茅場町駅すぐの小さなビヤホール「ヨッシーズ」で、唯一無二の極上黒ラベル
茅場町に2015年11月に誕生した小さなビヤホール「ヨッシーズ」。徹底的に品質にこだわったサッポロビールが飲めるお店として話題となりました。まだ歴史は浅いのですが、すでにヨッシーズの雰囲気と美味しいサッポロビールを求めて集う常連さんで賑わいます。
ナショナルビール好きの筆者は、月に2・3回は立ち寄っては美味しい生ビールとビールに合うおつまみを楽しんでいます。
クラフトビールの個性が注目されている昨今ですが、今年140年目を迎えた日本最古のビールであるサッポロをポテンシャル最大まで引き出すとこんなに美味しいというのを改めて感じさせてくれるビヤホールです。
銀座の真ん中にあるビヤホールで修行を積んだご夫婦が独立
ヨッシーズの店主で生ビールを注ぐ達人の吉永氏は、もとは銀座4丁目交差点の角にあったビヤホールライオン銀座5丁目店のカウンターマンを務めた方。ビヤホールの代名詞的な存在の「銀座ライオン」の店名発祥の店でカウンターマン(ビールを注ぐ職人)をされていた吉永氏と、同じく同店で働いていた奥様とで独立して、現在の「ヨッシーズ」をオープン。
銘店仕込みの技を気軽に楽しめるのが魅力です。
とにかく徹底的にこだわった生ビール
一般的な生ビールは、常温で保管されているビール樽を瞬冷式のサーバーを通すことで最適な冷温で提供するのですが、ヨッシーズはサーバーに接続する前から樽ごと冷蔵ケースに保管しています。
酒販店から配達されたビールを冷温状態で静かに眠らせることでより美味しさを引き出そうというこだわりです。ビールサーバーも特注で、ビールが流れ出るスピードが早く、一度注ぎで一瞬で泡とビールの比率をぴったりに作り出して提供してくれます。
グラスも冷蔵庫や冷凍庫で冷やすのではなく、氷水でビールと同じ温度にもっていくこだわり。
ビール会社の博物館や工場見学と同程度か、もしかしたらそれ以上かもしれません。ビール会社の系列を除けば、東京で五本の指にはいる生の品質です。
小箱ならではの距離感がつくりだすクオリティ
カウンターを中心としたつくりのヨッシーズは、ビールタップが目の前にある距離が魅力。ビヤホールでもビールカウンターを眺めながら飲むことができますが、実際にオーダーしたビールがベテランの技で美味しく注がれていく瞬間を目の前でみられるのは格別です。
小箱ならではの価値としては、注がれたビールがタイムロスなくすぐに手元に届くのもポイント。時間とともにビールの泡は減っていきますので、生ビールは提供から飲むまでの時間もおいしさを左右します。
おつまみもビールの美味しさを引き立てます
メニューはビヤホールの大定番のフライドチキンをはじめ、奥様の手料理はどれも生ビールの美味しさをより引き立てるものばかり。日替わりの料理は、月に何度通ってもワクワクする内容です。とはいえ、一番はビヤホールのフライドチキン。とにかく黒ラベルが進む味です。
〆のスパゲッティまで、どれも美味しく安定しています。混雑時でもスムーズな提供がされているのも素晴らしいです。ご夫婦の阿吽の呼吸と、老舗ビヤホールで鍛えられたノウハウを感じます。
美味しいナショナルビールが飲みたくなったら、茅場町へぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。
★このお店を紹介した記事はこちら
http://syupo.com/archives/15202
紹介しているお店はこちら!
- 茅場町ビヤホール&カフェ ヨッシーズ
- 茅場町ビアホールカフェ 地下鉄日比谷線 茅場町駅 1番出口 徒歩2分
- 平均3,900円