グランフロント大阪を中心にした「うめきた」エリアは、いまや元気なキタを象徴するエリアですが、これから注目したいのは、中津や大淀といった「これから」の町。
実は、私、中津の出身で昔から「これから」の町と言われ続けていたのを知っているのですが、最近になって中津や大淀に素敵な雑貨店や飲食店が現れてきて、本当に「これから」が見えてきたような気がしています。
外国人観光客で賑わう梅田スカイビルの南側。住所では福島になるのですが、大淀南からこの辺りにかけては、人気の中華料理店やラーメン店、クラフトビールが楽しめるお店など知る人ぞ知るといった感じのお店が増えています。
今日は、そんな町で見つけた小さなカフェのランチをご紹介。
esras.cafe(エスラスカフェ)は、比較的小さなカフェ&レンタルスペース、一部雑貨の販売などで営業されており、店内は木の温もりが感じられる落ち着いた雰囲気のスペースになっています。
イタリアンのシェフが作るカレーもランチに提供していますが、私が気になったのは以前より提供されている「アイリッシュプレート」です。
アイリッシュプレート(¥1,000)
アイルランド料理と言われてもなかなかピンと来ないのですが、こちらで提供されるアイリッシュプレートの内容は、
・豚肉と無農薬野菜のケルト風シチュー
・丹波あかり農園の有機野菜サラダ
・煮込んだお肉と泉州産きたあかりのシェパード
・エスラス自家製パン
・プチデザート
・珈琲or紅茶
という構成。
ケルトシチュー(アイリッシュシチュー)はシチューの元祖と言われていますが、こちらのシチューは家庭で一般的なホワイトシチューなどとは違って、かなりさらっとした仕上がり。材料を炒めず、ブイヨンやルウを加えずに煮込むので、シンプルで野菜の旨みが出た落ち着く味わいです。
パンは北海道産の小麦粉「はるゆたか」を使用した自家製。角の生えた丸いプチパンは、もちもちとした食感で、しっかりと詰まった感じのする食事向きのパン。
パンはお替わり可なので、パンだけでも味わってもらいたいところ。
付け合わせのようなシェパードは、「シェパーズパイ」(マッシュポテトと牛・羊肉のパイ)のアレンジでしょうか。マッシュポテトに柔らかく煮込んだ牛肉がのせられています。アイルランド料理というとポテトなんだそうですね。
無農薬野菜のサラダ、プチデザート、食後の珈琲(紅茶)のセットは、ちょっと男性には物足りない感じがしますが、シチューの穏やかな美味しさと、食事の時間を楽しむランチです。
お近くにお住まいの方など、ゆったりとランチを楽しんでいただけたらいいなぁ。