春です。
年度末、そして控えるは新年度。この時期は各方面で毎日目が回るほど忙しい事でしょう。
気が付けば食事の時間はとうに過ぎている・・。
なんていうのは至って普通。だからと言って、食事抜きは体が持たないし、倒れている場合ではありません。
手早く。
しっかり。
でも、美味しいものが食べたい!!
今回はそんな時に重宝する、ガッツリ系のサンドイッチのお店をご紹介しましょう。
「グリル 梵」。
お店は銀座7丁目、昭和通りと演舞場通りが交差するところにあります。こちらはビーフヒレカツサンドイッチの専門店。本店は大阪の新世界にある洋食店で、サンドイッチ専門店としては堂島にもお店があります。かの地でも、ビーフヒレカツサンドイッチと言えば、必ず名前があがる名店です。
その名店が、2008年に銀座に出店。オープン当初からすでに評判は高かったですが、ビーフのヒレカツサンドイッチにあまり馴染みのない関東人からも絶大な支持を受けて、ここでも大人気店の仲間入りを果たしました。
とはいえ、お店はそうは思えないような、こじんまりとした店構えです。ガラス越しから店内を覗くと、カウンター席しかありません。まるでラーメン屋さんの様ですが、中に入ってみましょう。
6席程しかないカウンターに座ると、テーブルに置かれたこのメニュー表が目に入ります。見れば、「極上ビーフヘレカツサンド」一本のみ。ハーフか、一人前の選択肢しかありません。自信があるが故の潔さからでしょう。気持ちがいいぐらいです。お店の方もハーフか一人前かしか聞きません。私はもちろんハーフをお願いしました。
最初に供されたのは、ランチの時間でしたので、セットについていたこのサラダ。水菜やトレビス、レタス、ニンジン等が食べやすいサイズに切られていて、マイクロトマトがトッピングされていました。ゴマだれベースのドレッシングですが、その割にさっぱりとしていて美味しかったです。
そして、これを食べ終わった頃にメインのカツサンドイッチが登場!
それがこちら。もう、ビジュアル的にイケてます。食べなくても「絶対美味しいに決まってる!」と分かってしまうぐらいのお姿です。期待に胸を膨らませながら、出来立ての美味しいうちにいただきます。
手に持つと、カツの温かさが極薄のトーストされたパンを通して伝わってきます。カツはこの様に中がレア気味。絶妙な揚げ具合です。
食べてみると、トーストされたパンの、ややカリッとした食感の後に、申し訳程度についているカツの衣のサクッした食感がダブルでやって来て、小気味良さがありました。
主役のお肉は、ヒレというのももちろんですが、その火の通し方のおかげでとっても柔らか♪歯でスっと噛み切れてしまうので、食べる時のストレスが全く感じられません。
味付けはソースのみ。やや甘口のフルーティーな味わいな中に、ピリッとほのかなスパイス感が潜んでいて、このカツの美味しさを最大限に引き立たせていました。添えられたマスタードを付けてみると、またガラッと変わって、より大人な味わいになって美味しかったです。
ビーフカツサンド一本勝負。それは伊達じゃない!!
パン、カツ、ソース。たった3つの食材ですが、そのバランスが見事で、稀にみる素晴らしいビーフカツサンドイッチでした。
イートインはもちろんですが、こちらのサンドイッチは、この様なパックに入れてのテイクアウトもできます。事前に電話をしておけば、待たずにピックアップできますし、大量注文も可能です。出来立てもいいですが、パン、カツ、ソースがしっとりと馴染んだものも、それはそれで、きっと美味しいに違いないですよ!
お仕事中のササッとご飯にはもちろんの事、観劇弁当として、あるいはこれからのお花見弁当として、こちらの絶品ビーフカツサンドイッチを利用してみてはいかがでしょうか?