串揚げ専門店 串竹（くしたけ）

恵比寿駅西口から徒歩1分の一等地にあるこちらの「串竹」は創業35年目の串揚げ屋さん。

串は、素材の下ごしらえから串の打ち方、揚げ方まで、大将の人柄がにじみ出ていてとても丁寧。素材をそのまま揚げているものはほとんどなく、どの串もちょっと一手間加えてあってハズレなしです。

串は例によってストップするまで出てくるスタイル。ストップしなかったら季節の食材なども織り交ぜて約25～30本で一周します。苦手なもの、食べたいものがあれば親切なおかみさんに相談してみてください。

ちなみに串竹でのボク的なマストは最後に食べるおにぎりです。

さいき

こちらは昭和23年創業なのでもう60年オーバーの老舗ですね。

さいきはいわゆる飲み屋さんです。「和食処」というとちょっと違うし、「居酒屋」というくくり方も何かしっくりこないし。昭和な言い方だと「酒処」とかになるんでしょうか。

さいきでは、飲み物をオーダーするとお通しが3品自動的に出てきます。お通し1,300円なり。だいたい２種盛りのお刺身と小鉢とちょっとした焼き物などが出てくるカンジですが、がっつり腹減りじゃなければもうこれだけでお酒が3杯は飲める量。

ボク的なマストはジューシーなだし巻き、揚げるスタイルの海老真丈（しんじょう）に厚揚げ、タテに真っぷたつに切って出される串かつ。

ちなみにこちらのお店、某有名孤独なグルメ番組で紹介されて以来、連日満員御礼な状態。事前に電話してから行ったほうがいいと思います。狙い目は平日の6時までの時間帯。天気がよければ、軒先に腰掛けた大将が「おかえりなさい」と出迎えてくれますよ。

縄のれん

2014年にきれいなビルに建て替えたので、以前のようないい感じに年輪を重ねた外観は残念ながらもうありませんが、西口ロータリー前（現コインパーキング）のあたりで8年、その後現在の場所に移って30数年と、アラフォークラスの老舗です。

こちらはハイボールを飲みながら焼きホルモンをいただく立ち飲み屋さん。おいしい串もいろいろありますが、ボク的なマストはもつ煮込み、焼きのハラミとレバー、そしてネギの一本焼き。

初めて行くと、ベテランなお客さんで通勤電車バリに混み混みな店内や大将ファミリーのみなさんの一見ぶっきらぼうな雰囲気に圧倒されるかもしれませんが、これも縄のれん名物。実際は話すととても気さくなみなさんなので臆することなくどうぞ。

やきとり かおる

かおるは恵比寿神社からすぐの赤ちょうちんのやきとり屋さん。安くて気軽に飲めるお店です。例えば恵比寿にありながら家から風呂あがりにぷらっとジャージで飲みに行けそうな。どのくらいの気軽さかはこの写真を見てもらえばわかるでしょうか。オーダーはこの卓上のメモ用紙に書いて手渡すシステムです。

料理はやきとりを中心に酒の肴がひととおり。やきとりにプラスしてオーダーしたいボク的なマストは、自家製のしめ鯖と玉子焼き。

こちらのかおるは昭和58年創業の老舗。人気のほどは、棚に並んだキープボトルを見れば一目瞭然。曜日、時間関係なく常連さんでいっぱいです。常連さんでいっぱいなお店はちょっと入りづらい雰囲気があったりしますが、こちらのお店は大丈夫。無理に話そうとしなくてもおかみさんがチャキチャキと声をかけてくれますよ。

福寿司

最後は、そろそろ創業80年が近づいてきてるという横綱級の老舗、福寿司です。

ちょうど筋向いにある有名な老舗の洋食屋さん キッチン・ボンよりも古いので、同期？と言えば駅前の大沢カメラくらいでしょうか。おじいさんから代々続いて現在は三代目がトライアスロンで鍛えた上腕二頭筋でお寿司を握ってくれます。

この福寿司さんはいわゆるご近所さん御用達の町のお寿司屋さん。おまかせで握ってもらうと、寿司の合間にアテをはさみながらいい感じでいろいろ出してくれます。

お寿司とともに楽しんでいただきたいボク的なおすすめは、大将が話す恵比寿のむかしばなし。ぜひカウンターにすわって恵比寿の駅前がまだ舗装されてなかった頃の話を聞いてみてください。