新宿で飲むといえばどんなお店を選びますか?たぶん、有名で大きいお店という方が多いのではないでしょうか。大勢で飲みに行くならば、たしかにそうなると想います。ですが新宿で一番楽しいのは実は路地裏です。
今回はそんな新宿の細い路地に面したお店のみにスポットライトをあて、どきどき探検へと出かけましょう!
ディープな場所、こんな場所にこんな銘店が!?「ぶんご商店」
一軒目、新宿区役所の裏通り、怪しいネオンがギラギラと輝く道を歩いて行き、さらにそこから細い路地にはいったところにあるお店「ぶんご商店」です。
新宿で飲み歩いている人も、ここは結構気がつかない。なにせ、落ち着いて飲めるようなお店は本当になさそうな場所だから。
でも、ここの魚料理は最高に美味。盛り合わせで880円と驚くほどリーズナブル。キャッチフレーズはノーチャージ・ノーサービス。席料・お通しは一切なく、ドリンクは500円均一、さらに魚を中心とした一品料理は300円程度とかなりリーズナブル。ゆったりとした時間が流れていて、営業は朝まで。飲食店で働く人たちの憩いの場としても人気。
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ここは上海なのか、飛び交う中国語と美味しい料理「上海小吃」
区役所通りと花道通りが交差する風鈴会館前、そこから薄暗い道幅1mの路地に入って行くと、そこは映画のセットのような空間。新宿を楽しむ上級者向けの飲食店がぽつりぽつりと数坪で営業していますが、その中でひときわ輝くお店が、上海小吃です。
雰囲気は完全に上海。ほろ酔いの思考回路では、ここは完全に海外と錯覚するはず。飛び交う中国語、たどたどしい日本語で話すママ。でも、このお店はとっても美味しいです。料理は種類豊富で何から食べていいかわからないですが、リーズナブルなオススメメニューを頼んで、あとは適当に飲めば完璧な中華飲みの完成です。35歳以下のグループという条件を満たせばアルコールを持ち込むことも可能!素晴らしい。
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焼きそばおつまみ、明るいうちから瓶ビールが美味しい「若月」
中華つながりで、思い出横丁でおもしろい「焼きそば飲み」をご紹介します。西口の駅近くにある戦後の闇市の名残ある空間。細い路地にびっしりとお店が並んでいますが、その中央付近にあるのがここ「若月」。
お昼から通しで営業していて、明るい時間から中華飲みを楽しむ常連さんが多いお店です。中華店なのでラーメンや餃子などの定番もありますが、ここの名物は焼きそば!極太で独特な味つけの焼きそばは癖なります。これをおつまみにサッポロラガーをごくごくと飲めば、なんだか新宿の主に近づいた気分になりそう。
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- 中華若月
- ラーメン屋 JR 新宿駅 西口 徒歩2分
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名物カシラ味噌をつまみに"こじんまり"を楽しむもつやき店「野方屋」
思い出横丁はその多くがもつ焼屋です。戦後の闇市を起源とする横丁なので、東京の復興とともに食べられてきたもつ焼のお店が今も残ります。新旧さまざまなお店がありますが、入りやすさと雰囲気の良さならば、ここ「野方屋」がバランス的におすすめ。もともとは西武新宿線の野方駅前にあるやきとんの秋元屋で修行した人がはじめたお店で、その新宿店が数年前にできました。お店としては新しいのですが、雰囲気は抜群。
名物のカシラの味噌タレ焼きがおすすめで、これを片手にごくごくとバイスやホッピーを楽しみましょう。サクっと飲んで二千円ちょっと。建物自体がかなり歴史があることもあり、夏場は暑いのですが、この界隈の雰囲気を楽しむならばぜひ。