今里の酒どころお食事どころ「なんどき屋」
居酒屋というよりは、街中の食堂な雰囲気を醸し出す、昭和ムードたっぷりな店構え。
生野区は今里にある「なんどき屋」。
10名ちょっとのL字カウンターと、4名ほどが座れるテーブル席が1つ。
ここのシステムは予約が必要で、客入れが19時~、21時30分~の2部制になっている。出てくる料理もおまかせで決まっていて、頃合を見て順番に出してくれる。
まずは、お造り盛り合わせ。この日は、きずし、イカなどをちょこっとずつの5種盛り。
そして、冒頭の写真もそうなんだけど・・・
今回は4名で予約したんだけど、そうすると、まぐろのカマ塩焼きがどかーんと出てきた。
すんごいインパクト・・・
店のおとうさんが、酒を飲まない1人に何やら怪しい瓶を見せて、「これ美味いで。これ割ろうか」。どうやら・・・はちみつのようだ。ソフトドリンクとして出てきたんだけど、残りの3人は、これを焼酎で割ってもらうことにした。
おいおい、これ・・・激ウマやな。甘さだけでなく、うまく表現できないけど、独特の香りと味の濃さがクセになる。
この後、4人がガンガンにお代わりした為、満タンに入っていた瓶を空にしてしまった・・・
お次は、茶碗蒸し。
超激アツの茶碗蒸し。熱すぎて素手では全く持てない。ちょっと動かすのも至難の業だ。
でも、おダシがきいてウマウマ。
かぼちゃ、いか、キャベツの炒め物。
B級感満載でたまらん・・・塩胡椒加減がえーわー。いかも柔らかいこと。酒が進むアイテムだな。
ん?これは何だろう・・・鶏の唐揚げ?
お、餃子か。天ぷら餃子なのか。中の餡はまさに餃子な感じなんだけど、それを包む皮の部分が、もはや餅の如く。なんだ、このモチモチ感は。餃子を食べているようで、おやつを食べているようで・・・いやあ面白い。
スルーしそうになったけど、隣にあるキャベツの千切り、魚肉ソーセージときゅうり、ちくわの取り合わせが超庶民的で泣ける。ここには、中華なピリカラドレッシングがかかっている。この皿に脇役なんてないぜ。
わーわー言いながら飲み食いしていると、かま塩焼きのボリュームもあってか、このあたりでお腹は結構落ち着いてくる。
そんなところを見計らってか、おとうさんが「この後、鍋用意してますから」ときた。鍋あるんかい~また、この鍋が、鯛とハモだっせ。
あと、つくねもあるんだけど、これはイワシ&鶏の合わせ技。
鍋は自家製ポン酢でいただくんだけど、このポン酢がまた美味い!
フグやクエを食べる時のあの酸味の強いタイプとは違い、どちらかというと、エスニック料理にでも出てきそうな甘さと、柑橘の酸味・風味が絶妙。
ここでおとうさんが衝撃的なコメントを・・・
「魚足りんかったら言うて下さい。足しますんで。」いやいや、鯛もハモも安くはないし、食べ放題じゃないんだから~
ま、おかわりするまでに、すでにお腹はパンパンなんだけどね。
お腹が・・・って言ってるのに、「締めはカレーになります」。
おいおい、量も大中小選べるのか・・・じゃあ、大で!
く~懐かしいカレーだ。この器もどうよ、完璧やな。家庭的な味わいで、スパイスもよくきいて味に深みがある。生卵の演出も憎いね~
あー食べた食べた。
さて、これだけの料理と飲み放題全部ブッコミで2500円という驚異の料金。
気になる人は是非!