愛媛は旨いナポリピッツァが多い県です
2017年12月7日ナポリピッツァ職人の伝統技術がユネスコ世界無形文化遺産(世界遺産)に登録されましたので、これから益々ナポリピッツァの話題やお店がブームになりますよ♪。
さて、2017年10月22日、松山市の市街地から車で15分ほど離れた住宅地「久米駅」からすぐの場所に、新しいピッツェリア「dodo(ドド)」がオープンしました!!
まだまだ認知度は低いようですが、全国レベルで見てもなかなかの実力店です。愛媛県には真のナポリピッツァ協会認定店の「エイゴロ伊予三島」と「ピッツェリア39」があり、そのどれもがレベルが高いので今回の店も初訪問が楽しみでした。
この店に入っている窯も本場ナポリのステファノフェッラーラ社の薪窯が入っているし、本場ナポリのカプート社の小麦粉をベースに生地を作っているそうです。
店内はお一人様からカジュアルに楽しめます
かなりカジュアルな店内で、カウンター席もあるから1人でも、ピッツァを作る様子を眺めながら気軽に利用出来そうですね。
前菜も本格的で旨い!
僕は日本各地、特に東京やイタリアなど本場そのままの美味しいイタリアンは食べていますが、このお店で食べた前菜も驚きのクオリティでしたよ。
初めに前菜盛り合わせを出してくれました。地元の柿と生ハムを合わせてみたり、水牛のモッツァレラチーズを使ったカプレーゼ(モッツァレラチーズとトマトとバジルのサラダ)、アンジョレッティ(揚げたピザ生地で作るサラダ)、茄子のインボルティーニ(ロール状の茄子に詰め物をした料理)、また、カツに見えるけど、揚げずにオーブンで仕上げた青菜を巻き込んだ料理などが全部美味しかった。
野菜は全て地元、東温市の元気なお野菜だそうです。
ピッツァはナポリと日本の名店で修業!
オーナーシェフの安福(あぶく)さんは、ナポリのイスキア島にある名門「ダ・ガエターノ」と、広島「ポリポ」、岡山「アペティート」という、「真のナポリピッツァ協会」の認定看板を持つ名店で、しっかりと技術を身につけてきたピッツァ職人であり、料理人です。
僕は岡山のアペティートと広島のポリポで安福さんとお会いしていましたが、愛媛でオープンしていたのは知らなかったので驚きと同時に再会が嬉しかったです。
焼いてもらったピッツァは、トップのマリナーラの他に、オルトラーナと僕のムチャぶりで作ってもらったリピエノ(包み焼き)です。
オルトラーナをベースにしたオリジナルピッツァは、地元の鶏肉「媛どり(ひめどり)」のセセリと卵を使った実に美味しいピッツァでした。
また、リピエノに用意していたのは、ハムとほうれん草とレタス、モッツァレラチーズです。
形を整えてしっかりと生地の縁をグーで叩いて閉じたら窯に投入します。
ナポリの名門「ステファノフェッラーラ」の窯をしっかりと操りながら入口近くの比較的に温度が低い場所でしっかりと焼き上げました。
中はとても良い感じ蒸し焼きにされ、ほうれん草やレタスがしんなりとしていて大満足の美味しさでした。
メインディッシュにソーセージはイタリアっぽい!
セコンド(メインディッシュ)は、自家製のサルシッチャ2種盛りでしたが、こういうメインディッシュがイタリアっぽいんですよね。
1本はカラブリアの名物`Nduja(ンドゥイヤ)を練り込んだ辛口ソーセージで、もう1本はハーブを入れたサルシッチャです。
付け合わせとして添えられた、シチリアっぽい感じの「みかん」と「ピスタチオ」は、愛媛とイタリアのコラボですね。
デザートとエスプレッソまで楽しんで!
食後のお楽しみはドルチェ(デザート)とカッフェ(エスプレッソ)。
ジェラート2種盛りはシナモンとアップルのジェラートで、カンノーリやティラミス、プリンなども、全て自家製というこだわりが嬉しいですね。
食後のエスプレッソやアメリカーノは、地元の珈琲ロースターに頼んだ自家焙煎珈琲豆を使っているという華やかな味わいのエスプレッソでした。
四国の松山でお手軽に旨いナポリピッツァを楽しもう!
四国松山に出張や旅行で行く機会があれば、この店にはぜひ行って貰いたいですね。
もちろん、四国中央のエイゴロー伊予三島や砥部のピッツェリア39も外せないのですが、松山市内からだと遠征になるので、市内で手近に済ませるならドドはちょうど良い選択肢ですよ!!!
地元の食材を使って本場ナポリの伝統と技術を持つ職人が作るナポリピッツァは東京では味わえませんよ。