3列横隊で激混み必死な人気立ち飲み店、四条大宮「庶民」
大衆居酒屋や立ち呑みってのは、安くて、自分の食べたいもの飲みたいものだけ頼んで、さっと帰ることができる・・・ホント、それこそ庶民の味方なわけで。
そうした庶民に、喜んでもらいたいということから、店名が「庶民」になっているという興味津々な店に行ってみる。
京都、四条大宮の交差点南東にある立ち呑み「庶民」。
うわっ!猛烈に人が入っているじゃないか。
入口扉かつかつまで客が入っていて、ひょっとすると何かの勢いで、外に人が溢れ出るんじゃないかと思うくらい(笑)
どうだろう10数人立てるくらいの、奥へと続く直線カウンター。
カウンターを背にした壁側にも、少しカウンターがあるんだけど、メインカウンター側に1列、壁側に1列、そして、その間にさらに1列という3列横隊の迎撃態勢だ。
人気の理由はすぐに分かる。注文した生ビール中はなんと250円!
ご丁寧に括弧書きで「(一番搾り)」。発泡酒ちゃいまっせ。「(ラガー)」だと300円らしい。
追加で頼んだおひたし(150円)に茄子揚げ煮(150円)。
これまたよー味がしゅんで美味い。おひたしは少し味がしっかり目なんだけど、これが酒飲みにグー。また、茄子が美味いんだよなあ~
一品のお安さだけでいうと、この単価は他でもあるといえばあるんだけど、ちゃーんと手間隙かけた料理を、惜しげもなく盛り付けてくれるところはなかなかないよん。
そして、出てきた造り3種盛り(500円)。本まぐろ、あおりいか、〆さばですな。
これ・・・厚みがすごいな、ブロックじゃん。3人で行ったんだけど、3人前でなく盛り合わせなので、これ1人で行ってたらこれだけで満足だぜ。
揚げウインナー(150円)。熱っつ!表面のカリッと香ばしいところがグ~
ちょっと、ご飯ものもということで、鉄火(400円)。
やっぱり、まぐろがしっとり美味い。
牛すじ煮込み(300円)は、他の店とちょっと違う。
もっと、どて煮な感じなものが出てくるかと思ったんだけど、汁気がほとんどない。一瞬、コンビーフを想起させるけど、し~っかり甘辛く煮込んだ一品だ。ネギとの相性がよく、ついつい箸が伸びる。
造りは単品でも注文できて、こちら、例えばサーモン(250円)。その日の仕入れによって内容は違うと思うけど、この日は本まぐろ(400円)が上限で、赤貝や鯛が350円、かんぱちやサーモンは250円というどれをとってもいずれも破格値。
そしてとにかくこの超極厚でカットしないと気が済まないようだ。お!このサーモン、臭みもなく味が濃くて美味い。
せっかく京都に来たんだし、地元の酒でも飲むか。
伏見の酒、山本本家から「神聖」(300円)を。300円で入れすぎじゃあないですかぁ。有難いの一言につきますな。お~甘ったるすぎることはないけど、濃醇ですなぁ。
ちなみに、焼酎がソフトドリンクと同じ200円というのが凄すぎて泣ける。
なるほど、リピーター率が高いわけだ。偽りなしの庶民の味方「庶民」ですな。
気になる人は是非。
紹介しているお店はこちら!
店名:庶民
住所:京都府京都市下京区四条大宮町
営業時間:11:00~23:00(L.O.22:45)
定休日:水曜日