夏が近づいてきて暑くなってくると、なぜか辛いものが食べたくなります。汗かいて辛いものを食べて、冷たい水をたっぷり飲んで。
今回は、町ナカのうまい中華料理屋さんで食べられる、旨辛メニューをご紹介。
JR大阪環状線の天満駅からすぐの所にある『紫微星』というお店。アーケード街の小さなお店で店内も庶民的な雰囲気でありながら、上海料理、四川料理を中心に火鍋や豚のアバラ黒酢煮込みといった豪華な中華コースだけでなく、ランチタイムはラーメンのセットや海老チリ、酢豚などのセットメニューも充実しており宴会でも家族でもおひとり様でも楽しめるお店です。
このお店で私が必ずメニューが
「口水鶏(よだれ鶏)1,200円」
「よだれがでるほどおいしい」という意味で名付けられた蒸し鶏に麻辣ソースを合わせた四川料理の冷菜です。
最近は大手中華チェーン店でも販売している「口水鶏(よだれ鶏)」ですが、このお店のものが一番のお気に入り。さっぱりとした蒸し鶏に、ラー油の辛味と花椒(中国山椒) の痺れが効いており、ほどよい酸味もある麻辣ソースが最高に合っています。
落花生は砕いてトッピングのようにかけているお店が多いのですが、『紫微星』の「口水鶏(よだれ鶏)」は丸ごとの茹で落花生がこれでもかというほどのっています。さらに麻辣ソースにひたひたに浸かって味がついているので、落花生自体がつまみのようにいただけます。
辛さは口から火が噴き出すほどではありません。ソースの酸味と蒸し鶏の淡泊な味わいで意外とパクパクと食べてしまうのですが、その後でジワジワと辛さが口の中に広がるといった感じ。
ニンニクが入っているので、どちらかというと夜にアルコールと併せてといただきたいですが、今回はランチなのでラーメンと一緒にいただきます。
葱油麺(500円)+ミニ焼き飯(300円)
「口水鶏(よだれ鶏)」がしっかりと辛いので、ラーメンはさっぱりとした「陽春麺」や「白菜豚肉麺」などがおすすめ。
この日は一番味付けがシンプルな上海名物だという「葱油麺」を。「葱油麺」は茹でた中華麺を葱油であえた麺そのもののおいしさを味わうメニュー。
麺類には+300円でミニ焼き飯をつけることができます。このラーメンセットと「口水鶏(よだれ鶏)」の組み合わせが私のオススメです。
葱油がしっかりと絡んだ中華麺を「口水鶏(よだれ鶏)」の麻辣ソースにかるく浸して落花生と一緒に食べてみたり、しっとりとした食感の抜群のうまさの焼き飯に「よだれ鶏」をトッピングして特製の丼風にしてみたり。
「口水鶏(よだれ鶏)」の旨辛とシンプルな味わいの麺や焼き飯、二つが合わさったこの「裏」ランチ、辛いもの好きなら絶対に好きになるはず。
あーまた食べたくなってきた。