まかないから生まれた『究極の冷やし中華』とは
『究極の冷やし中華』が食べられるのは、日本酒とそれに合わせた料理のマリアージュのお店、銀座6丁目の「夢酒みずき」。和食中心のお店です。
「夢酒」と書いて「ムッシュ」と読みます。ちょっとシャレてます。
8月の1ヵ月限定で、月曜日から金曜日、12時から14時までの2時間、ランチ営業開始しました。
そして、ランチメニューは、お店の方曰く、2種類の『究極の冷やし中華』。
もともと和食のお店なのに、なぜ『冷やし中華』を、と問うと、なんでも、まかないで出していた冷やし中華が思いの外おいしく、それならば、『究極』を目指そうといろいろとこだわりを入れて、満足いくものができたので、1ヶ月限定で、お客さんに出すことになったとか。
で、こちらが、『海鮮三昧の冷やし中華』です。
大きな粒の、ホタテ、ホヤ、ムール貝が添えられてます。
さらに、殻付きのウニもついてきます。まさに海鮮三昧。
こう、つい海鮮に目がいってしまいますが、確かに海鮮もすごいんですが、実は、本来の冷やし中華の方にこだわり満載。
コシと弾力がありながら、のど越しのよい麺を目指して、中華麺ではなく、北海道の生ソーメンに行きついたとか。
そして、たれの方は、青森県八戸の地鶏、シャモロックからとった出汁を使用。濃厚な旨みは、たくさんの地鶏を試したそうですが、これがダントツの旨さにつながったそうです。
のせる具材にもこだわりぬいて、きゅうりは、岩手県から。自根きゅうり。
もはや、まかないレベルは遠い昔、お店自身でも、『究極』の、と自負したくなる、こだわりの冷やし中華に進化したわけです。
(このあたりのくだりは、店長さんに伺うと、いろいろと語ってくれます。きっとご苦労されたんだと思います。)
たしかに、ウニをのせて、麺とからめて食べると、ウニの甘さと、鶏ガラの出汁がつまった醤油ベースのタレとが絶妙な味わいになりました。うん、おいしい!
なお、この冷やし中華に、山形牛の牛どんまでついてきます。
サービスし過ぎでしょ。
こだわりぬいて、そして、採算度外視した『究極の冷やし中華』は、8月いっぱいまで。
銀座に立ち寄った際は、逃さず、ぜひ試すべきランチです。
なお、この冷やし中華は、夜メニューにはないそうです。もったいない。