1866年創業 老舗の鰻屋さん 祇園 かね正。
四条通から大和大路通を上がったところの細い路地を入った奥にある名店です。
とてもお店があるように見えない路地ですが、そのまままっすぐ進んでいきます。
お店の灯りが見えてきました。
こちらがお店の入り口。
京都らしい佇まいのお店です。
カウンターが6席、4人がけのテーブルが2卓の落ち着いた雰囲気の店内。
メニューはいくつかありますが、こちらのおススメはなんといっても「きんし丼」です。
「きんし丼」とは、白胡麻とたれのご飯の上に、鰻と錦糸卵がのった丼です。
鰻は背開きですが、関東風の蒸し焼きではなく、関西風の直焼きで、オーダーしてから、ご主人がじっくりと丁寧に鰻を焼いてくださるので、出来上がるまで約30分ほどかかります。
きんし丼が運ばれて来ました。
お豆腐とお麩の入ったお吸い物とお漬物がセットになっています。
蓋を開けると、フワフワで美しい錦糸卵が山盛りに!!
なんて、フォトジェニックな丼なんでしょう~!!
卵の下には、鰻が隠れています。
胡麻の風味のご飯に皮目が香ばしく身がふっくらと絶妙な焼き加減の鰻、ふわふわ~っと柔らかな錦糸卵が三位一体となり、最高に美味しいんです。
お箸で口に運ぶ度、顔がほころばずにはいられません。
テーブルの上に原了郭の粉山椒、黒七味、一味があります。
鰻というと山椒で頂くのが一般的ですが、黒七味や一味で頂いても美味しいですよ。
京都に引っ越してきてすぐに頂いて以来、すっかり気に入ってしまい、定期的に通っているお店です。
大人気で行列の絶えないお店ですが、夜は予約もできますので、予約をされて行かれることをお勧めします。