東京はやきとん発祥の地(諸説ありますが)です。明治に入り肉食が解禁され、関東大震災や戦争から立ち直るときに、東京では必ず「やきとり」が好まれました。ところで、やきとりとひらがなで書くと鶏だけでなく豚モツも含まれるって知っていました?
そんな東京の発展を支えてきた焼き鳥・もつ焼き屋の中から、選りすぐりの5軒を紹介します。美味しくて安いは当たり前♪
いせや総本店
いせや総本店は吉祥寺のランドマーク的な存在です。中央線沿線に暮らす人のたまり場であり、近くにある井の頭公園とセットで使われています。安くて早くて、美味しい!目の前でガンガンと焼かれていくもつ焼きを頬張って、続けてビールで追いかければ笑顔になることまちがいなし。
一人でカウンターで飲む常連さんに混ざって飲むのも良いですが、ちょっとハードルが高いので慣れていなければ中のテーブル席へ。お座敷、カウンター、テーブル席有りと、お一人様からグループ客までだれでも大歓迎。店員さんの動きも無駄なく早い。赤星(ラガービール)の大瓶一本で幸せいっぱいになります。
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宇ち多゛ (多のあとに濁点がつきます)
酒場の聖地・立石でとにかく美味しいもつ焼きがある、そんな噂を聞いたことはありませんか?宇ち多゛を目指して、電車を乗り継ぎ飲みに行く人多数。いつも混んでいて、店内もにぎやか!そしてなんといっても美味。お肉の大きさ、質、鮮度、焼き具合までどれをとっても完璧です。注文のルールが複雑なのですが、初めての方は素直にそれを伝えれば適当に選んでくれますからご安心を。飲み物は、ビールもいいけれどやはりここは梅割りで。甲類焼酎にスペシャルな味付けをすることで、すいすい飲める魔法のドリンクに。初めての方は3杯までにしておいたほうが…
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ばん
東急線沿線だって下町に負けていません!東横線の祐天寺駅からほど近いところに毎晩大盛り上がりのもつ焼き屋「ばん」があります。ふっくらモチモチのシロや肉汁したたるカシラなどたまりません。名物の厚切りハムカツもぜひ食べてほしい一品です。ハキハキとした元気のよい接客と、ハイサワーをたくさん飲んでメートルが上がったお客さんの笑い声は雰囲気を一層盛り上げます。トンビ汁豆腐はお店オリジナルのピリリとした煮込みで、これも絶品。
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- もつやき ばん
- もつやき他 東横線 祐天寺駅 南口 徒歩5分
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鳥やす
こちらは鶏専門の「焼鳥屋」です。高田馬場という土地柄学生が多いかとおもいきや、ここは大人が多いお店。昭和42年創業で、学生の頃の常連さんが今も通い続けているというのが正しいのかな。とにかく焼き鳥が安くて美味しいです。一緒に頼んで欲しいのが「煮込み」で、よくある醤油や味噌味のものではなく、手羽と根菜を塩味で煮込んだ鳥やすオリジナルのものです。伏見のお酒「富翁」をこぶしサイズの蛇の目猪口ですいっと飲むときが「大人っていいな」と感じる瞬間です。
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のんき
おもいっきりディープなのですが、足繁く通いたくなる絶品の”しろ”が魅力の「のんき」。下町には独特な琥珀色の焼酎ハイボールがあり、それがもつ焼きに完璧なまでに合います。ここでしか味わえない焼酎ハイボールとしろの組み合わせは飲めば飲むほどファンになります。コの字カウンターのしっぽりとした空間で、幸せな酒場時間を楽しんでみませんか?