こんにちは。酒場案内人の塩見なゆです。
年間2,000軒も梯子酒をしていると話すと驚かれますが、一日5~6軒といえば現実味がありませんか。
さて、日本の酒場の一杯目といえば長年、ナショナルビールと相場はきまっていました。それが、何ごとも多様化の現在、居酒屋のカタチや飲み物にも多様化の流れが押し寄せて、その最たるものがビールです。
第一次地ビールブームは90年代。その後、美味しいクラフトが次々と生まれ、感度の高い層の間が注目し、名前を新たにクラフトビールがブームになりました。そして、去年頃よりついに一般消費者の日常にまで広がり、長いスパン親しまれるトレンドの域に成長したように思えます。
今回は、そんなトレンド化したいまこそ訪れてほしい、下町観光エリアから特長的な店舗3軒をご紹介します。それぞれ、方向性が違うのできっとどれも行きたくなるはずです。
1.『エミシ』 下町情緒と最先端が融合した押上らしい、焼肉×クラフトビアホール
焼肉とクラフトビールの組み合わせを楽しむと言えば、どんなお店を想像するでしょう。とうきょうスカイツリー駅から徒歩数分の場所、2017年にオープンした『エミシ』。
ご主人と奥様、そして大人っぽい雰囲気の落ち着いた10代の息子さんの3人で切り盛りするアットホームなお店です。
江戸モダンをテーマにしたお洒落な空間にクラフトビールという組み合わせは不思議と違和感を感じず、先端という言葉がしっくりきまります。
「実家が焼肉屋で、肉の仕入れ・扱いには自信あり」と話すご主人。低温加熱や炙りで提供する牛刺が看板料理です。国産のブランド牛を使用しているのに価格はリーズナブル。
ビールは売り切りで入れ替えていく方式。伊勢角屋麦酒などクラフトビールでは知られたブルワリーから、まだまだ東京では見かける機会の少ないものまで幅広い。
江戸モダンで超カッコイイ。クラフトビールに、リーズナブルに楽しめるこだわりの焼肉をどうぞ。
紹介しているブログはこちら!
http://syupo.com/archives/32180
紹介しているお店はこちら!
店名:emishi
住所:東京都墨田区押上3-25-17 Lohビル 1F
電話番号:03-6883-4226
2.『びあマ』 巨大ターミナル・北千住駅近く、日本トップクラスの品揃えが楽しいクラフトビール角打ち
言わずと知れたビールマニアの聖地。クラフトビールと輸入ビールに特化した立ち飲み店。母体は東京下町の酒販店大手・谷口です。オープンは2016年。10タップから注がれるビールは売り切りで入れ替わります。さらに奥の冷蔵庫にはなんと1,500種類もの世界のビールが並んでいます。
ビールを扱うお店や角打ちを多数めぐりましたが、ここが日本トップクラスの品揃えです。
ビールのことならなんでも教えてくれる店員さんもお店の魅力です。クラフトビールに興味があるけれど勉強中という方には、これほどよい知れる環境は他にないかもしれません。
JR、地下鉄、東武につくばエクスプレスと鉄道路線が集結する北千住にあり、どこへ行くにも便利です。しかもこちらは駅から数分とアクセスもよく、観光や通勤の合間にふらりと寄れるのもポイントです。
紹介しているブログはこちら!
http://syupo.com/archives/30908
紹介しているお店はこちら!
3.『カンピオンエール』 英国出身のオーナーが始めた浅草のクラフトは成熟した味わい
台東区浅草、かっぱ橋の近くで2013年に創業の『カンピオンエール』はビールファンの間で評価の高いお店。代表は英国人のジェームス・ウィリアムス氏。カンピオンという店名はミドルネームからつけたそうです。
店内でビールをつくるレストラン併設型のマイクロブルワリー。常時3から5種類のビールを用意しています。醸造タンクに直結のドラフトタワーから注がれるビールは鮮度バツグンです。
お昼から通しで営業しており、早い時間は喫茶店感覚で1パイントをじっくり飲んでいく常連さんの姿も多いです。また、珍しいクラフトビールの飲み放題メニューも人気。
本場イギリスのクラフトビアパブのような雰囲気のなか、のんびりと美味しいビールを味わうひとときには、浅草に居ることを忘れさせます。
ビールとのペアリングもこだわられているので、ぜひ試してみてください。
紹介しているブログはこちら!
https://r.gnavi.co.jp/8ntu2b930000/
紹介しているお店はこちら!
- CRAFT Beer&PUB カンピオンエール 浅草
- 浅草クラフトビール 地下鉄銀座線 田原町駅 3番出口 徒歩3分
※このお店のページは現在ご利用いただけません