オシャレ街の一つである、目黒。

恵比寿や代官山、銀座などにもアクセスがよく、それでいて緑があって落ち着いた雰囲気の街であるので、若い方だけでなく、ファミリー層にも人気のあるエリアです。

少し歩けば、目黒雅叙園や目黒川があったりと、散策にもぴったり。

その途中、手軽に食べられるものが欲しい、と思ったことありませんか？

今回はそんな時にピッタリな、近隣の方に愛されている、地域密着型の老舗パン屋さんをご紹介しましょう。

お店は目黒駅から恵比寿ガーデンプレイス方面に向かう、大通りに面したところにあります。

 

「ＨＯＢＳ」。

前身は島田屋パン店というお店で、創業は６０年以上と老舗です。流行のオシャレなブーランジェリー、というのではなく、街の素朴なパン屋さん、といった店構えで、親しみやすさが感じられます。

間口が狭く、小さなビルの一階にあるので、よく見ていないと通り過ぎてしまいます。その外観はパン屋さんというよりも、ケーキ屋さんみたいにも見えますが、全面ガラス張りで外から店内を覗くことができるので、そこがパン屋さんだという事が分かります。

そこから見えるだけでも、たくさんのパンが並んでいて、とっても美味しそう！悩むこと間違いなさそうです。

早速店内に入ってみると、スイーツ系はもちろんの事、ランチ時間に近かったので、お惣菜系のパンが豊富に揃っていました。しかも、お惣菜系のパンはカツサンドや海老カツなどかなりのガッツリ系。これは男性には嬉しいでしょう。

ラインナップはカレーパンや明太子フランス、あんぱん、メロンパンなどの定番商品はもちろんの事、一風変わったものもあって、なかなか面白いです。

お値段も１５０円から３００円ぐらいとリーズナブルで、コンビニとさほど変わりません。お腹が空いているときに入ってしまうと、爆買いしてしまいそうな危険度１００％です。

その中から、まずは最初に買ってみたのは、大好きなたまごとツナのサンドイッチ。お店で作られている食パンが使われているようです。

６枚切りぐらいのやや厚めの食パンに、程よい分量のタマゴサラダとツナサラダが挟まれていました。

タマゴサラダもツナサラダも、定番的なお味のものですが、コンビニのそれよりも、家庭的なぬくもりを感じるようなサンドイッチで美味しかったです。

こちらは数あるお惣菜パンの中でも一際出色を放っていた、まぐろバーグ。胡麻をまぶしたカイザーゼンメルのようなパンに、レタス、トマト、まぐろのカツを挟んで、味付けはタルタルソースとカレーソースのＷソースというもの。

少しだけ温めてみると、時間が経っていたのに、カツはサックリとした食感が残っていてびっくり！お肉ではなく、まぐろなので、しっかりとした噛み応えがあるにも関わらず、お腹にずっしりとこないので、女性や年配の方に喜ばれそうです。

タルタルのまろやかな味わいと、カレーのスパイシーな味わいがまぐろカツとよく合っていて、お勧めしたい一品でした。

そしてこれがビーフシチュー。フランスパンをくり抜いて、そこにビーフシチューを入れ、チーズをかけて焼き上げたものです。こちらもまたちょっと珍しいお惣菜パンで、人気のある商品だそうです。

クラストは柔らかめの食べやすいバゲットで、くり抜いたところにはお肉がゴロっと入ったビーフシチューがたっぷりと入っているので、見た目よりもボリュームがありました。

スープボールというのがありますが、それのフランスパンバージョンといった商品で、器ごと食べられるのが面倒でなくていいですね。この時期よりも、もっと寒い冬に食べたい商品でした。

入口にあるチルドの棚には、こんなにたくさんのサンドイッチが並べられていて、これまた悩ましい限り！近くにあったら、通い詰めてしまいそうです。

朝は１１時からとパン屋さんにしては遅い開店ですが、ランチを買いにいく時間に行くと、次々と焼き立てが運ばれて来るので、その時間を狙っていくのがオススメです。

ひっきりなしに近隣のＯＬさんや近所のお母さんたちがパンを買いにやって来ていて、地元に愛されているのがとてもよくわかります。イートインスペースはないですが、近くに公園がありますので、そこで食べるかたもいらっしゃるそうですよ♪

梅雨晴れの日には焼き立てのパンをお供に、お外ランチをしてみてはいかがでしょうか？