京都にいったら何食べたい?
京都といえばお豆腐、鮎、棒鮨、鱧、海老芋に聖護院かぶら。京割烹におばんざい料理、いろいろとありますが、関西らしい、そして京都らしい料理や食材を大衆価格で食べるのならば、やっぱり飲み屋にかぎります。
地元京都の人にはおなじみかもしれませんが、あらためて京都を代表する飲み屋のなかからお気に入りを3軒紹介します。
出張のときにはぜひ立ち寄ってくださいね!
三条京阪「伏見」 勢いある女将さんに京都の強さを感じる
※[編集部追記]こちらのお店は既に閉店しました
京都市役所から近い、三条京阪駅のすぐ近くにある老舗の大衆酒場。まさしく酒場という言葉がぴったりくるコテコテのお店です。
コの字カウンターだけの空間には開店と同時に次々と常連さんがつめかけてすぐに満席になります。
お店の特長は海鮮を中心とした料理の盛りの良さ。そして安いこと。なにより女将さんの京都言葉のがんがん攻め込んでくる話し方も魅力。ここには作られた"はんなり"はなく、土地に根付いた人々の営みがあります。
お通しがないかわりに、お店に入ったのと同時に売りに来る「鯛の子」や「海老芋煮」などをまずは選びます。女将さんが今日のおすすめをすすめてきますので、それを食べておけば間違いなし。
デカ盛りの野菜天はお腹に自身のある方は挑戦してみて。ビールは赤星、日本酒は伏見という店名ながら灘の酒・菊正宗です。
四条河原町「京極スタンド」 月桂冠の升酒のみながらかす汁を味わう
新京極に面した超老舗の食堂であり大衆酒場の「京極スタンド」。とにかくレトロな外観は店内に入るともっと驚かされます。
何時の時代のかわからないクラシックなレジスター、天井には昔喫茶店にあったようなシーリングファン。タイル貼りの内装は、昭和以前の雰囲気すら感じます。
お酒はキリンラガーを生か大びんでいっておいて、二杯目からは月桂冠へと移行するのが一般的。食堂なのでラーメンやオムレツもありますが、お刺身や天ぷらなど幅広く酒場メニューも揃います。
おすすめはかす汁で、具材たっぷりでほくほく、これが升にはいった樽酒とよくあうんです。お昼から通しでやっているので、観光そっちのけで入りびたるのが楽しい。
紹介しているお店はこちら!
四条河原町「たつみ」 お昼からやっている強い味方
入ってすぐはコの字の立ち飲みカウンター。そこで毎日のようにお酒を楽しむ常連さんのわきをすり抜けて、奥に入るとテーブル席。こちらはお買い物帰りの女性グループや早い時間からお酒を楽しむ老紳士のグループまで、あらゆる層がのんびり飲んでいます。
ここは四条河原町のショッピングビルの真裏にある名物店です。魚そうめん、とらふぐてっぴ、どぼ漬け、へしこ、よこわなど、東京の酒場ではあまり見かけない名前が多くワクワクしてきます。
トマトの天ぷらは地元の人の間で人気のようで、京都言葉の常連グループがよく食べているのを見かけます。
お酒は京都らしく地元のお酒「黄桜」が定番酒として種類豊富に揃います。あれこれ飲んでも3,000円でおつりがきます。
京極スタンドと近いので梯子する人も多いとか。