IIの字カウンターに並ぶもつ焼き肴にホッピーを「カミヤ」

一軒目は人形町に本店を構えるカミヤの暖簾分け店。都内で10数軒のカミヤの名がつくもつ焼き店がありますがここもそのひとつ。各店は独立した店舗となっていますが、各店共通として串の本数縛りがあったり、ホッピーをメインのドリンクとして取り扱っているなどの特長があります。

昔ながらの一枚板のカウンターで、一人5本縛りももつ焼きを食べるのがここのルール。串の本数は多めですが小ぶりでぺろりと食べられる量。値段も控えめで普通に飲むならば二千円でお釣りが来ます。

人気店でコアタイムには満席になることがほとんどですが、だからこその食材の開店の良さがあり、いつも新鮮な豚もつが楽しめます。

 

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浅草ホッピー通りの人気店が新橋に登場、下町ドリンクが楽しめる「浅草弥太郎」

浅草にもつ焼きとホッピーをメインにした屋台風の酒場が並ぶ通称「ホッピー通り」という路地がありまして、そこで人気の一軒が新橋に開いたお店。一本100円とリーズナブルな串をつまみに、ぜひ飲んでいただきたいのが下町焼酎ハイボールなどの個性的なドリンク。

飲兵衛の間で人気のキンミヤ焼酎をベースにした焼酎ハイボールや梅割りは新橋では珍しい。アブラやハツが特にオススメで、これをおつまみにしてぐいぐいと下町の味を楽しみましょう。

 

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大衆酒場なのにゆとりのある空間、初心者も入りやすい「青樹」

コテコテの大衆酒場はどうしても隣のお客さんとの距離が近いです。だからこそお隣さんと仲良くなったりすることもあり、それこそ酒場の魅力のひとつとも言えるのですが、やはり酒場初心者と飲みに行くのは気が引けます。そんなときにオススメしたいのがここ「青樹」。

もちろん新橋のコテコテな焼鳥屋のひとつなので、決しておしゃれ系バルほどのゆとりやすわり心地などは期待してはいけないのですが、1本100円のもつ焼きで300円前後でドリンクを飲めるお店としては十分すぎるほどのゆとり。隣の席とも距離があるので、ちょっとした焼鳥デートや女子会でも利用できそうです。

オススメのおつまみは、タレ味のカシラ。照り焼き風に仕上がった香ばしさが食欲をそそるカシラは噛むと肉汁がじゅっと口に広がります。

 

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元よしもと芸人がはじめたもつ焼き店、修行熱心な大将の料理は確かなもの「タッチノウミー」

今回ご紹介するお店の中では一番新しいお店で大将の年齢も最年少。だからといって肴の質は決して低くはありません。元よしもと芸人で、芸人時代から恵比寿の人気もつ焼き店で焼き台を任されてきた経歴を持つ大将で、その腕は確かなもの。流石芸人だけあってトークが絶妙で、そんな大将との会話を楽しみにやってくる常連さんも最近増えています。先輩芸人が飲みに来ていることもあり、笑いの多いお店です。きっとお客さん同士の会話にもすぐ馴染めると思います。

料理は開店初日から「これはイイ！」と私がイチオシしている煮込み。アク取り、表面の油膜を丁寧に取り除いたお澄ましのような塩のすじ煮込みはなかなかのものです。こちらも焼酎はキンミヤですので酎ハイ系をぜひ。博水社のハイサワーハイッピーも置いています。

 

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店名：タッチ ノウ ミー （Touch know me）
住所：東京都港区新橋4-18-4
営業時間：17:00～24:00（日定休）

 

元トラックドライバーが長年研究を続けたもつ煮込みが大評判！「美味え津゛」

新橋に最近美味しい煮込みを出すお店ができた。そんな情報を聞いて飲みに行ったのが2013年。店名は美味え津゛という不思議な字で、「うめづ」と読むらしい。最後に濁点をつけるのは、立石の人気もつ焼き店のインスピレーションか。などと考えながら飲みに行ったら、そこの赤味噌ベースの煮込みの美味しさに大いに驚かされ、それからすっかり美味え津゛の虜になりました。

もともとトラックドライバーだったご主人は煮込みとホッピーが大好きで、長年自分の目指す最高の煮込みを求めて研究を続けてきていたそうです。そんなときにお店を出すキッカケが訪れたそうで、それでスタートして今が3年目。ご夫婦で切り盛りするお店で、とてもアットホームな雰囲気が感じられて飲んでいて癒やされるお店です。

芝浦のお肉屋さんから仕入れる質の良いモツを使って毎日継ぎ足し継ぎ足しつくる煮込みはご夫婦で守る宝物。串焼きやその他の肉料理もすべて美味しく、モツ好きな方ならぜひ足を運んで欲しいお店です。

 

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新橋を飲み歩く人たちを支え支えられ50年余り、出世柱の「王将」

紹介しようかどうか迷ったのですが、新橋で飲み歩く人にとってここはいつもの光景だから、やはり書いておかないと。許可もいただけたことですし。

烏森神社の参道の入り口にある小さな屋台のもつ焼き店。店には巨大な将棋の王将駒があり、店名も王将です。まだまだ元気で頑張るよと語る大将のヒデさんは昭和13年の生まれ。創業当初はまだこの界隈は闇市の名残があり、こちらのお店もそのひとつとのこと。

店内には電気冷蔵庫はなく、今ではめったに見ない氷冷式の冷蔵庫が現役です。そこで冷やされるサッポロ黒ラベルが美味しいのなんのって。もつ焼きは5種類で、毎日ヒデさんが市場に仕入れに行き串打ちしています。注文は飲み物程度でOKです。日本酒かビールか決めたら、あとは串は適当にひと通り焼いてくれますので、それをさくっと食べてハシゴするもヨシ、もう少し飲むもヨシという楽しみ方。

店の角に立つ柱は、その柱を触った人はみんな出世したことから出世柱と呼ばれています。触っておくとご利益ありそう！

 

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店名：王将
住所：東京都港区新橋2-15
営業時間：17:00～22:00（土日祝定休・長期間不定休あり）