4月も中旬だというのに、雪が降ったり、と有り得ない異常気象。通常ならそろそろ冷たいものが欲しくなる季節なのに、温かいものが恋しくなってしまいます。
こんな時はホットサンド!
でも、定番ものじゃなくて、ちょっと変わったものが食べたい。
今回はそんな時にピッタリな、贅沢だけど、他ではあまり見かけないホットサンドイッチが食べられるお店をご紹介しましょう。期間限定の復活なので、お見逃しなく!
場所は東京、赤坂。2010年にリニューアルオープンしたザ・キャピトル東急ホテル内にお店があります。
「オールデイダイニング ORIGAMI」。
いくつかあるホテル内のレストランの中で、一番カジュアルで使い勝手のいいお店です。でもそこはホテル。カジュアルと言う位置付けでもしっかりと落ち着いた雰囲気で、サービスも抜かりなく、セレブ気分が味わえます。
スマートに案内された席に座ると、サッとメニューをくださいます。お目当ては勿論、「リバイバルメニュー」のホットサンド。でも他のメニューもどれも美味しそう!
心揺らぎそうでしたが、気が変わる前にさっさとオーダーしてしまいました。
セットのサラダを食べ終えて、しばらくして登場したのがこちら。
ゴーゴーサンドイッチ。
パッと見、普通のハムとチーズが挟まれたホットサンド。でも、内容が違います。サンドイッチ用の物よりも少し厚目の食パンに挟まれているのは、ハム、千切りのレタス、薄切りの玉ねぎ、そしてブルーチーズ。こういったタイプのホットサンドに、ブルーチーズを使うのはとっても珍しいですよね!
断面からも分かるように、チーズがたっぷりとろけていて、絶対美味しいに決まっています。
熱いうちにカットして一口食べてみると、青カビ系独特の香りと風味がお口の中に広がって、鼻腔を抜けていきます。青カビのピリッとした刺激もあって、これは青カビLoverにはたまりません!
青カビ系のチーズは他のチーズと比べてやや塩分が高めでしょっぱさを感じますが、一緒には挟まれたレタスと玉ねぎの水分が、丁度いい具合に調和してくれていました。お野菜がキャベツではなく、レタスだというのは、食感や食べやすさ、そしてお味的にもきちんと計算されたものなんだなあ、と感心しました。
恐らくフライパンで焼いたのであろうパンの表面もカリッとしていて、外と中の食感のアンバランスさがまたすごく良かったです。
今でこそブルーチーズはしっかり市民権を得たチーズですが、このお料理が提供され始めた頃にはまだあまりメジャーでないものだったでしょうし、今のようにチーズに慣れ親しんでいる方も少なかったでしょう。そんな中で登場したこのメニューは、最先端的なものでなかったでしょうか。
旧キャピトル東急時代にとても人気の高かったというこのゴーゴーサンドイッチ。なぜ、「ゴーゴーサンドイッチ」というのかは聞きそびれてしまいましたが、その謎を解明しがてらまた、他のリバイバルメニューを食べに行ってみようと思います。
旧時代を知る方も、初めての方も、チーズ好きなら大満足できる一品。5月31日までのランチのみの提供なので、気になる方はお早めにどうそ♪
新年度で毎日忙しくしている自分に、ちょっぴりご褒美として、今日のランチにいかがでしょうか?