昨今の熟成肉ブームにつづくのは熟成魚!
魚なんて鮮度が命じゃないの??というのは昔の話か。
肉同様、熟成することにより旨みが凝縮され、歯ごたえもまた、変わってくるんです。
熟成魚をつくるには、徹底した仕込み・温度管理・熟成度合いの見極めなど、豊富な経験と技術を要します。
全国でもまだ希少なこの熟成魚をいただけるのが、三宮駅すぐそば、生田新道沿いの「鯛之鯛」
熟成魚の旨みをストレートにお造りで味わう
いさぎの熟成(四日間)、黒鯛の熟成(五日間)、沖かさごの熟成(六日間)などの熟成魚と、新鮮魚を食べ比べできる盛り合わせ(小)が、たったの980円というリーズナブルな価格でいただけるのもうれしい。(内容は日によって異なる)
これらを食べ比べてみると、その違いは歴然。
ぷりっぷりっと活きのいい新鮮ものに対し、熟成ものはしっとりモチッモチッと弾力があり、噛むほどに旨みと甘みがじわじわ滲み出てくるんです。
全体に旨みが均一にまわっているようで、ほんの一切れが重厚な味わい。
薬味や調味料も供されますが、個人的にはまずはそのままで食べるのがおすすめです。
熟成沖かさごの塩焼きは、頭と身部分の2つの味を。
ふっくらしっとりとした身に、焼くことでさらに甘みと旨みが増しています。
熟成魚と二枚看板である明石昼網鮮魚も外せない
店内にある生け簀からオーダー後に釣り上げられ、その場で手早く捌きサッと炙って供される淡路産伝助穴子の焼き霜
ほんの数分前まで生きていた鮮度感抜群!
タレで食すことが多い穴子。生に近い状態でいただくと、本来はこんなに甘みがあったんだぁ。
通常は数年かけて育てあげるところ、栄養状態が良く育ちが早く一年でも十分な大きさに成長するという坂越産かきは殻焼きで。
〆には数種類の海鮮といくらに濃厚な玉子がのったいくらと海鮮のこだわり玉子かけ
スタッフが混ぜ、取り分けてくださり。
見事な黄金色の米粒に、いくらと海鮮がキラキラ輝きます。
これらウマイ魚にはウマイ酒
常時20種以上そろう地酒やレアな焼酎といっしょに頂きたいですね。
魚介類のほか、丁寧に仕込まれる肉や野菜の数々を、カジュアルな雰囲気で肩肘張らず、リーズナブルに楽しめます。
これからますます注目を浴びるであろう熟成魚。
未体験の方はぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか!