都内で最も古いとされている居酒屋
創業は明治38年(1905年)。
都内で最も古いとされている居酒屋さん「みますや」は東京メトロ丸ノ内線の淡路町駅から徒歩3分程のところにあります。
残念ながら創業当初の建物は関東大震災の際に焼失し、現在の建物は昭和3年(1928年)に建てられたそうです。
店内に入ると三和土の土間にテーブル席とお座敷(小上がり)。
そこはまるでドラマのセットのようでもあり、一瞬、昭和の時代にタイムスリップしたのではないかと勘違いしてしまいそうです。
名物のさくらさしみと牛煮込をいただく
みますやさんの名物は色々あるのですが、とりあえず食べていただきたいのが、さくらさしみと牛煮込。
さくらさしみとは馬刺しのこと。なかなか粋な呼び方です。
さくらさしみは赤身と霜降があり、霜降りの方が、若干、お値段が高くなります。(上の写真は赤身です。)
薄くスライスされた桜肉は見た目も綺麗ですよね。
薬味のニンニクをちょんとのせ、お醤油につけていただくと、滋味深い味わいが口中に広がります。
牛煮込は初代が考案されたそうで、当時流行していた牛鍋(すき焼きの前身)の味を庶民価格で提供したいという思いが込められているのでしょう。
材料は国産牛のバラ肉とモモ肉を使用し、玉ねぎと一緒によく煮込んでいます。
食べてみると牛丼の具に近く、お酒はもちろんご飯にも合う味付けで、お昼時には定食としていただくこともできますよ。
江戸庶民の味、あなごとどぜう
そして、江戸庶民の味、あなごとどじょうも、ぜひ、味わっていただきたい1品です。
あなごは大きめの物が2尾、甘辛いお汁でふんわりと煮付けられております。
身は厚く、脂ののりも申し分ありません。
個人的にこれなら鰻以上かもと思っています。
どじょうは好き嫌いのある食材だと思いますが、こちらのどじょうはひと味違います。
とても仕込みが丁寧であり、どじょう本来の持つ泥臭さがまったく感じられません。
しかも、ごぼうや玉子を入れて誰にでも食べ易いように仕上げています。
お酒は灘の酒「白鷹」
やはり、お料理に合わせるのであれば日本酒でしょう。
みますやさんでは各地の地酒を揃えていますが、お店の一押しは灘の酒「白鷹」のお燗のようです。
私も早速いただいてみましたが、どのお料理にもとてもよく合いますね。
また、日本酒以外にも、ビール、焼酎、サワー類、ワイン、ウイスキー、ハイボール等が揃いますので、飲み物で困ることはありません。
〆はカレーライスで
〆のメニューには、お茶漬け、おにぎり、おそば等が揃っていますが、私がおススメするのはカレーライス!!
え~っ!! と思われるでしょうが、実はみますやさんの人気メニューでもあるのです。
カレーにはキーマカレーのようにたくさんのひき肉が使われており、意外とスパイシーで本格的。カレー専門店にも引けを取らない美味しさです。
食べてみると、決して片手間で出しているのではないという事がよくわかりますね。
こちらのお店は鍋を中心としたコース料理もあり、これからの季節、宴会等で使うのも良いと思います。
鍋は、ふぐちり、さくらなべ、寄せなべ、ぶたなべ、石狩なべ、かきなべ、鳥なべ、あんこうなべと種類も豊富です。
尚、行かれる際は予約されることをおススメいたします。
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