老天丼を紹介させていただきましたが、実は穴子天丼、かき揚げ丼も人気です。
特に穴子天丼は卵の黄身の天ぷらが真ん中にのっていて、それを崩しながらホクホクの穴子天ぷらに絡めて食べると……もうたまりません。
カウンター9席のみの小さなお店ですが、ちょっと贅沢しに一度は訪れて欲しいお店です。
紹介しているお店はこちら!
店名:天ぷら 旬楽庵 おばた
住所:大阪府大阪市北区曽根崎新地1-8-14
電話番号:06-6343-1038
営業時間:11:30~14:00(L.O.13:30) 17:30~23:00(L.O.21:00)
定休日:日曜 祝日
アクセス:JR東西線 北新地駅 徒歩3分 地下鉄四つ橋線 西梅田駅 徒歩5分