白く可愛いカフェのようなお洒落うどん店。清涼感溢れる白を基調とした店内には木製のカウンターに木製の椅子が並び、奥には実動するプジョーのモペットが飾られる。太陽の光がふりそそぐ大きな窓から、県道を走る車を眺め、ゆったりとうどんいただける不思議空間。このうどんが美味しいとくれば食べに行かない手はないのである。
今回はこのお洒落うどん店を紹介したいと思います。場所は、鈴鹿市役所前の県道を北へ少し。近鉄鈴鹿線の踏切を渡った直ぐ左手。近鉄鈴鹿線鈴鹿市駅から徒歩4分程。車の駐車場もお店の裏側にあり、アクセスには事欠かない好環境。デートにも使えるお洒落なお店で美味しいうどんを堪能ください。
メニューには無いが、イチオシメニューはおじやうどん?なのだ。
こちらのお店の看板メニュー!とは言っても実はメニューにはない裏メニュー的存在なのです。が、「鍋焼きうどん」と「小ごはん」をチョイスして「おじやで!」とお願いすれば、コイツが出てくるという作戦である。実は、以前の看板メニューだったモノで、メニューカードに無かったので確認したのなら、上記にようにオーダーすれば「出来ますよ」との事なのだ。
極太で剛性の強い弾力のうどんを極私的に「ゴーゴー麺」と呼んでいるのですが、こちらのお店のうどんは正にソレ。鍋でグツグツ煮込まれてもそのパワーは揺らぐことなく、ムッチリモッチリ。鰹節系の芳醇な出汁を纏って弩美味いのである。長葱、白菜、かしわ肉、お揚げ、玉子と具材も十分で、煮込まれたご飯をとんすいに盛り付けガブガブっとやれば、ニッコリと笑うしかないのである。
涼感溢れる一杯。梅と大根おろしの冷たいおうどん
最初に紹介した「なべ焼きうどん」の他に肉系のうどんと玉子とじうどん以外は、「温かい」うどんと「冷たい」うどんが選べるのがこちらのお店の特徴だ。これからの季節は「冷たい」うどんも勝負していきたいところなので「梅おろしうどん冷」を紹介したい。
うどんは先に紹介したゴーゴー麺の冷たいバージョン。当然の事ながら冷たくシメテあるので、その弾力は更にゴンッと力強く、うっかり箸からテーブルに落としたとしたのなら、元の位置まで戻って来るのではないか?という高弾力だ(モリスギ(^^;;!)
さて、本品であります。木蓮華の上に梅干しを乗っけて箸でツンツン崩してから、大根おろしと共に満遍なく全体にいき渡らせるのが私流。甘酸っぱい梅の果肉が、冷たいうどんに酸味を与えてお出汁と見事にマッチする涼感溢れる一杯なのだ。
頬を押さえたくなる至福の瞬間。親子丼こそ正義なのだ。
このあたりでごはんモノも紹介しておきたい。うどん屋の出汁を使ったドンブリモノ程、人生を左右させる力を持っているものは無いのではないか。と言うのが半世紀程を生きてきた私の持論だ。そして数あるラインナップの中でも『親子丼』ほど、老若男女に受け入れられ愛されてきたモノもないのではないか。
手鍋で鶏肉と長葱をうどん屋の極上出汁で加熱し、極上の玉子でとじる。こいつを熱々のご飯に盛り付けた後、刻み海苔を添えるというワザモノだ。
鰹節風味に海苔の香りが付加されたソレを、ホフリと口へ運べば、熱いながらも甘味ある旨味が広がり、両の掌で頬を押さえたくなる衝動に駆られること間違いなしだ。こちらのお店ではミニサイズの『親子丼』があるので、うどんと合わせていただいて欲しい。
バリエーションは3通り。カレーとキムチを肉うどんで勝負してみた
最後に紹介するのは、みんな大好き「肉うどん」なのでありますが、ただそれだけの事で、私が鼻息荒くご託を並べる事は断じて無い(^^;;。こちらのお店のお汁は、「カレー」と「キムチ」に出汁変更が出来るというアラワザがあるのだから、その両者を紹介するのがワタシの宿命だと考える今日この頃(^^;;
まずは「カレー」である。それは驚きの名古屋でお馴染みのカナリアイエローである。白っぽい黄色であり、それだけでニヤリと心躍るのはワタシだけではないはずだ。サラリとしたタッチでゴーゴー麺に程よく絡む。この日のワタシは麺を冷たい仕様でお願いしたので、温度帯はヌルメの食べ易い状態だ。うどんの弾力は冷水にシメタソレなのでゴンッというハイテンション。辛さは優しめで、適度なカレーのスパイスを楽しめ、下支えしているお出汁の芳醇なパワーも加わりガブガブッと食わせる逸品である。
そして「キムチ」だ。当然ながらキムチのあの味で仕上げられているのだが、削り節からのお出汁の効いたお汁と絶妙なバランスに驚かされる。好みや気分に合わせて楽しんで頂きたい。辛さはそれ程でもないのだが、ジンジンと後半にかけて効いてくるので汗カキさんはタオルを用意すると安心だ。
申し遅れたが、「カレー」と「キムチ」の他に、出汁変更なしのデフォルトのお出汁でもアリなので付け加えておく。こちらのお店は削り節に拘られており、芳醇なる旨味のある出汁がウリなのは言うまでもない。この出汁にお肉と長葱が食べ手を喜ばせるエキスを放出し、『肉うどん』の趣深さを思い知ることができるのだ。
最後に
最後にメニューカードとお店の内装と夜景を紹介しておきます。
透明なプラスティックのメニューカードですが、おしぼりを裏にあてて見やすくしてみました(^^;;
白い内装に木製のカウンターと椅子。天井からぶら下がる裸電球。夜もまた不思議な落ち着く空間で、美味しいを楽しめる事でしょう。
紹介しているブログはこちら!
https://ameblo.jp/fmk3776/entry-12441667419.html
紹介しているお店はこちら!
店名:本格うどん 縁
住所:三重県鈴鹿市神戸9-9-23
営業時間:11:00~14:00 17:30~21:00
定休日:月曜(夜)、火曜(昼・夜)
公式ページ:http://www.udon-enishi.com/