暑さが本格的になってまいりましたね。
ちょっと外に出ただけで、汗がじわっと滲み出るように。
そんな季節にこそ、なぜか食べたくなってしまう、辛いもの！
ふと無性に食べたくなり思い出してはやって来る、汗吹く深紅のホルモン麺を紹介いたします！

まるで灼熱の太陽のような眺め！
新宿『天府舫（テンフファン）』の「天府ホルモン麺」です。
唐辛子と花椒がたっぷりなスープ。
まずその鮮やかな赤みに目が覚めます！
お店自慢の食材のひとつでもある花椒は、四川省西北部の名産地のものを取り寄せています。爽やかな香りが漂います。

さてまずはスープからゴクリ 。
…とは簡単にいきませんよ！
レンゲでひと掬いすれば、この唐辛子と花椒ですから！
ならば、麺をスルリ。
…とも簡単にいきません！
ガツンときいた辛味をしっかり纏った麺。思いっきりズズズッと啜ったら大変、むせます（笑）
勢いは控えめに、慌てず口へ運びましょう！

ひーっ！かっらーーっ！

なのですが、ただただ痛むような辛味でなく、食べだすと箸が止まらなくなる、やみつきの旨辛味です！

そして、ホルモンをはじめ、木耳・袋茸・マッシュルーム・ベビーコーンがゴロゴロたっぷり具沢山！ホルモンやコーンの甘みが癒し。心地よく辛味と痺れを楽しめます！

四川料理店で麺料理、というとやはり思い浮かぶのは、担担麺でしょうか。『天府舫（テンフファン）』でも、汁なし担担麺は名物メニュー。「天府ホルモン麺」はメニューの中にひっそり載った影なる存在感ですが、ぜひ多くの皆さんに召し上がってみていただきたい一杯です！

『天府舫（テンフファン）』では、「天府ホルモン麺」だけでなく、深い赤みをたたえた旨辛四川料理がズラリと揃います！

こちらは「天府棒棒鶏」。
熱々一品料理は口から火吹きそうなホット感が想像しやすいのではと思いますが、冷菜から猛烈な辛味の洗礼を！
鶏肉一片箸に取ったら、底の赤いタレを表裏全体にしっかり絡めていただきましょう。
フォーーーッ！
ドリンクがついゴクゴク進んでしまうことでしょう（笑）

鶏肉をペロンとめくると、底に胡瓜と長葱の細切りが隠れていました。
ということで、鶏肉でクルリと巻いてみると、これまた旨い！

サッパリ野菜で辛味が中和され…ません！
そのくらいであっさり減退しない容赦なき辛味。
この味わいは、李岷峰店長と何伯超シェフの熱き想いの表れ。

〜故郷四川の味を「風」でも「本格的」でもない「本物」の味を届けたい〜

初めから終わりまで、全身でその辛味と心意気を受けながら、この夏、いい汗をかきに出かけてみてください！