地下一階にあるので、見逃さないように注意。
メシコレさんでの私の担当は 『カフェ&パン』なのですが、今回は・・・ビストロです(苦笑)
でも、自家製のパンがとっても美味しかったので、パン担当としても黙っていられず、紹介させて頂きます!
お店の名前は カパンナドルソさん。福岡市中央区薬院という、美味しいお店が密集しているエリアにあります。
地下一階にある小さなお店は、カウンターがメイン。店主さんおひとりで切り盛りなさっています。
メニューはけして多くなく、少数精鋭。でも、おひとりで切り盛りなさっているので、この位の席数&メニュー数でないと、お客さんを、待たせることになってしまいますよね。ですので、丁度良いかと・・・。
しかも、少ないながらも個人的にツボなお料理が多いので、全部食べたくなっちゃいます(笑)
最初に白ワインと、ビール(友人)を頂き、乾杯!
まずは、ムカゴのグリルに塩を振ったものが出されました。このムカゴと、美味しいパンがコペルト(席料)と思われます。
余談ですが、ワタクシ、パンオタク故、コペルトとしてパンが出されるのが、実は非常に苦手です。
なぜなら、せっかく食べるなら、美味しいパンをベストコンディションで!と思っておりますので、
レストラン等で出されるパンに満足できない場合が多い、尚且つ、ギャルソンさんが常に待機して下さるお店は別として、最初に数個の焼かれたパンを出され、それがずっと放置されると硬くなる、というのが理由です。かなり生意気を言ってますね、申し訳ありません・・・(汗)
でも、そう感じている方も多いのでは?お料理は美味しいのに、自家製パンが料理のレベルに追いついていないお店。 パン屋さんから仕入れていても、『そこのパン、つかう?(←これまた失礼)』と思ってしまうようなお店のセレクトだと、これから出てくるシェフの料理(舌)さえも疑ってしまうのです。
ですが、こちらのパンは美味しかった!
実は小食なので(嘘じゃないです 笑)、レストランでは、食べたいお料理の追加が出来なくなったり、コースの途中でお腹がいっぱいにならないように、ほぼパンには手をつけないのですが、こちらのパンは、全部食べてしまった!
特に、画像一番手前の 『ロースト玉ねぎ』が練り込まれたパンは、あめ色玉ねぎの甘味がたっぷりで、一番好みでした!
さらに、奥の、焼き目が印象的な大きめのパンにも、クラストにチーズがかかっていたりと、とにかく小技が光るパンたちなのです。
しかも頼んだメニューが、このパンに合いすぎた。沢山のお野菜とサザエのココット焼き(今の時期はトコブシが旬では無いと言うことで、サザエに変えて下さいました)
この、ガーリックたっぷりのオイルにパンを浸して食べると・・・パンを取る手が止まりません。ワインも止まりません!
その他にも前菜として、いちじくの生ハム包み、自家製ソプレッサータ(豚のタン等をテリーヌ状に固めたもの)、牛の黒ビール煮込み・・・
どれもワインが進みますし、黒ビール煮込みのソースを拭うのに、やはりパンが大活躍なのは言うまでも無く・・・
極めつけに、自家製手打ちパスタ!ユリ根や魚介のトマトソースにウニも入った、濃厚なソース。これを余すところなく拭わないのは、罪!とさえ感じます。
でも普段は、ここでも私は『拭わない』のです。
ソースが美味しくても、パンが美味しくなければ、拭いません。でも、この日は、ぐる~っと円を描くように、お皿が真っ白になるまで(苦笑)キレイに完食致しました。
ちなみに、こちらのお店、器が『和』のテイストを感じさせる、味のあるものばかりで、そういう所も好きでした。
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おなかいっぱい!ワインもおかわりして・・・
でもこのお値段!?と思う位の良心的なお値段もポイントですね。
行きつけにしたいお店に出会えて、幸せでした。