【1】飲み物はビールと日本酒しかありません。
明治時代後期より現代にいたるまで、札幌を代表する商店街として栄える狸小路。
歴史ある街並みが、経営者の高齢化や建物の老朽化により、少しずつ新しい顔ぶれに代わっているコトに少々寂しさを感じる、アラフィフな筆者です(;^ω^)
その狸小路の西端から、さらに西へ3丁。 そんな街並みの変化なんてドコ吹く風とばかりに君臨する、札幌の呑兵衛の聖地があるんです。
金富士酒場
開店は昭和43年、ご夫婦2人で切り盛りされて間もなく50年を迎えようという老舗店。 コノお店が呑兵衛の聖地と言われる所以のひとつは、入店間もなく、奥さまの掛け声ひとつから始まります。
「ビールかい?日本酒かい?」
ビール(お通し付)【500円】
コノお店にある飲み物はサッポロラガーと男山、男山上撰の3種だけ。 ノンアルコールなんて置いてません。
まずはビールか日本酒を飲むことが前提な
完全に呑兵衛専用なお店なんです(;^ω^)
ちなみに本数の申告は不要。 ビールや日本酒は自動的に人数分出てきます 笑
【2】焼鳥は4本230円から!
お通しのお新香をつまみながら、サッポロラガーをグイッと一口。
続けざま、壁面メニューに目やれば。
おい、焼鳥が4串230円って書いてるぞ.........?
奥さま曰く、焼き方のご主人は耳が遠いとのコトで、最初のオーダーはメモ紙に記入。
焼鳥全種をオーダーしても26本で1,760円
ですからね、一串当たり67.69円ですよ 笑
かしわ4串【260円】ぶた4串【260円】
念のため「かしわ」って鶏肉のコト。 語源には諸説ありますが、奈良時代以降発せられた肉食禁止令の最中、鶏肉を食す際の隠語だったって説が有力かと♪
とりかわ4串【280円】
筆者の経験上、開店1時間ほどで売切れる人気モノ!
幸運にも残っているようなら注文は必須です( ^ω^ )
もつ4串【230円】
何も聞かれずタレで供される「もつ」は所謂レバーですね☆
チョイと濃い目なタレがウマくて酒が進みます♪ 早々に売り切れるコト多し!
がつ4串【230円】たん4串【240円】つくね2串【260円】
筆者イチオシのお気に入りはコリッコリな歯応えがたまらん「がつ」です♪
その対極がフワッフワな口触りが魅力、最近じゃ珍しいまんまるつくね☆
2串【260円】は同店随一のセレブ価格です 笑
さて、お腹も満たされてきましたからね、ぼちぼちビールからシフトチェンジ♪
【3】お通しは酒の本数分供されます♪
上撰(お通し付)【380円】
筆者 「日本酒くださ~い」
奥さま 「1本か~い?2本か~い?」
筆者 「んん~.........2本!」
てなワケで徳利の男山上撰。 2本注文なんでお通し(塩辛&冷ややっこ)も2皿です 笑
ちなみに串モノは肉が小ぶりなんで、間に挟まったタマネギごとガブッとかじりつくのが、美味しくいただくコツです♪
ガッチリ効いた塩コショウ、お酒が進みますね~( ^ω^ )♪
【4】串モノばかりじゃありません♪
玉子焼き【250円】
お腹にゆとりがあるならば、コチラも是非☆ トロトロに半熟な玉子焼き、具の長ネギはシャッキリとフレッシュをキープしてるんで、ネギと卵の歯ざわりコントラストがウマい!
あげ【210円】
ぶ厚い揚げをこんがり焼いて、辛子を乗っけてイタダキマス♪ シンプル一番、ボリューム充分。 コレを食べきったころにはお腹も満足しているコトでしょう( ^ω^ )
お酒と酒友を堪能しましたら速やかにお会計、そそくさとお店を後にしましょう。ソレが金富士酒場の正しいスタイルです。
「お店の方とのコミュニケーション」 「友人や恋人との語らい」 なんて、コノお店にそんな概念は不釣り合い。 ビールや日本酒を2~3本、串モノ2~3品を注文し、2,000円くらい払って1時間以内に退店するくらいの感覚で行くべきかと。
決して万人向きなお店ではありません。 しかしながら長年通う常連さんが多数いらっしゃり、飲食激戦の札幌市で間もなく開店50年を迎えようとする老舗店なのは事実。 ご夫婦のお体に差障りない限り、永続きして欲しいお店です☆ ゴチソーサマでした♪
紹介しているお店はこちら!
- 金富士 支店
- 焼き鳥 札幌市電山鼻線 中央区役所前駅 徒歩3分
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