メシコレからのお知らせ
開く
カレーマニアのお墨付き!70年以上銀座を支える独特カレー「辛来飯」
カレーマニアのお墨付き!70年以上銀座を支える独特カレー「辛来飯」

カレーマニアのお墨付き!70年以上銀座を支える独特カレー「辛来飯」

最終更新日 : 2018/09/27

この記事で紹介するのは…東京でオススメの『ニューキャッスル(にゅーきゃっする)』(東京都中央区 銀座 2丁目11−1 B1F)について紹介している記事です。カレー事情に詳しいカレー細胞(H.Matsu)さんがおすすめのメニューなど詳細にレポートしてくれています。

この記事をシェアする

  • LINEで送る
カレー細胞(H.Matsu)
カレー細胞(H.Matsu)さんを
フォローして更新情報をチェック!

メシコレ アカウントをフォローして
メシコレの更新情報をチェック!

東京カレー食べ歩きの原点。

私がはじめて外食カレーに目覚めたのは、神戸・新長田にあった「印度屋本店」というお店でした。

ところが1995年の阪神・淡路大震災でこの新長田界隈は火の海に。
「印度屋本店」も消滅してしまったのです・・・

一方、私が上京し、最初に通うようになったお店は銀座「ニューキャッスル」

昭和21年創業の超老舗です。
戦後焼け野原の銀座でコーヒーを提供、開店から数年後に登場した「辛来飯(カライライス)」という肉を使わない独特のカレーで銀座の食を支えてきた名物店。

カレーマニアのお墨付き!70年以上銀座を支える独特カレー「辛来飯」

(写真は2009年頃の「ニューキャッスル」)

武芸の達人でもあった初代、その後を継いだ二代目。
戦後の空気を今に残す建物でいただく「辛来飯」、そして食後のコーヒーの美味さよ!

「世界一美味しい珈琲は、カレーの後の珈琲である。」

それを教えてくれたのは、かつての「印度屋本店」とこの「ニューキャッスル」でした。

ところが、天災はまたやってきます。

2011年、東日本大震災。

築65年の小さな「ニューキャッスル」は壊れこそしなかったものの、地盤が沈下。
2012年7月31日、66年の歴史に幕を閉じたのです。

戦後銀座を支えた「ニューキャッスル」は、このまま歴史にのみ残っていくのかと思われたのですが・・・

なんと「ニューキャッスル」の独特の味に魅せられた若者が先代よりレシピを引き継ぎ、三代目として「ニューキャッスル」を復活させる運びとなったのです。

 

カレーマニアのお墨付き!70年以上銀座を支える独特カレー「辛来飯」

新生「ニューキャッスル」、2013年6月オープン。

ビルの地下にある店内には、先代の姿も。
まさに完全復活をはたしたのです。

京浜東北線の駅名をつけたメニューも以前のまま。

カレーマニアのお墨付き!70年以上銀座を支える独特カレー「辛来飯」

一つ変わったところといえば、「蒲田」の上にさらに大盛りの「川崎」があるということ。
今までは「蒲田」の先は常連さんだけの世界だったんです(笑)

・・・ちょっと、前のお店で注文していた頼み方、やってみましょう。

「つん蒲ダブ玉」

「はい!つん蒲ダブ玉!」

お、通った!!

カレーマニアのお墨付き!70年以上銀座を支える独特カレー「辛来飯」

★辛来飯 つん蒲ダブ玉

裏オーダーの「つん蒲」は「蒲田の先につんのめる」という意味の特盛仕様。
新しくメニューに登場した超特盛の「川崎」と「蒲田」のちょうど間くらいの量になります。

そして肝心の味ですが・・・
これがまさに完全再現と言ってよい味。

復活から日が経つにつれ、初代の味に近づいている気がします。

そして食後の珈琲も健在。
「辛来飯」の残り香と、珈琲の合わせ技を是非愉しんでみてください。

さらに驚くことには、2017年3月神田店もオープン。
カレーは銀座で仕込んでいるので基本的には同じ味。

創業70年を越え、ますます活躍中の名店なのです。

紹介しているお店はこちら!

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

※本記事は、2017/07/03に公開されています。メシコレで配信している記事は、グルメブロガーの実体験に基づいたコンテンツです。尚、記事の内容は情報の正確性を保証するものではございませんので、最新の情報は直接店舗にご確認ください。

最近見た記事

    都道府県

    メシコレの最新記事を逃さずチェック!

    メシコレのアカウントをフォロー

    この記事もオススメ閉じる