平成30年に創業52年を迎える浅草の老舗海鮮料理店『浅草 魚料理 遠州屋』。河岸とのつながりが深い目利きの主人が市場まで赴いて仕入れる新鮮な海鮮を、総理大臣賞受賞の料理長が捌く、本格的な日本料理を堪能できる名店です。

『魚料理　遠州屋』が支持され続ける理由は、天然の活き伊勢海老や天然本くえ、ふぐといった高級食材をリーズナブルな価格でいただける恐るべきコストパフォーマンスの高さ。今回は、数あるコースのなかでも、お得すぎると人気の「国内産天然活き伊勢海老＆桜鯛のしゃぶしゃぶと旬のお刺身・天ぷらの酒宴コース」をピックアップします。

季節を感じられる旬の食材がずらり！見た目にも美しいコースで春を味わい尽くそう

今回紹介するのは「国内産天然活き伊勢海老＆桜鯛のしゃぶしゃぶと旬のお刺身・天ぷらの酒宴コース」5,500円（税込）。活き伊勢海老のお造りやお椀、桜鯛のしゃぶしゃぶなど贅沢食材を含んでいるにもかかわらず、ちょっと贅沢したい日の飲み会などに“手が届く”うれしい価格設定です。

コースのはじめに登場した先付は「スティックブロッコリーと筍」「ニシンの梅煮と梅大根」「石垣卵」の3種（写真手前）。料理の一つひとつからていねいな“仕事”を感じる本格的な味わいに、次の料理への期待が膨らみます…！

さらに「茶碗蒸し」「さわらの西京焼き」と続き、旬の天ぷらは「稚鮎と山菜（ふき、たらの芽）」。春先から初夏にかけて旬を迎える稚鮎。鮎らしいほろ苦さと、骨まで味わいつくせる柔らかさに少し早い春を感じる一品です。
※コースの内容は季節や仕入れの状況によって異なります

その迫力に、思わず息をのむ。贅沢すぎる刺身盛り合わせは圧巻の美しさ

本日のメイン料理のひとつである「天然伊勢海老＆旬の魚介類のお刺身盛り合わせ」。登場するやいなや「厚みがすごい！」と思わず歓声をあげてしまうほど迫力ある一品です。

当日は伊勢海老のほか、まぐろや鯛、かんぱちなど計7種が盛り合わせに。

主役の伊勢海老もこの存在感。プリッとした張りのある食感と、なめらかな舌触り、そして上品な甘みが感じられます。単に伊勢海老であればいいというわけではなく、冷凍ものを使わず、天然もののみを使用するという、主人のこだわりが光る一品です。

脂がのった旬の桜鯛。出汁まで二度おいしいしゃぶしゃぶでいただこう

まるで桜の花びらのような美しい色をした桜鯛は、春先から初夏にかけて訪れる産卵期に獲れる真鯛のこと。淡泊な印象を抱かれがちな真鯛ですが、この時期の真鯛は脂ののりがよく、しゃぶしゃぶでいただくのがぴったりの美味しさです。

ほんのり柚子が香る昆布だしに桜鯛をさっとくぐらせていただくと、ほろりと崩れるようなやさしい食感と繊細な味わいに、思わず顔がほころびます。さらに桜鯛で白髪ねぎをくるりと巻いてから出汁にくぐらせ、自家製のポン酢しょうゆにつけていただけば、よりさっぱりと味わうことができます。

〆はもちろん雑炊で。出汁にいきわたった鯛のうまみも、思う存分味わえます。

コースはそのほか、「伊勢海老のお椀」にデザートの「りんごのコンポート」などが登場。おいしい余韻がいつまでも続く満足度の高さに、コストパフォーマンスの高さを感じました。

旨味がぎっしり。絶品すぎる「うちわ海老のしゃぶしゃぶ」で至福の一口を

コースではなくアラカルトで『魚料理　遠州屋』を訪れたら、ぜひ食べておきたいのが「うちわ海老のしゃぶしゃぶ（一人前2,500円）」。
※写真は二人前です。

平たく、あまりなじみのない見た目をしているうちわ海老ですが、その味わいは伊勢海老をもしのぐともいわれているほど。平たい見た目とは裏腹にぎっしりと詰まった肉厚の身に、思わず期待が高まります…！

肉厚の身を贅沢にしゃぶしゃぶで。出汁にさっとくぐらせて頬張れば、海老の濃厚なうまみが口いっぱいに広がります。一度食べれば忘れられない余韻の長い味わいに、リピーターが多いのも頷けます。

創業52年の趣ある店内は地下1階から3階まで全170席。とはいえ、週末は埋まってしまうことが少なくないため、来店する際は事前予約がおすすめです。

浅草エリアで少し贅沢をしたい日や、ハズしたくないおもてなしの日に。しみじみとおいしい魚料理に出会える、ぜひ覚えておきたい名店です。

・紹介したコースはこちら
国内産天然活き伊勢海老＆桜鯛のしゃぶしゃぶと旬のお刺身・天麩羅の酒宴コース！　5,500円！！（税込）
https://r.gnavi.co.jp/plan/enshuuya/plan-reserve/plan/plan_list/#wrapper