居酒屋として半世紀以上続く老舗
都営大江戸線(環状部)月島駅10番口から徒歩4分程のところ。あのもんじゃ焼き屋さんが80軒以上も建ち並ぶ月島もんじゃストリートの一角にお店はあります。
創業は1900年(明治33年)。開店当初はお汁粉屋さんだったそうですが、その後、1966年(昭和41年)に居酒屋に転身。
ご存知の方も多いと思いますが、ここは「牛にこみ(500円)」が有名で、その煮込みは東京三大煮込みの1つに数えられるほどです。
そして、その煮込み目当てのお客さんで、開店1時間前にはすでに行列ができます。
行列26人以内を目指そう!!
店内はカウンター席のみで26席。
なので、開店と同時に入るには、この26席の枠に入らなければならないという訳です。
無事入店し席に着くと、女将さんが順番に注文を聞いてくれます。
お酒は主に3種類!!
意外と言いましょうか。お酒の種類はそれほど多くはありません。
だいたい、ビール、日本酒、各焼酎割り(レモンハイやウーロン割り等)がメインで、それに梅酒が加わる程度です。
まぁ、これだけでもほとんどのお客さんは十分満足できると思います。
東京三大煮込みを堪能しよう!!
『岸田屋』の名物は何と言っても「牛にこみ(500円)」!!
先程も申し上げましたが、東京三大煮込みの1つに数えられるほど有名で、お客さんの実に9割以上の方が注文します。
牛モツはいろいろな部位(シマチョウ、フワ、ミノ等)が入っており、どれもホロホロになるまで柔らかく煮込まれております。
味付けはキリリとした味噌味。
薬味として添えられたネギと供に牛モツをいただくと、より美味しさが引き立ちます。
ちなみに、ネギが苦手な方はネギ抜きもできます。
絶対に「肉どうふ」も注文しよう!!
「牛にこみ(500円)」の陰に隠れていまい、意外と知られていないのが、この「肉どうふ(680円)」です。
たぶん、『岸田屋』には何度か来ていても「肉どうふ」は食べていないという方も、実際、いるのではないでしょうか。
でも、それは非常に勿体ない。
「肉どうふ(680円)」は、牛肉、豆腐、ネギをすき焼きの割り下のような甘辛いタレで煮込んだお料理で、どんなお酒にもバッチリ合います。
牛肉の旨みが十分に染みたお豆腐は、牛肉とどっちが主役なのか分からない程。
クタクタになったネギも甘みがあり、実に滋味深い味に仕上がっています。
こんな三位一体になった「肉どうふ」、食べない手はありません。
実は魚もうまい!!
『岸田屋』は築地も近いからか魚料理も美味しいのです。
特に酢みそを添えた「ぬた(500円):写真上」は特におススメ!!
この日の具は、まぐろ、とり貝、たこ、青ねぎ、うど、わかめと、ちょっと豪華!!
内容はその日の仕入れにより変わりますので、それはそれで楽しみですね。
そして、「銀だら塩焼(750円):写真下」もあれば頼んで欲しい1品。
身には脂が乗っていてお酒が進むこと間違いありません。
また、銀だらはお願いすれば煮付けにもしてくれます。
このようなお料理の美味しい老舗の居酒屋『岸田屋』さん。
予約はできませんので並ぶしかありません。できれば開店(17時)の30分前には並びたいものです。
もし、開店時間を逃した場合、だいたい1時間からそれ以上並ぶ場合もありますので、よくご自身のスケジュールを調整してから訪問することをお薦めいたします。
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