師走に入ると、そうでもないのに気分的にせわしなくなります。ビッグターミナルの新宿駅を行き交う人達が何時もよりも早足で通り過ぎて行くように見えるのは、そのせいなのかもしれません。
その一角に、同じ様に朝早くから活気あるお店があります。場所は新宿駅東口、ルミネの地下通路にある「BERG」。立ち退きを迫られ、閉店の危機にありましたが、オーナーとお店を愛する人達の力によって存続を勝ち取った伝説のお店です。
こちらのお店、呑兵衛さんには「朝から美味しいビールが飲めるお店」として、飲めない人には「美味しいホットドッグが食べられるお店」として有名です。私は飲めませんので、もちろんホットドッグをお目当てに行ってきました。
入り口はこんな感じで、かなりディープ。か弱い女子一人では、入るのにちょっと躊躇してしまいそうです。でも、そこは勇気を持って入って見ましょう。入ってみると、活気溢れているのに、どこか落ち着いてホッとする感じがしました。
元気な店員さんの声で出迎えてくれた店内は、喫煙と立ち飲みエリア、禁煙エリアに分かれているようでした。
お会計はファーストフード形式。レジにおかれているメニューには、ホットドッグだけでも種類が豊富です。どれも美味しそうで迷ってしまいますが、初めてですので、一番スタンダードなベルクドッグをオーダーしました。
オーダー後、2、3分で渡されたホットドッグがこちら。大きさは普通サイズです。ソーセージは割と細身で、パンはちゃんとトーストされていました。
「最初は何もつけずに食べてみてください」と言われたので、ケチャップもマスタードもなしで食べてみました。ちょっと頼りなげに見える細身のソーセージは、そのお姿とは裏腹にパキッとジューシーで、やや粗びきなので意外と存在感と食べ応えがありました。確かに余分なものがなくても十分美味しく、自慢の一品であることがわかりました。
でも、それよりもこのパンが美味しい!!サクッと歯切れの良いドッグパンは、口の中で団子状にならず、口どけがとてもいいです。それもそのはず、こちらのパンは、グルメバーガー御用達の「峰屋」製。BERGのためだけに作られているパンですから、合わないワケがありません。このソーセージの名脇役。きっとこのパンがあってこそ、のホットドッグの美味さだと思いました。
朝7時からオープンしているので、モーニングも充実。しかも12時までと良心的です。一方でレジ横には、テイクアウト用のサンドイッチや総菜パンも販売されているので、コンビニ感覚でも利用できますよ♪
飲めない方はモーニングやランチとして、飲める方はビール片手のお供として、伝説のホットドッグを食べてみてはいかがでしょうか?