知る人ぞ知る魚の名店
築地界隈には築地市場がある関係で、美味しい魚を出すお店が沢山あります。
しかし、新鮮な魚料理をここまで安く提供するお店は、なかなか無いのではないでしょうか。
今回はそのうまいもん屋の冬のキラーコンテンツでもある「トマト鍋」を中心に紹介して行こうと思います。
お店は東京メトロ日比谷線の築地駅4番口から徒歩1分のところにあります。
昼はランチもやっていますが、このお店の真骨頂は何と言っても夜のコースメニューでしょう!!(単品メニューもあります。)
おまかせコースは3500円と4000円の2つが用意されており、名物の「トマト鍋」はそのどちらのコースにも組み入れることが可能です。(他の鍋を指定することも可能。)
私は冬になるとこの鍋が無性に食べたくなり、10年前から毎年1回以上は訪れています。
1つの鍋でいろいろ楽しめる!!
トマト鍋とは、トマトスープに新鮮な魚介類と野菜を入れて食べる鍋なのですが、具材を入れる順番が決まっており、そのひとつずつの素材を楽しみながら食べ進めます。
まずはトマト味のスープ。
中にはトマトの水煮がすでに入っております。
最初の具材はかなり大きなハマグリと伊勢海老の頭。
ハマグリは口が開いたらすぐにいただきます。
伊勢海老の頭は出汁用ですが、濃厚なミソも詰まっているので啜ってしまいましょう。
鍋の中はスープを残しすべて食べつくします。
この時点ですでにハマグリと伊勢海老の旨味がスープに加わっています。
そして、シメジとナス。
ナスはとてもトマトスープとの相性がいいですね。
シメジとナスも煮えたらすべて平らげてスープのみにします。
次に出てきたのは、トマトとレタスとオクラ。でも、サラダではありませんよ。
トマトとオクラはよく煮てアツアツをいただき、レタスは、な、なんと、しゃぶしゃぶにしていただきます。
意外な食べ方かも知れませんが、これがクセになる美味しさなんです。
いろんな具材から出来上がったスープはまさに絶品!!
その絶品スープで最後はおじやを作ります。
スープは強火にかけて沸騰させ、女将の合図でごはんを投入。
3分~4分ほど、ひたすらかき混ぜますよ。
そして、煮詰まってきましたら卵とチーズをたっぷり加えてイタリアンおじやの完成です。
このおじやの為にトマト鍋があると言っても過言ではありません。
お刺身も絶品!!
実はコースの場合、鍋の前にお刺身の盛り合わせが来ます。
このお刺身がこれまた素晴らしく、大皿に盛り付けられていても、きちんと1人前づつに分かれているのです。
これならケンカにならず安心ですね(笑)
4000円のコースには毛ガニが・・・!!
冬場、4000円のコースにすると、毛ガニが付き鍋も2種類になります。
たったの500円プラスでこのグレードアップは嬉しいですね。
ちなみに、私が訪問した時の4000円のコースは以下の通りでした。(日によって内容は変わります。)
・セロリとお揚げの炒め
・蓮根のきんぴら
・うるいお浸し
・根菜の煮物
・鰆のアラ焼き
・毛ガニ
・お刺身盛り合せ
・鰆の塩焼き
・トマト鍋(〆の雑炊)
・マグロのアラのお鍋(〆のラーメン)
・カボチャの生クリーム添え
・ふきのとうの天ぷら
・季節のフルーツ
これはかなり満腹になりました。
尚、鍋料理は冬場限定でその日の仕入れにより変わる場合もあります。
※値段は2016年12月時点のものです。