麻布十番のクラッシクフレンチ レストラン レ・シュー
麻布十番でフレンチを食すと聞けば、とてもスパイシー派には縁がなさそうです。しかし、私自身お気に入りのレストランがあるのです。しかも、それは創業37年になり、現地で学んだ正統派のフレンチを提供する店だと聞けば、尚更興味が湧きませんか?
オードブルは必ず、「鴨のテリーヌ グリーンペッパー風味」を選びます。グリーンペッパーとは、未熟な生の胡椒です。お馴染みのブラックペッパーは熟成する前に乾燥させたもの、ホワイトペッパーは完熟してから乾燥させたものになります。
上写真のテリーヌの上部中央の緑色の丸いものが、グリーンペッパーです。乾燥させていないため、柔らかさが残った食感があり、香りは弱いものの、辛味は強いと言われます。グリーンペッパーは、タイ料理のグリーンカレーにも必須のスパイスと聞けば、刺激的な味が想像できると思います。
メインもいつも「牛フィレ肉のステーキ グリーンペッパーソース」を選びます。上写真のようにステーキの上にはたっぷりのグリーンペッパーです。あまりフレンチレストランの雰囲気には合いませんが、いつか「辛くできますか?」と聞いて、グリーンペッパーを増量してもらいたいです。
ミディアムレアでお願いした牛フィレステーキを、デミグラスベースのソースとともにいただけば、グリーンペッパーの壮快で軽やかな辛味が、プチプチと口の中で弾けます。スパイスの楽しみ方の視野を広げてくれる素晴らしい料理だと思います。この料理が伝統的なフレンチに基づいているとすると、西洋料理の奥深さをも実感することが出来ます。
紹介しているお店はこちら!
- レ・シュー
- フランス料理 地下鉄南北線 麻布十番駅 4番出口 徒歩3分
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