【ラ・バゲット】プロも認める実力派！200軒超のレストラン御用達の店

最終更新日： 2017/12/09

この記事で紹介するのは…東京でオススメの『ラ・バゲット（らばげっと）』（東京都新宿区新宿6-13-3）について紹介しています。パン事情に詳しい紅子さんがおすすめのメニューなど詳細にレポートしています。

ハロウィンも終わり、世間では早くも年末モードになってきましたね。

忙しくはなりますが、これから色々なイベントごとがスタンバッていて、ちょっぴり楽しみでもあります。ホームパーティーなど開催される方も多いのではないでしょうか。

有名どころのものを揃えるのもいいですが、たまにはあんまり知られてないけど、美味しいお店のものを自慢してみたくありませんか？

今回はそんな方にピッタリな、プロも認めるパン屋さんをご紹介しましょう！

お店は、都営大江戸線「東新宿」、または都営新宿線、東京メトロ丸の内線「新宿三丁目」からのどちらからも７、８分ほどのところにあります。大通りから入った路地裏にあるので、辿り着くのに少し迷うかもしれません。

「ラ・バゲット」。

以前は千駄ヶ谷にお店がありましたが、現在はこちらに移転して営業しています。支店として、新宿御苑に販売店舗があり、そちらの方が知られていますが、本店はこちら。ここで製造されて支店の方へ運ばれています。

大きな看板も、のぼりもたっていない、普通のビルにひっそりとあるので、ここがパン屋さんで有ることは知っていないと分かりません。しかも、シャッターが半分閉まっていることもあるので、営業しているのか？という不安感にもかられます。

そんなお店ですが、実はこちらのお店は２００軒以上のレストランにバゲットを卸しているという、プロも認める実力派のパン屋さん。店名通り、バゲットに力をいれていて、定評があります。ひょっとしたら、知らないうちにこちらのパン屋さんのバゲットをどこかで食べているかもしれません。

そのバゲットが一般の人でも手軽に買えるのは嬉しいですよね！入るのに少し勇気がいりますが、思い切って中に入ってみましょう。

パンのショーケースにはそれほど多くの種類のパンはありませんが、一通りの物が揃っていて、バゲット以外の惣菜系のパンやスイーツ系、スコーンやマフィンなどの焼き菓子系のものも置かれていました。

販売専門のスタッフの方がいらっしゃるわけではないので、基本無人です。レジカウンターのところに呼び鈴があるので、そちらを押すと、奥から工場で働いている方がいらっしゃって、パンを購入することができます。誰もいないからと言って、諦めずに帰らないように気を付けてくださいね。

製造がメインなので、販売数は少なく、片手間的に置かれているようなパンですが、どれも美味しそうです。店員さんにお薦めを聞きながら、購入してみました。

やっぱりこちらに来たら買わなきゃいけないバゲット。バゲットはサンドイッチとしても販売されているので、その中から、一番シンプルでバゲットの味が分かる発酵バターを挟んだバゲットサンドを買ってみました。

食べきりサイズに焼かれたバゲットは、冷めていても袋から小麦のいい香りがするほどで、それだけでもう合格点！！

リベイクすると、更に小麦の香りがたって、ずっと嗅いでいたいぐらいです。食べてみると、クラストは薄く、パリッと軽やかで食べやすいです。クラムはそれほどヒキがなく、口どけもいいので、お料理と一緒に食べても邪魔をせず、お供として最適です。お料理を楽しんでもらいたい、というレストランのシェフに需要があるのが分かるバゲットで、美味しかったです。

こちらは人気が高いというクロックムッシュ。早い段階で売り切れてしまうそうです。ここのクロックムッシュはパンドミではなく、クロワッサンを使っているところが珍しいです。

こちらもリベイクして食べてみると、クロワッサン特有のサクサク＆ハラハラっとしたところはありませんが、バターの旨味が感じられるクロワッサンです。ホワイトソースやハム、チーズといった具材は、コッテリ系のクロワッサンに不向きな感じがしたのですが、食べてみると意外とあっさりに仕上がっていて、クドさを感じさせず、とても美味しかったです。

食パンで作るクロックムッシュも美味しですが、このタイプのものも美味しいなあ、と思えた一品でした。