「ロメスパ」という言葉をご存知だろうか。
かくいう自分も聞き覚えがありながら理解していなかったのだが、路面店のスパゲッティ屋の略称のようだ。
では、路面店のスパゲッティ屋とは何かと言えば、ここ有楽町の「ジャポネ」が発祥らしい。
つまり、「ジャポネ」の人気にフォロワーが次々と現れ、「ロメスパ」群を構成しているようだ。
この日も何の変哲もない平日の夕方に訪れてみたところ、14席のみのカウンターには3席ほどの空席を残しサラリーマンが早めの夕食(?)にありついている真っ最中だった。
見ず知らずの2人の間をかき分けるようにして、椅子に座ると、「ヘルシーの普通盛り、激辛で」とオーダーした。
「ヘルシー」は肉を使わず野菜のみのスパゲッティであり、カイワレ、しいたけ、小松菜、オニオンなどが見える。また、緑の塊となった野沢菜が存在感あり。たっぷりの胡麻も振りかけられている。
そして、「激辛」オーダーしなくとも、唐辛子が入っているのだが、さらに本数が増しているようだ。
スパゲッティは「ロメスパ」の特徴の1つとして、太くストレートな麺を焦げ目が出来るほど強火で炒めたもの。
カウンターには、タバスコ、チーズがあり、数口毎にこれらを継ぎ足しつつ食べているお客も多い。
「激辛」の唐辛子は3本であること確認。
この唐辛子は、炒められて黒くなっており、辛味は炒め油に溶け込んで残っていないため、丸ごと食べても大丈夫だ。
ヘルシーかつ、カプサイシン効果も得られる上に、香ばしい唐辛子を味わえる点で、超強火がもっとうの「ロメスパ」ならではの旨辛料理である。
「激辛」ならば、もう少し辛くてもいいと思いタバスコで辛味を足しつつ食べ進むと、飽きることなく一気に食べ終えてしまった。