地域に密着『カジュアル寿司居酒屋』
JR王子駅から徒歩数分の所にある、『海鮮大衆酒場ル うなり』。
酒場に”ル”がついているのは、ここは大衆酒場であり、仲間でワイワイ楽しむバルでもあるという思いから。
ここの名物料理は、新鮮な「刺身」と「うなり寿司」と名付けられた「稲荷寿司」。という事で『カジュアル寿司居酒屋』という肩書も持つ。
店名の『うなり』には4つの意味が込められている。「海鳴り」、「唸る」、「稲荷寿司」、「王子稲荷神社」の4つだ。
つまり、「海鳴り」が象徴する活きのいい海鮮で作る旨いメニューで客に「美味い」と「唸って」ほしい。
そして、名物の「稲荷寿司」で「王子稲荷神社」のように王子に根付きたい。という思いがあるのだ。
この日は、ここで名物料理を中心に美味いお酒を楽しむことにする。
突き出しも最高のお料理の一つ!
突き出しは、「春キャベツの煮物」。中には桜えびが顔をのぞかせる。
早速いただく。出汁が凄く効いている。
桜えびの旨味が、鰹出汁といいコンビネーションで最高のお味を醸し出す。
美味い!
突き出しが美味しい店の料理は美味いに決まっている。これからいただく料理に否が応でも期待が上がっていく。
「うな割りスタイル」って何?
ドリンクは、「うな割りスタイル」といって、「中身」と「外身」を客が好みの濃さでいただくシステムをとる。
席には既に、キンミヤ焼酎のボトルがおいてあり、100cc毎に290円で清算するシステム。
割るものは「ソーダ」や「炭酸」、「ミネラル水」、「ホッピー」など好みのものをそれぞれの価格で購入する。
今回は、「うな割りスタイル」をとらずに、キンミヤ焼酎を1本入れることにした。
1本空け切らなくても、キープができるので便利なのだ。
名物料理の新鮮「刺身」の登場!
まず注文するのは名物料理。新鮮なお刺身達だ。
一品目は「生さば刺身」。新鮮な鯖の刺身をゴマ油が効いた醤油であえてある。
脂ののった鯖はトロのよう。甘みがある美味さを感じる。
ネギとゴマがいいアクセント!
実に美味い!!
2品目は、「うなり盛(刺盛)」
やってきたのを見て、多少驚いた。刺身一つ一つが随分ぶ厚いのだ。
早速いただく。
分厚い刺身は新鮮そのもので、食べ応えも十分。
一つ一つ魚の旨味を感じる。
これもまた美味し!!
さすが、海鮮居酒屋を名乗るだけのことはある。
サラダにも海鮮のあれが・・・・
次にいただくのは「燻卵と沢庵のポテトサラダ」。イクラのトッピングもついでに頼んでみた。
せっかく、海鮮居酒屋に来ているのだから、すべて海鮮でまとめてみたいのだ。
イクラを載せてポテサラをいただく。
イクラの食感と海の香りが口の中に流れ込む。ポテサラは優しいお味。
入っている沢庵がいいアクセントになっている。
燻製された沢庵のようだ。つまりは、いぶりがっこ風の仕上げである。
これは、お酒の進む一品だ。
焼酎のボトルも、もうあと1杯で空いてしまう。
ここで、ラストの〆に入ることにする。
〆は名物料理で・・・・・・
〆は名物料理の「うなり寿司」。
「つまめる稲荷寿司」という事で、稲荷寿司の上に色々な具材が載せてある。
以前は数種類の「うなり寿司」を何種類か選ぶシステムだったが、現在は、3個お任せで出てくるようである。
今回は、「鮭とイクラの親子」、「生海苔と椎茸の佃煮」、それに「じゃこ」の3つ。
それぞれが素材の持ち味を出し、美味い事この上なし。
土台となる「稲荷寿司」も甘みと酸味が丁度よく素晴らしいお味だ。
そこに、特徴を持った具材が載っているので、文字通り「つまめる稲荷寿司」
焼酎もこの「うなり寿司」で1本が空となった。
このお店が、王子に出店して1年が過ぎた。今では常連さんが通う、文字通り地域密着店。
美味くてコスパがいいとくれば当然なのかもしれない。
この日も、新鮮な海鮮具材を使ったお料理をタップリいただいて、一人3,000円強と格安だった。
王子に足を延ばすことがあれば、ぜひお勧めしたいお店である。