絶滅危惧種となり、高騰するうなぎ。毎年のように、うなぎやさんのメニューをみて、また上がったかと、ため息をつくことが多くなりました。うな重ともなれば、3千円くらい出さないと、質の良いうなぎが食べられないご時世になってしまいました。
このように、うなぎ好きには、なかなか厳しい状況ですが、暑い季節でへばってくると、どうしてもうなぎを食べたくなるもので。
今回は、そんな逆風の中、なんとか千円台でもうなぎを食べられる、ありがたいうなぎやさんをご紹介します。
安いからと言って、安かろう悪かろうではなくて、とりあげたお店は、銀座の老舗店で、ちゃんとしたうなぎを提供してくれるお店ばかりです。
路地裏にたたずむ『鰻ひら井』
ビルとビルの間の狭い路地の奥にある、うなぎやさん。なんとなく、隠れ家っぽい感じのお店です。
秋口には天然うなぎも出して頂ける本格的なうなぎやさんです。
お値打ち価格のうなぎは、平日ランチ限定で提供してくれるうな丼。半身のうなぎですが、身は比較的厚みがあるうなぎを頂けます。安いからと言って手を抜かず、時間をかけてふっくらと蒸し上げ、焼いてくれる通好みのお店です。
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香ばしい関西風蒲焼き『ひょうたん屋6丁目店』
銀座に「ひょうたん屋」さんが2軒ありますが、千円台で食べられるうな丼があるのは6丁目店。
どちらのひょうたん屋さんもそうですが、関西風で蒸さずに焼くタイプ。
蒸してから焼くうなぎに慣れたものにとっては、この関西風がとても新鮮で、焦げのにおいと香ばしさにやられて、ファンになる方も多いようです(私もそのひとり)。
そして、このうな丼は、個数限定のため、ランチタイムの後半になると売れ切れ必至。なかなか競争相手の多い、メニューです。半身で少し物足りなさは感じますが、香ばしい蒲焼は十二分に味わえます。
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ちょっとおまけでご紹介『ひょうたん屋1丁目店』
ついでに、1丁目店。
どうしておまけなのかと言うと、ついに一番お手頃なうな重が、二千円を突破してしまったようです。昔の移転する前は、うな重が千円くらいだったので、倍近くの値段になってしまったことになります。
ここも6丁目店と同じく、関西風の焼き方の蒲焼で、とってもおいしく、おすすめできます。
また、一丁目の場合は、うな重といっしょに、肝焼きをトッピングできるのが楽しみのひとつ。
うな重の横に、肝焼きを入れてもらって、これでビールでもあれば、もう最高のごちそうです。
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国産うなぎにこだわりのある『登亭』
銀座の中心部の近くに、お店を構える登亭。
店舗の統廃合をしながらも、なんとか持ちこたえてくれてます。
うれしい千円台のうな丼も、まだまだ健在。国産のうなぎにこだわりをもつ老舗のうなぎやさんです。
なんとも、応援したくなる気持ちになります。
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東銀座には『登三松』
東銀座には、登三松があります。ここも、登亭の系列店です。
「なんとサービス定食がちょうど1000円!」と言ってたのが2年前。さすがに時の流れにながされて、2015年現在は、1350円だそうな。
それでも、写真の、うな重と小鉢がついた定食ランチが、このお値段なら、ありがたい限りです。
うなぎ好きを喜ばしてくれるお店のサービスに、敬服です。
※その他、銀座のうなぎが食べられるお店一覧は、銀座でランチ♪へ
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