シンプルな調理法で食材そのもののおいしさを味わう南イタリア料理。「イタリアン」と聞くとパスタやピッツァを思い浮かべがちですが、南イタリア料理を語るなら、地中海で獲れた新鮮な魚介を使った彩り豊かなセコンド(メインディッシュ)だってハズせません。
『チロンボマリーナ』は、2017年7月、上野駅すぐ近くに誕生した商業ビル「FUNDES上野」にオープンしたばかりの新しいイタリアン食堂。「捕りたて・捌きたて・茹でたて・焼きたて・煮たて・揚げたて・炒めたて」という7つの“たて”にこだわり、魚介の美味しさを引き出した南イタリア料理が愉しめると話題のお店です。
魚介たっぷり豪華アクアパッツァも♪魚と調理法をチョイスできるメインディッシュが楽しい!
店内に入るとすぐ目に飛び込んでくる、新鮮な魚がずらりと並んだアイスベッド。ここから魚を選び、調理法をチョイスしてオーダーできる “オンリーワンのメインディッシュ”こそ、『チロンボマリーナ』の看板メニューです。
調理法は、魚介の蒸し焼き「アクアパッツァ(800円)」のほか、スープ仕立ての「ズッパディペッシェ(900円))、ムニエル「ムニャイヤ(500円)」、オーブン焼き「アルフォルノ(500円)」、グリル焼き「グリリアータ(300円)」の5種類。いずれも魚介のうまみをしっかりと味わえる料理ばかりで、思わず目移りしてしまいますよ…!
本日はクロソイをチョイスして、一番人気というアクアパッツァをオーダー。魚の料金1600円に、アクアパッツァの調理代(800円)をプラスして2400円。3~4人でシェアするのにちょうどいいボリュームで、コストパフォーマンスの高さを感じます。
選べる魚の気になる料金は、1000円以下のものから3000円以上までさまざま。チョイスする魚によっては、2000円以下でアクアパッツァを愉しむことができるのは嬉しいところです。また、魚選びや調理法で迷ってしまったときは、気さくなスタッフにぜひ相談を。おすすめの愉しみ方をレクチャーしてくれますよ。
必ず食べたい!水槽から揚げたばかりの鮮魚を使った名物カルパッチョ
海に囲まれた南イタリアは、鮮度の高い魚介類が手に入るため、日本と同じく鮮魚を生食する文化がある地域。せっかく鮮魚のおいしいイタリアンを訪ねるのであれば、「名物チロンボカルパッチョ(本日捌きたての活魚数種類盛合せ)1500円」もハズせない一品です。
注文を受けてから水槽から引き揚げる魚は、身がきゅっと締まっていて、ぷりぷりとした食感がたまりません。イタリアの魚醤「コラトゥーラ」とオーガニックのオリーブオイル、西洋わさびでつくられたシンプルなカルパッチョドレッシングが、素材のおいしさを存分に引き立ててくれます。
今回はアジを含む3種が盛り合わせになっていましたが、どんな魚が調理されるかは入荷状況によって異なるため、当日までのお楽しみ。ドレッシングも目の前で作ってくれるので、「作りたて」を堪能することができますよ!
「本日入荷のガッツリ魚介類と小桃トマトのペスカトーレスパゲトーニ」は抜群の食べごたえ
ガッツリ食べたい、複数でシェアしたいという方におすすめしたいのが「本日入荷のガッツリ魚介類と小桃トマトのペスカトーレスパゲトーニ(1980円)」。その名のとおり、ムール貝にエビ、タコ、アサリ、シロガイ…と魚介類がふんだんに盛られた見た目にも華やかな一品です。味の決め手となるトマトには、愛知県産の糖度が高い小桃トマトを採用。魚介の風味が活きた絶品ソースともっちりとした太めの麺との相性が抜群で、しっかり食べたという満足感も味わえるはず。〆の一皿にぜひ!
ワインの種類の豊富さもチロンボマリーナの魅力。素材のおいしさを味わう南イタリア料理を活かす、酸味をおさえたイタリアワインがずらりとそろっています。中でもイチオシは1950年に創業されたワインの老舗リブランディ社の「Ciro」ワイン。柑橘類のようなさわやかな香りが心地いい「Bianco(白)」は、魚介とのマリアージュが最高なんです。
魚介のフルコースと高コスパワインで乾杯!大人数でわいわい楽しもう
魚介好きにはたまらない料理がそろうチロンボマリーナ。どの料理も一皿にボリュームがあるので、大人数でシェアしながら楽しむのが正解です。リーズナブルに楽しめるコースは2500円から用意されているので、ちょっとした集まりにもぴったり。歓迎会や忘年会で喜ばれるお店をお探しの方は、ぜひチェックしてみてくださいね。