京都市伏見区といえば、安土桃山時代に豊臣秀吉が開いた城下町として、古くから水運の拠点として栄え発展してきた町です。『伏水』とも呼ばれる良質な地下水が豊富なところから、この地下水を活かして酒造業が発達し、今では全国有数の生産量を誇る酒処として知られています。この伏見区では近年、ラーメン店の出店が著しく増え、京都市左京区でも有名なラーメンスポットである『一乗寺』に相次ぐラーメン激戦地区と化しています。今回は、そんな伏見区で昔からこの地に根付く老舗ラーメン店から、現在、行列の止まない人気ラーメン店まで10店舖を厳選し、ご紹介致します。
1.鶏豚骨の濃厚な極旨さが衝撃的であるドロ系スープ【頑固麺】
2013年にオープンするも瞬く間に人気店となった伏見区屈指の行列が出来るラーメン店です。
オススメの鶏豚骨は、ドロドロとした高粘度のフルボディな鶏豚骨で、鶏ガラ豚骨に野菜や乾物を加え、高火力で丁寧に焚いた熟成スープ。凝縮した動物系の旨味が詰まったコクに深みのあるものだが、余計な油分を抑えている分、全く重たさやクドさを感じず、すっきりとした後味が素晴らしい逸品。
これに合わせた『麺屋棣鄂』謹製で低加水の中太ストレート麺は、濃厚で力強いスープにも引けを取らず存在感がある相性抜群の麺で、たっぷりと濃厚なスープに絡みついて、食べ終える頃にはほとんどスープが無くなってしまうほど。
具材は、低温調理の肩ロースチャーシュー・穂先メンマ・刻み玉葱・刻み葱です。このしっとりと柔らかい大判の肩ロースチャーシューは、食べ応えもあって美味しい。濃厚スープの中に入っている甘味のある刻み玉葱は、シャキシャキの食感で口内をすっきりとフラットにしてくれます。
また不定期で提供されるMONDAY限定のつけ麺も実直に美味い。非常に拘りを持った唯一無二な鶏豚骨に感動すら覚える一杯なのですが、店員さんの対応も非常に丁寧でとても好印象のお店でございます。
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- 頑固麺
- ラーメン 京阪本線 藤森駅 徒歩7分
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2.和の趣がある麺と洋風なスープとの見事なマリアージュ【麺心 よし田】
2013年創業で、つけ麺マンのセカンドブランドである『麺匠 たか松』の派生で、京阪 伏見桃山駅から直ぐに位置する人気ラーメン店です。
メニューは、特選鶏の京らーめん・豚バラらーめん・煮干しらーめん・鶏魚介つけ麺・辛味噌つけ麺・濃厚海老つけ麺・豚バラつけ麺に、セットメニュー・替麺・トッピング類・替つけスープ・ごはんものに一品ものと、ドリンク類となります。また、麺類は、並盛・大盛も同一料金です。
鶏魚介つけ麺は、長野県産の小麦粉である『龍麺』を使用し、石臼挽き全粒粉を小麦に練り込んだ自家製麺は蕎麦の様にも見え、ぷつっと歯応えの強い風味豊かなもの。ツルツルとした喉越しとざらざらとした舌触りで、この濃厚なつけ汁の旨味をしっかりと乗せてきます。この麺は何も付けなくても十分美味くて、好みもあるかもですが、個人的にはドンピシャで是非ともオススメしたい。
ぽてっとしたとろみのある濃厚な鶏白湯に魚介を合わせたつけ汁は、ギュッと鶏の旨味が詰まった深みあるコクで、濃厚ながらもクドさは皆無の甘旨な味わい。途中からレモンを絞ってあげる事で爽やかな酸味がまた心地よいです。
具材は、鶏叉肉・メンマ・煮玉子半個・刻み葱・微塵切りの玉葱・水菜・レモンです。
つけ汁が冷めればセルフでレンチン出来る配慮も有難いし、指南書に従いながら食感の変化や味の変化を楽しめ、最後は卓上にあるステンレスボトルに入った出汁でスープ割りにして、完食全汁と飽きる事なく最後まで戴けます。
人気メニューでもある濃厚海老つけ麺は、クリームの入った海老の風味が豊かで、まさしくビスクの様な洋風テイストなつけ汁。それに和の趣がある蕎麦の様な麺が見事にマッチングしている。麺の上に乗ったバケットをつけ汁に浸けても凄く美味いしですし、これは素晴らしい和と洋の見事なマリアージュです。サイドメニューの焼きめしも美味しいので是非ともセットで戴くのもオススメです。
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3.伏見産の酒粕を使った酒処の地らしい名物ラーメン【玄屋】
日本を代表する酒処である伏見。古来より『伏水』とも呼ばれる、良質な地下水に恵まれた地で、有名な蔵元の酒粕を使用したラーメンを提供する1987年創業の老舗銘店です。外観からも伺える様に酒蔵を連想させられる造りです。
オススメの酒粕拉麺は白濁した鶏ガラ豚骨を軸に、伏見にある蔵元の酒粕と醤油を合わせたもので、アルコールが飛んでいるのか、独特な香りはふわりとした感じで、優しくて滋味深い酒粕の味わいが身体にじんわりと沁み入ります。卓上には七味唐辛子や胡椒等があり、途中から七味を入れる事でピリッと締まった味わいを楽しめます。
啜り心地が良く柔めの食感をした低加水のストレート細麺が、スープに寄り添う様に抜群な相性を魅せる。この柔めの麺が凄くいいんです。
具材は、チャーシュー・油揚げ・大根のツマ・刻み葱です。かす汁に入っている短冊状の油揚げや、シャキシャキとした食感の大根のツマが、この酒粕ラーメンに合わない訳がなく、これまた美味い。薄切りのチャーシューは、しっとりと柔らかいです。
伏見の酒粕を使った酒処の地らしい一杯であり、滞在時、終始満席の入れ替わり状態でしたが、地元の方々から観光客まで幅広い客層に親しまれているのを垣間見ました。過去にも色々な酒粕を使ったラーメンを食べた経験はありますが、古くからこんなに美味しくて個性のある酒粕ラーメンがあったのには驚きです。
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- 玄屋
- ラーメン 近鉄京都線 桃山御陵前駅 徒歩10分
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4.驚きのコストパフォーマンスで戴ける、昔ながらの京都ラーメン【大黒ラーメン】
場所は伏見桃山駅から近く、昔ながらの京都ラーメンとして親しまれている昭和59年創業の老舗人気ラーメン店で、メニューは至ってシンプルな構成です。
茶濁の色合いをしたスープは、適度な油分を持たした鶏ガラ豚骨の醤油味。見た目に反したあっさりした味わいは、臭みも無くカドの立たない円やかさで、どこか懐かしさを感じる様な、京都らしい昔ながらの味わいで、ほっこりとしてしまいます。
麺は、柔らかめな食感の中細ストレート。このスープにこの麺ありきな相性で、少しクタッとしているのがまたいい。固めが好きな方は固めもオーダー出来ます。
具材は、チャーシュー・もやし・刻み葱とシンプル。しっとりした脂身の少ないチャーシューが美味しいです。
胡麻油の風味立つ焼きめしは、お米がしっとりとして家庭的な仕上がりです。このクオリティで価格はなんと220円。
ラーメン一杯が驚きの500円なんですが、会計時に戴けるサービス券は、次回の来店時に使用が出来る割引券で、更に100円引きしてくれるので一杯がなんと400円。焼めしを合わせても620円と驚異的なコストパフォーマンス。大半の来店客が地元のリピーターだと思われますが、凄く賑わっている様子が伺える人気ぶりです。
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5.中毒患者続出のヤミつきになる二郎系ラーメン【ラーメン荘 地球規模で考えろ】
昨年10年目を迎えた関西二郎系の代表格である『夢を語れ』@一乗寺の派生店。『地球規模で考えろ』、『歴史を刻め』、『その先にあるもの(閉店)』、『これが好きだから』、『おもしろい方へ』等、メッセージ性のある変わった屋号ではありますが、『夢を語れ』で修行された派生が関西の各地に根を張っているのですが、こちらもまた関西二郎系として学生さんを中心に常に行列が絶えないという人気店です。
食券制で、おしぼり・お箸・お水はセルフとなり、メニューはラーメン・豚ラーメン・豚Wラーメンに、大ラーメン・大豚ラーメン・大豚Wラーメンと汁なし。追加トッピング等は券売機で購入出来るものと直接現金で支払うものがあります。基本的にはデフォルトで麺量は300g、大で400gとなり、サーブされる前に「ニンニクいれますか?」と問い掛けられます。その時がコールのタイミングとなるのですが、野菜・アブラ(背脂)の有無、また、量を増やしたり追加トッピングをオーダーする事が出来ます。
大豚ラーメンのヤサイマシアブラマシマシカラメチーズチーズですが、適度に乳化した豚の旨味がたっぷりで生姜の効いたスープに、キレのある醤油が立つカエシ、コクに深みとパンチを効かせる背脂の、三位一体となる豚肉豚骨醤油です。そこに、たっぷりのニンニクが、中毒性を醸しだしてくれ、一度食べればヤミつきになります。噛めば口内で暴れる程の弾力を持つゴワワシとした自家製の極太縮れ麺に、ホロッと柔らかくしっかりとした味付けの肉塊ウデ肉が凄く美味しく、トッピングのチーズを乗せて食べるのも面白い。
胃袋に自身のある人は、是非ともオススメしたいお店です。
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- 地球規模で考えろ
- ラーメン店 近鉄京都線 伏見駅 徒歩5分
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6.中華テイストの異色なまぜそば【ラーメン たぬき屋】
2015年2月に開業されたばかりの比較的新しいお店です。
メニューは、中華そば・まぜそば・ 熟成豚骨ラーメンに炒飯等のご飯類となり、 スープに足せばラーメンの味わいが化ける「たぬきソース +50円」のユニークなアイデアである味変アイテムもあります。
オススメのまぜそばは、具材が角煮チャーシュー・もやし・水菜・ 豆チ・背脂となります。 辣油や唐辛子に甜麺醤と味噌を合わせた醤油ダレで、この甘辛いタ レがよく麺に馴染み、グイグイと喰わせます。 ムチッと詰まった感のある、 このやや平たい太麺はもっちりとしたコシの強い歯応えで美味い。 シャキシャキの水菜の食感や、熟成した塩気のある豆チが良いアク セントになっていて面白いし、 食べ進む途中から卓上のカレー粉やお酢で味変も楽しめます。
また、熟成豚骨ラーメンは、ぽてっとしたとろみのあるスープで、 豚骨の旨味が濃厚で円やかな口当たりの鶏ガラ豚骨は、某人気店を 彷彿させる完成度の高い一杯である。 豚挽肉と豆板醤らしき辛味のある『たぬきソース』 を投入する事で劇的な味わいの変化を楽しめ、 最後まで飽きる事なく戴けます。
中華料理店出身ならではの中華テイストな異色のまぜそばと、 人気ラーメン店で学んだ後に開業してから2ヶ月後に納得いく味に 完成させたという熟成豚骨。どちらもオススメです。
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店名:ラーメン たぬき屋
住所:京都府京都市伏見区深草泓ノ壺町11-9 第二池田ハイツ
電話番号:非公開
7.『お腹も心も満たせるラーメン店』を目指す、体に優しい鶏白湯【ラー麺 陽はまた昇る】
元々は近鉄伏見駅前に2012年にオープンされていたのですが、2015年8月に外国人観光客も多く訪れる観光スポットである『伏見稲荷大社』付近に移転された、某雑誌の鶏白湯部門でグランプリを獲得するほどの実力のある人気ラーメン店です。
オススメのとりとんこつラー麺ですが、とろんとした茶濁のスープで、魚貝の乾物等を忍ばせた濃いめのカエシに鶏ガラと豚背骨からとった出汁を合わせたもの。動物系由来のコクがしっかりとして物足らなさを全く感じない無化調仕立てで、油分を抑えているので、後味がすっきりとした飲み口のスープです。
スクエアタイプで低加水の全粒粉入り中細ストレート麺は、小麦の風味が非常に豊かで、パツンと歯切れの良い食感とつるつると喉越しの良い自家製麺。存在感あるスープに匹敵する強さがしっかりと寄り添う、抜群の相性です。
具材は、低温調理の肩ロースのチャーシュー・半熟玉子半個・穂先メンマ・浅葱・海苔です。この肩ロースのチャーシュー、某銘店のパストラミチャーシューの様なペッパーの効いたもので、そのままで食べるのも良し、浸してピリッとスープを引き締めるアクセントにも良しな、とても美味しいチャーシューです。
海苔を除けば、某店を彷彿する様なビジュアルですが、似て非なるものであり個性さえも感じるもので、体に優しい一杯はオススメです。
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8.瞬く間に人気店へと登りつめ、新天地にて新たな勝負をする気鋭店【フカクサ製麺食堂】
2015年、開店当初から話題となり、人気店の仲間入りを果たしたのですが、この2016年11月に移転前の位置から目と鼻の先ではあるのですがキトロ町へと移転をされました。
新天地ではメニューが一部変わり、鶏醤油らーめん・鶏白湯らーめん・おさかな鶏白湯らーめんに、からあげセット・ミニチャーシュー丼セットにトッピング類・単品メニュー・ごはん・ドリンク類となります。また麺は太麺か細麺から選べ、太麺に関してはアマニの粉末を練り込んだ拘りの自家製麺を使用。卓上にある調味料は、以前のものと変わらない様です。
オススメの鶏醤油ラーメンは、醤油色をした透き通ったスープで、ふくよかな鶏の旨味が溢れており、味わいに奥行きのある鶏醤油清湯。カエシのほんのりとした甘味に、適度な油分と、しっかりとした旨味の出汁が、バランス良く合わさっており、デフォで胡椒を少し効かせる事で輪郭をくっきりとさせた、とても美味しいスープです。
割と歯応えのある中細ストレート麺は、ぱつんとした歯切れも良いハリのある麺で、小麦の風味も豊か。スープに寄り添う相性抜群の自家製麺です。
具材は、低温調理された肩ロース肉のチャーシュー・材木メンマ・半熟味玉半個・刻み白葱・糸唐辛子です。
以前のお店で戴いた時のですが、ハンドブレンダーで攪拌されたカプチーノの様に泡立つ鶏白湯は、ザラつきも無くクリーミーでコクに深みのある円やかな口当たりです。重たさやクドさも無く、見た目以上に軽やかで上品な味わい。やや色合いが茶色く、アマニ入りの自家製の縮れ太麺を合わせた此方のラーメンもオススメです。
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店名:フカクサ製麺食堂
住所:京都府京都市伏見区深草キトロ町33-14
9.独自のセンスで創りあげた繊細で気品さのある燕三条系インス【セアブラノ神 伏見店】
過去に、関西と関東のキュレーターとのコラボ記事である『【京都】実はラーメン激戦区!1000年の都でオススメしたい人気10軒』https://mecicolle.gnavi.co.jp/report/detail/6656/?from_article にて、超ラーメンフリークこと、ラーメン官僚の『田中一明』氏が【京と新潟燕三条、2種の背脂文化が奇跡の競演】と題し本店を紹介されていましたが、こちらは本店とは趣を変えたメニューを展開する、行列人気店『セアブラノ神 壬生本店』の2号店です。
同じくしてオススメしたい背脂煮干しそばは、鶏ガラ豚骨と水出しした煮干しを合わせたもので、表層がたっぷりの背脂で覆い尽くした新潟燕三条系のリスペクト的な一杯。煮干しの強い風味とほろ苦さのあるビターなスープに、甘味やコクを持たせる背脂が合わさる事で全体に丸みある輪郭に形成したもので、背脂がたっぷりでもアブラっぽさが無くあっさりとしており、とても美味く戴けます。
麺は、これまた『麺屋 棣鄂』謹製である平打ちの縮れ太麺で、蜜の詰まったムチッモチッとしたコシの強い麺がこのスープに良く合う。
具材は、低温調理の肩ロースチャーシュー・メンマ・みじん切りのレッドオニオン・刻み葱・海苔です。しっとりと柔らかく色合いの綺麗な薄切りのチャーシューは肉の旨味がしっかりとしており、美味しいです。また、たっぷりの紫玉葱の微塵切りはシャリシャリとした食感と甘味を持ち、とても良いアクセントとなっております。
独学で創りあげた新潟燕三条系のリスペクトの一杯は、独自のセンスによる本場より洗練されたもので、上品さもありとても美味しく仕上がっております。
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10.麺の風味と食感が卓越した美味さのつけ麺【つけ麺 きらり】
最後のトリを締めくくる此方のお店は『京阪 中書島駅』付近に位置し、連日この一杯を求めるリピーターが後を絶たない、行列覚悟の非常にハードルが高いお店です。
メニューは、魚介豚骨つけ麺・辛つけ・カレーつけ・海老つけ・塩とんらぁめん・きらりめし・TKK・肉めしに、トッピング類。麺量は、並(200g)も大(300g)も同額の嬉しいサービスです。
人気メニューである魚介豚骨つけ麺は、どろっと粘度のある濃厚豚骨魚介醤油の無化調仕様です。骨太で重厚な豚骨を軸に鰹や鯖等の節系を合わせた濃厚な旨味を引き出したつけ汁です。つけ汁の中には微塵切りの玉葱が入っており、シャクシャクした食感と甘みが良いアクセントになってます。途中から卓上にある生ニンニクを絞って投入する事で味わいの変化を楽しめますが麺側にも味変の工夫が施されています。
うどんと同じ中力粉のみで打つ自家製の極太ストレート麺は、小麦の風味が非常に豊かで、モチモチとした食感とコシの強さを兼ね備えており、濃厚なつけ汁をしっかりと持ち上げてくれます。まずは、麺だけを戴いても美味しいですし、麺をつけ汁に潜らせる⇒すだち酢を麺に掛けて潜らせる⇒最後はスープ割りと、味の変化を色々楽しめる事が出来るので最後まで飽きる事なく戴けます。
具材は、つけ汁の中にサイコロ状のチャーシュー・刻み玉葱・刻み葱。麺上に、半熟煮玉子半個・材木メンマ・海苔です。チャーシューはとても柔らかくジューシーで、メンマは適度な歯応えがあり、煮玉子もしっかりとした濃い目の味付けです。
無化調といえど、濃厚で充分な旨味に全く物足ら無さを感じさせませんし、自家製極太麺もとても美味いです。接客の対応も非常に丁寧で気持ちが良いですし、自信を持ってオススメできるお店です。
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