宮古島といえば豊かな自然に綺麗すぎる海。プロ野球キャンプに食べ物は『宮古そば』
沖縄県地方ではラーメンよりも、そばが有名ではあるが、ここ宮古島でも昔から続くお店や新たなお店も誕生している。
今回は観光の時にも役立てて頂きたいお店8店をご紹介!
(タイトルにラーメンと書いてしまってますが、ご紹介したい宮古そばのお店も2店合わせてどうぞ!)
ここでしか味わえない一杯!でーじまーさん!!(めっちゃうまい!!)
1.宮古『元祖』豚骨醤油!ここでしか味わえない家系スープに自家製麺!天晴宮古店
2005年OPENの「天晴」
宮古島といえば当然「宮古そば」がラーメンよりも先に浮かぶ。そこにあえてのラーメン。しかも、横浜発祥の“家系”で攻めるとは恐れ入る。
長野県ご出身の店主。
当然、家系ラーメンで修業を。
旅行で宮古島にも訪れたこともあり、そもそも好きな土地で、奥様も宮古島に縁があり、そんな流れでこの地で開業。
当初は、やはり土地柄、地域の方々に認められる迄にも大変なご苦労があっただろうとは想像にたやすい。でも、それ以上の苦労の末にたどり着いた一杯をご紹介したい!
醤油豚骨。
メニュートップにくる、お店スタンダードな一杯。
せっかくなのでトッピングのチャーシューはアグーでお願いした。
沖縄県産の豚骨と水のみからなる小細工なしの直球スープ。見た目の油分や色合いから想像するより、あっさりしっかりなスープ。店内独特の豚骨臭とは裏腹に臭み、嫌味、雑味など皆無な極旨スープ。地域に合わせたあっさりめの醤油ダレは数種の醤油をブレンドし、スープとのバランスも良好。
麺は、太め、加水率高めで瑞々しく、かん水の量は抑えめで発色の良い白。食感は押しては返す弾力を含み、もっちりとし、実に旨い。うどん文化に馴染みのある僕にとっては好みすぎる仕上がり。もちろん、スープとのバランスは言うまでもない。宮古そばに馴染みのある地域の方々に知ってもらいたい、受け入れてもらいたい、そんな思いから作られた、宮古そばとは似て非なる麺となっている。
この地で開業して12年の歳月を経、新たなる目標を店主にぶつけてみた。
地域の皆さんの笑顔を見たい、喜んでもらいたいからこそ、何一つクオリティを下げることない日々のルーティンを心掛けたい。
店舗展開や、新たなムーブメントの発信ではなく、日々のルーティン。
「当たり前のことを当たり前にする」
この積み重ねが、この一杯には詰まっている。
ぜひ、実食を!
紹介しているお店はこちら!
店名:沖縄宮古島ラーメン 天晴
住所:沖縄県宮古島市平良字西里861-5
電話番号:0980-72-8096
Facebookページ:https://goo.gl/mqSM5i
2.宮古を愛し、宮古に愛され、笑顔輝く太陽のようなお店!ラーメンハウスてぃだ
宮古空港から車で10分も掛からない立地ながら、中心部より離れたところに位置する、てぃだ。店名は聞いたことある人も多いと思うが地域の言葉で「太陽」の意味。
今回頂いたのは店名由来の「てぃだラーメン」
メニューを見た時も「まぁ、屋号がつくくらいだからトッピングが豪勢な感じの」と高をくくっていた。そして、ほどなくしてやってきたのがこちら!
おお!目玉焼き乗ってる!!そうか、そうか、目玉焼きが「てぃだ=太陽」なんだ!その“てぃだ”の下には炒められた大量の宮古産野菜も。これはかなりボリューミー♪卵の焼き加減も絶妙すぎる半熟で、箸でぱっくり割り、黄身が溶け出す瞬間、煮卵を割ったそれと同じ高揚感を覚えるのはラヲタだからだろうか笑
さて、スープは「こってり」と「あっさり」の2種類を用意し、好みに合わせて注文できる。豚骨と鶏との割合を調整し、スープの味に変化を持たせている。動物系のスープの支えの上でしっかりとエッジの効いた醤油ダレは濃口・薄口醤油を絶妙にブレンドしたもの。スープはやがて野菜の旨みも溶けだし後半までしっかり楽しめる塩梅となっている。
麺は潔く1種類。県産、サン食品の細めでウェーブのかかったもの。もう、何なら存在自体がノスタルジック、「ただいま」って言いたくなる。そんな雰囲気漂う麺。少し柔めに茹でられ食感からも優しさを感じ取れるはず。
市内中心部で5年、今の場所に移転し23年。宮古を愛し、宮古に愛される店。地元の方々のニーズにこたえるためメニューも豊富に取り揃えている。物腰の柔らかいご夫婦がこの上ない優しい笑顔で迎えてくれる太陽のようなお店。
ぜひ、実食を!
あ、そうそう、余談ではあるが、ご主人は地元の高校でボクシングを教えているそうで、宮古から世界チャンピオンが生まれるかも!
紹介しているお店はこちら!
3.燦々と照り付ける太陽のような熱いハートで宮古島に捧ぐ!サマー太陽
8年前、旅行で訪れた宮古島。こちらの店主さんもやはり、宮古にビビっと感じるものがあって愛知県より移住。また店名のサマー太陽も、宮古で出会ったミュージシャンの曲から頂いたそうだ。
店舗は元々ラーメン屋さんの居ぬきで「居酒屋」スタイルでオープン。以前の店を知る客からすれば、飲んだ後はやはりラーメンを出して欲しいのは全国共通。その要望に応えるべくラーメンを提供し出すも、やがて本格的にラーメン専門店へとシフト。
そして、今回頂いた一杯がこちら。
宮古牛ホルめん(塩)
付け合わせは、沖縄らしく、もずく。
スープは山原地方の鶏を軸に干しシイタケの旨みもプラスし、そこにさっぱりとした和風の塩ダレを合わせる。まさに飲んだ後でも、二日酔いでも啜りたい一滴だ。
グルテン強めでコシのある麺。他加水もっちり、麺の風味もふわりといい感じ♪こちらはブレンドした小麦の自家製麺でおススメです。
愛知県出身の店主さんらしく「台湾ラーメン」などもラインナップ。宮古島の方々には珍しいメニューではなかろうか。そして、逆に今年の展望として「宮古そば」も提供したいとか。本場の舌に合う一杯を作るのには相当なプレッシャーだと思うがチャレンジは止まない。
トレンドを取り入れつつ、王道も行く。宮古島に訪れた際はぜひ立ち寄ってほしい。
ぜひ、実食を!
紹介しているお店はこちら!
4.ラーメン消費量全国No.1のあの大国から宮古島へ伝道!Jungle飯店
私も大好きな県の1つである山形県。タイトル通りだが、言わずもがなやね、国内ぶっちぎりのラーメン消費量を誇っています。そんなラーメン大国山形は尾花沢からのラーメン伝道師、三浦店主。彼もまた、旅先の宮古島に魅せられた一人である。
天晴、サマー太陽、そしてJungle飯店。
彼ら同様、私も宮古島に魅せられる理由は、本当に分かる気がする。島で体感する風、空、海、人。あらゆるものが輝いている。ほんとにいい島だ!
そうそう、ラーメン。
今回頂いたのは醤油。
鶏豚を中心に炊き上げた動物系出汁に、長崎県産の薄口、濃口、有機醤油をオリジナルブレンドしたタレを織りなす。口当たりまろやかでさっぱりとしつつも、後半までしっかりと旨みを残すスープ。こりゃ旨い♪
麺は高知県から取り寄せているオーダー麺。パツっとまではいかないが歯切れ良いストレートの細麺で、のど越しもいいのでずるずるイケる。
ちなみにメニューは醤油以外に塩、味噌、あえ麺と取り揃えている。
宮古島にありながらも、どこか都市部の雰囲気を醸し出す一杯。聞けば、三浦店主は横浜での修業経験もあるそうだ。なるほど、うなずける。
故郷山形への愛も消えない。もっともっと伝えたいラーメンはたくさんあると目を輝かせる。これからも様々なラーメンを宮古の人達に食べてもらいたいのでチャレンジし続けることだろう。
ぜひ、実食を!
紹介しているお店はこちら!
店名:麺処jungle飯店
住所:沖縄県宮古島市平良字下里517山吉マンション103
電話番号:09093908962
Facebookページ:https://www.facebook.com/junglehanten/
5.頑固おやじが宮古島で半世紀守り続ける味!ラーメン大将
御年77歳の店主。今回もお話を聞けたのは奥様と娘さん。とにかく味にこだわり、仕事にこだわり、家族の言うことも聞かない頑固すぎるオヤジさん。風邪などひいたことがないというほど家族から見ても気力みなぎる店主。また腕や腰など異変があっても休まず、病院にも行かず店を守り続けている。
当初は東京で10年ほど中華料理店をしていたそうだ。その後、地元の宮古島に戻り35年。4年前に移転し現在の店舗での営業となっている。
今回頂いたのは屋号の冠ついた「大将ラーメン」
昆布に豚骨、鶏ガラ、ニンニクなどからなるサッパリとした透き通った清湯スープ。醤油ダレもしっかりと効いていて飲みごたえ十分。
麺は宮古最古の製麺所、古謝そば謹製。しっかりコシのあるもっちゃりとした独特の麺でこれも間違いなく旨いやつです。スープに負けじと存在感ある麺。
ラーメン全体としての印象は「どこか懐かしい、また食べたくなる味」ノスタルジックで優しさ溢れるといった感じである。
メニューはさすがに中華ものが充実。量もすごいのでラーメンも勿論だが、大勢で行くなら間違いなく中華一品いろいろにビールだろう^^
頑固おやじの大将にも弱点はある。それは、お孫さん^^
お孫さんのことになると店も休むほどだ。
そして二代目となる娘さん。お孫さんのお母さんですね。彼女もまたすごい。母であり、PTA会長であり、トライアスロンの選手なのである!あぁ…この親あってこの子ありか…^^
パワフルで愛溢れる家族で絶賛営業中!
ぜひ、実食を!
紹介しているお店はこちら!
6.ランチメニューも豊富で激辛ラーメンにもチャレンジ!?さつきラーメン
タイトル通り、激辛ラーメンもあり、達成者(完食)の名前も店内に張り出されたりしているので、名物であろうことは間違いないが、僕は辛い系がさほど得意でないので今回はパスです、すいません^^;
興味のある方は是非ともチャレンジを!
さて、昼時はひっきりなしにお客様が訪れているさつきラーメン。店内は地元の方でにぎわっている。
10種類以上あるランチメニューから今回頂いたのはとんこつ担々麺&チャーハン。
豚骨ベースの白濁したスープにミンチ肉も適量、そして何よりスープの辛さも適度で、僕にとっては丁度いいのだが、辛いもの好きには物足りないかも。ま、そんな方は辛いラーメンを、ということですね^^
少し柔めのズルっと啜り心地良いストレート麺もスープをよく吸いばっちりの塩梅。
やや塩気立つ程度のパラっと、というよりもほんの少しべちゃっと、という感じで、母親の作ったそれを思い出してしまうチャーハンだったりした。そして、何ならスープに少し浸して食べてしまったけど笑
店内はカウンター席にテーブル席もあり。厨房の中を覗ける感じのカウンター席ではないが、距離はあるもののテーブル席の客と会話する店主の声が聞こえる、客との距離は近いお店。地元に愛されている、ならではやねぇ。
ぜひ、実食を!
紹介しているお店はこちら!
7.宮古最古最高の製麺所!古謝そば屋
製麺所で麺の販売も店頭で行い、お店にも麺を卸し、自店でも提供している、宮古島最古の麺屋さん。創業は昭和7年と。その後、戦火を逃れるため台湾に疎開し、戦後ふたたび宮古島で営業再開。先に紹介した老舗の一つ「ラーメン大将」にも記載したが、こちらの麺を使用している。
さて、今回頂いたのはそばセット。メニュートップに乗ってる人気おススメメニューといったところか。
宮古そばにジューシー、小鉢にコーヒー、フルセットで800円とお得感♪
しかも、こちらの古謝そば、通し営業で中休みないので非常に助かる。
まずはもちろん麺から。
宮古そばらしく当然ながら、やや太めのストレート麺。ガッシリとした歯ごたえの中にもモッチりとした食感も残し、風味も良く旨いですねぇ。
豚骨、鰹ベースの透き通ったスープもあっさりながら旨みをしっかり残します。せっかくなので後半にかけては味変でコーレーグースを少量ずつ投入。この独特の辛さが更に旨みを引き立てます。
ジューシーもあっさりで美味しいですね。また少量で適量。
食後に冷コーで〆る。
お会計を済ませたらお店の隣、というか、同じ建物で麺の販売もしています。気に入ったらぜひ購入することおススメです。(HPでも通販アリ)
ぜひ、実食を!
紹介しているお店はこちら!
8.中華と沖縄の素晴らしき融合!No.1とNo.2の人気商品のお得なセット!ドラゴンセット@腰原食堂
宮古そばを華麗にアレンジとでもいうべきか、進化系というべきか、それがこのドラゴンそば。ラーメン大将の娘さんからもおススメですよ!なんて地元民からの後押しあれば行くしかないでしょう^^
地元の地名を屋号に冠する通り、地元愛に溢れるお店。共感しますね~
なかなかにファンキーで感じの良いご兄弟で絶賛営業中。
今回は事前にも聞いていた鶏南蛮定食いっといた^^
ボリューミーな鶏南蛮!
そばは今回、控え目な量で脇役かな…と思わせつつ逆にこっちが主役か!?と思わせるほどの破壊力がある一杯。
豚x鰹でサッパリとしたイメージの強い宮古そばだが、このドラゴンそばは万人受けするであろうリミット一杯まで引き上げた豆板醤の辛さが心地よく広がる野菜あんあけスープ。
おお…斬新!
正直どこで食べても大体同じ味、と言ったネガティブに近い感想をもっていたが、これはイイ!
沖縄x中華の理想的なコラボ完成系!
丸みを帯びた太麺も適度な加水で少し感じる粉感が風味を引き立てているように感じる。
トッピングも地元産の野菜がふんだんに使われており旨いに決まってるやつ^^
山原地方の鶏肉を使用した南蛮揚げも柔らかくジューシーで、名物のタルタルソースに甘酢タレの酸味がすっと鼻を抜ける感覚も心地よいし、何より旨い!
量もしっかりでお得感満載。
店内は地元の年配の方もいらっしゃれば、女性グループも。一本奥まった道にある隠れ家的なお店だが、かなりおススメのお店です。
ぜひ、実食を!