少しずつ春を実感できる今日この頃。寒い日も勿論ありますが、晴れた日には日射しの温もりも感じられる様になりました。それは嬉しいけど、一方で花粉が飛散。悩ましいですね。

気分転換にランチにお出掛けしたいけど、この季節の花粉がツライのよね・・・。

かといって、妥協はしたくない！

今回はそんなワガママに応えてくれる、サンドイッチの美味しいお店をご紹介しましょう。

お店は有楽町のビル街にある、新有楽町ビル地下一階奥にあります。 有楽町駅と地下で繋がっているのでお外に出なくていいので気楽に行けます。

「はまの屋パーラー」。

昭和レトロ感漂う、昔ながらの喫茶店です。どこにでもある普通の喫茶店にしか見えませんが、サンドイッチのお店としては超有名な人気店です。パン通の方なら一度は聞いたことがあるでしょう。

何で今更？

でも、パン通の方以外にも知って頂きたい一件です。ちょっぴり入りづらい感じはあるのですが、気後れせずに中に入りましょう。

店内はこんな感じで、ザ・昭和な雰囲気。まるでタイムスリップしたかの様です。年配の方には懐かしさを覚えるかもしれません。お店はお歳を召した女性の方がフロアのサービスを、キッチンは若い男性二人が切り盛りしていました。

実はこちらのお店、一度惜しまれつつ閉店を迎えました。が、その後、熱い要望によって、若い方がそのレシピなどを受け継いで復活。現在に至ります。

そんな長年ファンが多いこちらのお店のイチオシは、なんといっても「タマゴサンド」。関西風のオムレツを挟んだタマゴサンドです。早速頼んで運ばれて来たサンドイッチがタイトル写真。美味しそうでしょう？

パンは追加料金を払うとトーストしてくれます。手に持つと、トーストしたパンから出来立てのオムレツの暖かさが伝わってきます。溢れ落ちそうなのですぐに口に入れてみると、トーストしてカリッとしたパンの食感と、ふんわりと柔らかなオムレツの食感の妙がすごくよくて、その美味しさに思わず笑みが溢れてしまいました。

残念ながら、私は先代のタマゴサンドを食べたことはありませんが、立派に美味しいタマゴサンドでした。きっと先代の味を知っている方でも、十分満足して頂けると思いますよ♪

別の日に食べたこちらは、先代の時にはなかったと言う「パリジャントースト」。程よい厚さの角食パンに、ホワイトソース、ベーコン、チーズを乗せて焼き上げて、仕上げにパセリを散らしたものです。サンドイッチ用のパンよりも厚みがあるので、パンはふんわり。お味はパスタのカルボナーラに似ていました。なぜ「パリジャン」というのかは不明ですが、ピザトーストよりも優しげな味わいで美味しかったです。

受け継いだものを守りつつも、一方で新しい事にもチャレンジしていくのは若さならでは。今後またどんなメニューが登場してくるのか楽しみに見守っていきたいと思います。

因みに入口に掲げられているメニュー表。タマゴサンド以外のサンドイッチももちろんですが、ホットケーキにも心惹かれます。全制覇目指して通い詰めてしまいそうですね。

長年愛されて来たこちらのサンドイッチ。そのワケの答えを見つけに、今日のランチにお出かけしてみてはいかがでしょうか？