世界遺産登録された福津市で、親子二代に渡って営まれている常連客だらけの『味のまるい』
少し前に、世界遺産登録された『神宿る島:沖ノ島関連遺産群』のお膝元、福岡県宗像市のうどん店『月うさぎ』をご紹介致しました。
が、関連遺産群は宗像市だけではなく、お隣の福津市にも該当エリアがあり、昨年からじわじわと外国人観光客の数が増えております。
人気アイドルが『光の道』を紹介したり、巫を題材とした映画の舞台となった、宮地嶽神社でも全国的に知られている福津市。
今回は、そんな福津市で親子二代に渡って営まれる食堂『味のまるい』、30年以上通い続ける強者の常連客も多く、地元で愛され続けている同店の、定番メニューをご紹介致します。
1.同店の一番人気、あっさりとした味わいの「ラーメン」
客の半数以上が注文する「ラーメン」は、平成30年の現在でも450円と低価格で、近所の子供さん達が500円玉を握って食べに来ます。
表面にもほとんど脂が浮いておらず、豚骨9:鶏ガラ1の組み合わせで、優しい味わいの鶏豚(トリトン)スープに仕上がっています♪
さらっとして、臭みや濃厚さとは真逆の口当たりで、子供さんでもするする頂けます。
これを基本に、チャーシューが7枚・メンマ20本以上が乗る「スペシャル」や、大きくて薄い皮に、飴玉ほどの餡が包まれたふわふわのワンタン麺など、私もしょっちゅう頂いているラーメンのレパートリーが広がっています♪
2.ラーメンのお供として、こちらも欠かせないアイテムの「焼めし」♪
先代の奥さんである大女将も、まだ現役で中華鍋を華麗に操りますが、現店主の奥さんである若女将も鍋振りを任されています。
味つけは王道といえる食堂系のタイプですが、仕上がりはパラパラではなくしっとり感が残っており、スープ無しの単品で頼んでも喉につかえません♪
もちろん、「ラーメン」と一緒に三角食べしながら、「焼めし」とスープの相性を楽しむも善しで、やはり同店の人気ランキングでは常に上位です!
また、ご飯物では地味に注文されている中華丼や、昭和の味わいプンプンのチキンライスなど、気になるサイドメニューも充実しています♪
3.野菜たっぷり、子供さんからご年配の方まで安定した人気で、優しい味わいの「チャンポン」♪
「ラーメン」と同じスープで、キャベツ・もやし・玉葱などをチャチャッと炒め、豚肉や練り物の旨味をスープに滲ませながら、麺にじっくりと吸わせて…
その調理工程を眺めるだけでも、食欲が掻き立てられる「チャンポン」ですが、これまた老若男女も季節も問わず、安定した人気を誇っている一杯です。
そして、あくまでも個人的ながらも大切な要素である「ピンク色のかまぼこ」
味には全く関係ありませんが、丼と言うキャンバスを彩る鮮やかなピンクは、どうしても「美学」の部分で妥協できないアイテムなのです♪