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今年のクリスマスに味わいたい!ヨーロッパの伝統菓子パン「パネトーネ」
今年のクリスマスに味わいたい!ヨーロッパの伝統菓子パン「パネトーネ」

今年のクリスマスに味わいたい!ヨーロッパの伝統菓子パン「パネトーネ」

最終更新日 : 2018/12/15

この記事で紹介するのは…東京でオススメの『ロワンモンターニュ(ろわんもんたーにゅ)』(東京都北区王子本町1-15-20高木ビル1F)について紹介しています。パン事情に詳しい福地 寧子さんがおすすめのメニューなど詳細にレポートしています。

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2018年のクリスマスは”パネトーネ”!

今年のクリスマスに味わいたい!ヨーロッパの伝統菓子パン「パネトーネ」

ハロウィンが終わって、全国でディスプレイがクリスマスに変更になっています。

店頭にもクリスマスを意識した商品が並び始める時期になりました。それはパン屋さんも同じこと、クリスマス商品として定着した"シュトレン″の販売が多くのお店で開始されています。

今年はそこにもう1品、"パネトーネ″を加えるお店が増えました。

"パネトーネ″はイタリアの伝統的な発酵菓子、卵黄とバターをたっぷりと使用して、ドライフルーツを練り込んだ生地をコモ湖畔で採取されたのが始まりとされるパネトーネ種で発酵させてドーム状に焼き上げます。

本場では1キロ以上のものが一般的で、賞味期限が1カ月ほどと長期に渡るので、熟成を楽しみながらクリスマスまでの期間に少しずつ食べていきます。互いに送りあう習慣もあり、1シーズンに一人当たり平均2キロとも言われる消費量を誇る人気アイテムです。

その"パネトーネ″をイタリアで体得した伝統技術と北海道産の小麦や白神こだま酵母などの国内素材で焼き上げる『ロワンモンターニュ』は、日本の個人店における"パネトーネ″の草分け的存在。

クリスマス時期だけではなく、通年で"パネトーネ″を扱っており、その拘りには他と一線を画する何かを感じます。

試しやすいカット販売も通年

今年のクリスマスに味わいたい!ヨーロッパの伝統菓子パン「パネトーネ」

今年もシーズンを迎え、クリスマス仕様で赤と緑のリボンでラッピングされた"パネトーネ″が店頭を華やかに彩っていました。

『ロワンモンターニュ』にとっては通年の定番商品ではありますが、やはりこの時期には特別なアイテムにもなるようです。

プレゼント用にボックス入りのホール販売 3,672円(税込)もありますが、常連である近所のお客様が普段使いにしたり、噂を聞きつけて初来店のお客様がお試しで手に取ったりしやすいように、焼き立てを1/4カット 918円(税込)にして下さるのは嬉しいサービスです。

訪問時に店頭にいらしたオーナーシェフの遠山さんが、その日の"パネトーネ″1/4カットも4日前に焼き上がったばかりのものだと教えてくださいました。お値段もきっちり1/4、ここにもお店の心意気を感じます。

シュトレンも販売開始

今年のクリスマスに味わいたい!ヨーロッパの伝統菓子パン「パネトーネ」

『ロワンモンターニュ』では、"パネトーネ″同様に白神こだま酵母を使用したオリジナルの「白神シュトレン(3,240円・税込)」を11月中旬から販売しています。

"シュトレン″はドイツで生まれたクリスマスの発酵菓子で、"パネトーネ″とは異なるどっしりとした生地で、本場ドイツではドライフルーツやマジパンなど包み込まれるものの種類や量が決められています。糖分の多い本体を、油脂と粉糖でコーティングするため、"パネトーネ″同様に賞味期限は1カ月と長くなっており、ドイツではクリスマスを待つアドベントの期間いっぱいかけて食べていきます。

遠山さんがおっしゃるには、熟成させるだけでなく、焼いて4日目くらいの「少し落ち着いた」くらいも美味しいとのこと。パーティーで大勢で一気に食べてしまうような食べ方がまだ日本では一般的ですが、本場ヨーロッパのように時間をかけて少しずつ食べ進めていくと自分だけのお気に入りポイントが見つけられるのかもしれませんね。

『ロワンモンターニュ』製はマジパンがなく、ドライフルーツと同じくらい生地に存在感がある独創的な"シュトレン″。しっとりしているけれどホロホロと口で溶けていき、甘すぎず、食後感も軽くて食べやすいのが特徴です。業界の中では他店に先んじて"パネトーネ″を作ってきただけあって、訪れるお客様の"シュトレン″への注目度も高く、クリスマスシーズンの二本柱になる日も近そうです。

近くにあると嬉しいパン屋さん

今年のクリスマスに味わいたい!ヨーロッパの伝統菓子パン「パネトーネ」

食パンや菓子パンなど、その他の商品も素材にこだわり、余計なものを加えずに丁寧に作ったものばかり。

例えば遠山さんが店頭で袋詰めをされていたのは全粒粉を使った「何も入らない食パン」。アレルギーのある方向けの特別商品ではなく、いつもの食卓に乗せてもらう普段使いの商品だからこそ卵・牛乳・バターなどの乳製品を使わないシンプルな生地で食パンを作っているのです。

また、クリームパンは卵と牛乳で炊き上げる普通のカスタードクリームを菓子生地で包んだものではなく、季節ごとに工夫を凝らして販売しています。今は旬の栗を使った「茨城産栗のクリームパン(200円・税抜)」です。

「うちのお客さんは近所の方が多いから、いつも同じでは飽きてしまうでしょう?だから定期的に味を変えているんですよ。」

そんな遠山さんの言葉に表れているように、工夫はいつもお客様目線だからこそ。この時期だけではなく、通いたくなるパン屋さんです。

まずはお店イチオシの"パネトーネ″を、クリスマスムードの高まりに合わせておススメします。『ロワンモンターニュ』のある王子駅付近には、滝野川沿いのベンチや飛鳥山公園など天気が良ければ座ってパンを食べられるスポットもありますよ。

紹介しているお店はこちら!

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※本記事は、2018/12/15に公開されています。メシコレで配信している記事は、グルメブロガーの実体験に基づいたコンテンツです。尚、記事の内容は情報の正確性を保証するものではございませんので、最新の情報は直接店舗にご確認ください。

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